岡崎嘉平太の名言 一覧

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岡崎嘉平太のプロフィール

岡崎嘉平太、おかざき・かへいた。日本の経営者。第二代全日空社長。岡山出身。東京帝国大学法学部政治学科卒業後、日本銀行に入行。小樽支店、本店文書局、営業局、ベルリン駐在、外国為替管理などを経験したのち退行。上海華興商業銀行理事、大東亜省参事官、上海大使館参事官などを経て終戦。太平洋戦争後は、池貝鉄工社長として同社の再建にあたったり、丸善石油社長などを務めたのち、全日空の前身である日本ヘリコプター設立に関わり、取締役、副社長などを経て、全日空になったのち社長に就任。そのほか、貯蓄増強中央委員会会長、日本青年団監事、放電加工研究所会長などを務めた経営者。

経営者は後継者を養成することを、常に念頭に置かなければならない。事業を継続し発展させるためには、立派な後継者が必要であるし、また、自分より優れた者を養成することほど、やりがいのある仕事はない。


言葉で覚えていないが、あるいは言葉にはならなかったけれども、その人の行動そのものによって教えられたこともずいぶんたくさんあります。


自分がマネジメント(経営層)に入ったら、なんとしてでも人事の風通しを良くするようにせねばならない。人事の風通しがよくないと、すぐには表に現れないが、不満が底流となって思わぬところに出てくる。


私たち一緒に仕事をしていた若い人26人で本を読むことにしました。26人全部が1年頑張れば、26年間勉強したのに匹敵する。そうすれば深井さん(深井英五 日銀総裁、世界金融の専門家)に追いつくこともできる。こういうことで共同で一生懸命頑張りました。
【覚書き|日銀で外国為替管理の部署にいた当時を振り返っての発言】


結構です。二合とは言わずに一升にしたらどうですか。さらに酒をたくさん買って川に捨てると日本は一層繁栄するのではないですか?
【覚書き|岡崎氏が貯蓄増強中央委員会会長時代、ある人に「貯蓄より消費の方が経済が発展するのではないでしょうか。私はいままで一合だった晩酌をこれから二合にします。そうすれば日本が繁栄するでしょう」と皮肉を言われたときに皮肉で返した言葉】


私のとくに気になっているのは、現在わが国の主要企業の資本構成は極めて悪く、借入金など他人資本が8割近くを占めていることです。このように自己資本が少なくて果たして自主独立、果敢な企業経営が可能であろうか疑わざるを得ません。自己資本の充実を第一義とすべきなのに、実際は企業の経費という名のもとにいろいろ無駄な出費が行われている。個人の力では考えられない贅沢が行われています。


貯蓄するという行為は人間の本性に基づいているから、それを実行することによって、なんとはなしに家が明るくなり、周囲との人間関係がよくなり、子供もよくなっていくのだと信じています。だから貯蓄運動を進めるというのは、とりもなおさず人づくり、村づくり、国づくりを行っていることになるのです。これはもう理屈ではなく、私のこれまでの経験から生まれた確信であり、それを支えているのは苦しい環境にめげず工夫を凝らし勇気をもって根気強く貯蓄を続けている方々とそのリーダーの方々の言葉です。


現在使われている日本語の貯蓄という文字は「貯」が囲に入れてしまっておく、「畜」が覆いをして貯めておくということで、単に貯めるとか蓄えとかを意味するだけです。英語ではsavingsが貯金ですが、これはラテン語のsalveから出て「救う・倹約・省く」ことを意味します。ギリシャ語、ラテン語では「家庭を司る、家計を切り盛りする」すなわち家政という意味のオイコノミア、エコノミアという言葉が一番貯蓄に近い言葉です。救う、助ける、無駄を省くという意味を持つ行為なら堂々と実行できるはずです。日本の貯蓄の意味は甚だ単純で、語感もずいぶん違っています。外国語のような幅広い意味内容を持たないため、日本人がとかく貯蓄を軽んじたり、嫌がったりするのではないだろうかと思います。


人間を動物から引き離した大きな要因のひとつは計画的に貯蓄し、計画的に消費する智恵を人間が持ったことで、貯蓄という今年得たものの一部を今年のうちに消費してしまわないで翌年のために蓄える知恵が生まれたからこそ、あるときには凶年にも自分の生命を保ち得たし、あるときには食うために働かないで、新しい知恵を生み出す暇を持つことができたのです。貯蓄するという行為を長年にわたって積み重ねた結果、今日の人類の文明と富がつくりあげられたのです。


