岡田卓也の名言 一覧

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岡田卓也のプロフィール

岡田卓也、おかだ・たくや。ジャスコ社長・会長。三重県の老舗呉服商岡田屋呉服店7代目。早稲田大学卒業後、家業の岡田屋呉服店に入社。多くの小売店を吸収合併しジャスコを創立。イオングループの基礎を固めた経営者。

知恵を絞って困難な局面を乗り越える。これは環境対策だけではなく、いまの日本全体に必要なのではないかと感じています。


第一次石油ショックでの品不足を受け、当時の通商産業省の担当課長は面白い対策を打ち出しました。ある日、店舗が閉まったあとで我々のジャスコや、ダイエー、ニチイ、イズミヤなどの拠点店舗に集中的にトイレットペーパーを集めさせたのです。工場から直接運んだり、各社の別の店から集めたりして、一晩で天井までトイレットペーパーを積み上げました。当然、翌日に店を訪れたお客様は驚きます。口コミでトイレットペーパーが豊富にあることが広がると、買占めは収束しました。


いくら経営者が変革を訴えても、社員が「変わらなければ生き残れない」という強い危機感をなかなか持てないからです。社員の意識を変えるには、経営者は思い切って過去を捨てる勇気を持つ必要がある。私自身いろいろな過去を捨ててきました。


お客様に来ていただける魅力がなければ始まりません。手を尽くして改装しても、お客様に来ていただけないようであれば、思い切って店舗を閉鎖する。15年間のジャスコ社長時代、実に約180店舗を閉鎖しました。


全国チェーンに生まれ変わるために、200年続いた岡田屋の名前を捨てる決断をしました。200年の歴史と決別したのは、ゼロから出発してまったく新しい会社になるという強い決意を社員一人ひとりに持ってもらう狙いがあったのです。


「上げに儲けるな、下げに儲けよ」という岡田屋の家訓があったおかげで、大きな負債を抱えずに済みました。流通の本分は、お客様が求める商品やサービスを提供することです。それを忘れたら大変なことになるのです。


過去にとらわれず変わっていくには、お客様が求めるものを提供できるように、常に鋭いアンテナを張り巡らす必要があります。逆にお客様が求めるもの以外はやってはいけないのです。


(岡田屋をジャスコに改名したとき)岡田屋の良き伝統は残しました。「大黒柱に車をつけろ(いつでも変化できるように予め準備しろという意味)」という家訓はその一つであり、まさに世の中の変化に対応するためには自らが変わらなければならないことを明確にしています。


日本企業は終戦直後に匹敵するような、とても大きな転換期を迎えています。本格的なグローバル化と情報化の到来で世の中がガラリと変わるときは、それに合わせて企業も大きく変わらなければ、飛躍するどころか、逆に退場を余儀なくされてしまう。


成功体験を捨てろというのはたやすいが、実行は難しい。「新しく創る」ことよりも、大事なことは「捨てる」ことだ。【覚書き|自身の企業二十年周期説を説きながらの発言】


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