貯蓄をすることは単にお金を貯めるだけにとどまらない。貯蓄の実践から生まれた感動的な話を数多く聞きましたが、それらに共通しているのは、「貯金の額の大きさ」よりも、「家庭のなごやかさ、地域社会の融和と協力が貯蓄という行為を通じてもたらされたこと」の方を心底から喜んでいるという点です。


これからの外交は昔のマキャベリズムのように相手国の弱点を探し出してその弱みを攻撃するというよりも、相手の長所を見出してその点で交わっていくというふうにならなければならぬものと私は思っているのです。


現在でも中国に対して、共産主義だから嫌だ、見るのも聞くのも嫌だという人がいますが、私はその考え方、行き方に同意できない。共産主義の国が悪いと思うならば、それだけにかえってますます研究して相手の状況を十分に知ることが大切だと思うのです。お互いに両立できるところを探し出して両立するように、両立できないところはお互いが適当に避けるように工夫していくべきでしょう。嫌がってばかりいたのでは仕方がない。


何事でも一所懸命勉強しておれば、外国の内情でもある程度のことは必ずわかるものです。


私の郷里の先輩に畠山蔵六さんという方がいます。若いころに聞いていまでも覚えていることのひとつは「人から手紙なり葉書なりを受け取ったら、必ず返事を書け」という教えです。向こうの人はこちらから何か言ってくるのを待っている。待たせるというのは相手に対し失礼だし、うっかりしてこちらが忘れてしまうと、相手の人は感じを悪くしてこちらを信用しなくなる。立派に書こうとか、丁寧に書こうとか思って長く置くと、つい忘れてしまう。だから葉書でもいいからあまり時間をおかないで返事を出しなさいと言われました。今日でも私は実行しております。


深井さん(深井英五 日銀総裁、世界金融の専門家)が偉かったので、深井さんに追いつこう、深井さんに負けまいと思ったので、本当に勉強ができました。
【覚書き|日銀で外国為替管理の部署にいた当時を振り返っての発言】


間違ったことをした人間に勇気を与え、より向上させてやろうというやり方は、言葉で聞いただけではどうもわからないようです。私は自分で大きな体験をしたものですから、会社の若い人が失敗したようなときには、その体験をもとに叱れるわけです。また過去の失敗の体験が、今日まで大きな失敗なしに過ごせ、多少でもお役にたつ仕事をさせてもらえるひとつの力になっていると思います。


どんなことでも文字通りの伝達機関になっては駄目だ、自分自身で理解しなければどんな問題でも取り次いではいけない。取り次ぐ以上は賛否はともかく、内容は理解しておかなければいけない。


私が課長とか重役とかになってから、人が案を持って来たら、「君はこの案についてどう考えているのか」と聞くようになりました。その場合に、「私はこの案について別にどういう意見はありません」と答えられると、「それでは駄目だ」と言うのです。君はどう考えるかと聞いたときには、やはりその人から自分の意見を言ってもらいたいと思うことがたびたびあります。


私はどちらかといえば生一本で怒りっぽく、子供のときはケンカ太郎でした。それを母は心配して「自分が譲ればことが丸く収まるときには、譲るものだよ」と口癖のように言って、私を戒めていました。それで、その言葉がいつの間にか頭に刻みつけられ、大きな争いになろうとするときにはふと出てきて譲る、という癖がつきました。


私は一生の間に人が自分というものをつくっていくうえで一番大きな影響を与えるのは「生まれつき」だろうと思っています。しかし、自分の育った環境や、人に接してその人から受ける教訓もまた大きな力を持っています。向こうは教えるつもりはなくても、こちらが何かを感ずる場合がかなりあります。教えを受けた方々をことあるごとに思い出して非常に感謝しています。


私が課長とか重役とかになってからも、人が案を持ってきたら「君はこの案についてどう考えているのか」と聞くようになりました。その場合に、「私はこの案について別にどうという意見はありません」と答えらえると「それは駄目だ」と言うのです。君はどう考えるかと聞いた時には、やはりその人から自分の意見を言ってもらいたいと思うことがたびたびあります。


何よりもまず「ものの本質」をつかまなければいけない。議論をする場合でも、いまの議論の本質は何かということをなるべく早くつかんで、その本質に合わないことについてはあまり議論せず、本質に合うことについて話しを進めるようにする。自分の仕事についても、その本質、要点は何かということをできるだけ早くつかんで、それを達成するように努力する。枝葉のことにはあまり目をくれないようにする。それがことを成功させるゆえんでもあるし、また効果も多い。


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