山田真哉の名言 一覧

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山田真哉のプロフィール

山田真哉、やまだ・しんや。日本の公認会計士、税理士、作家。神戸出身。大阪大学文学部史学科を卒業後、会社勤めをしながら公認会計士二次試験に合格。青山監査法人、プライスウォーターハウス・クーパースなどを経て独立。日本公認会計士協会会計士補会会報委員長なども務めた。主な著書に『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学』『食い逃げされてもバイトは雇うな』『世界一やさしい会計の本です』『これならわかる!ニュースの知識』『女子大生会計士の事件簿』など。

「%」は真実を隠しやすいので、多用される傾向にあります。ですから、%で表わされた金額(「前年の○%増」など)は、できるだけ単体で判断せず、絶対金額にも注意したいところです。


この不況の中、ビジネスマンが優秀な成果を残すのは、非常に難しいことです。しかし見方を変えると、いま成果を挙げられれば、社内で一目置かれることは確実です。ある意味、絶好のチャンスといえるでしょう。


数字の大きさに惑わされてはダメです。大きな数字は「一人当たり」「1か月当たり」といった小さい数字に直すと、本当の状況が見えてきます。


多いのか少ないのかわからない数字が出てきたときは比べると真の姿が見えてきます。他の業界、ライバル会社、同じ会社の決算書を過去5年分比べてもいいでしょう。その企業の状態がはっきりと見えてきます。


日常で接する数字に対して、常にその裏側を読み解く意識を持つことも重要です。プレゼンで使う数字のセンスが磨かれるだけでなく、誇大広告やいい加減な記事に騙されることがなくなります。


予測の数字はあくまでも予測です。かなりいい加減な見通しであることも少なくないのですが、公に出てしまうと、信用できる数字に見えるものです。


最近は、不況の影響で仕事が減り、働く時間が減った人も多いと聞きます。しかし、考えようによっては、まとまった勉強時間がとれるよい機会です。このスキルアップのチャンスを逃がす手はないのではないでしょうか。


決算書を読み解きたいなら、一念発起して簿記を学ぶことをお勧めします。簿記は、「ものごとには必ず裏表がある」という二元的な構造で成り立っています。たとえば「モノを手に入れれば、必ずお金が出ていく」「借金が増えたら、資産が消える」というメカニズムです。簿記を学ぶと、その二元的な見方が自然と身につきます。すると、決算書をスムーズに理解できるようになるのです。


経営戦略で使う数字のセンスは、役員クラスになると必要とされますが、平社員の内から磨いておいて損はありません。決算書を読めば、取引先の経営危機を察するヒントも得られます。


ものごとをわかりやすく表現するためには、ざっくりした数字を使いましょう。日本の人口について「1億2776万7944人」というのと、「1億2千万人」というのでは、後者の方が断然わかりやすいはずです。前者のように細かい数字にこだわる必要がある状況は、ほとんどないでしょう。キーとなる数字をいくつか覚えておくと、説明をするときに便利です。


単位を変換するだけで、数字が与える印象はまったく変わります。健康食品で「コラーゲン1万ミリグラム配合」という表現がありますが、「10グラム」というのに比べ、前者の方が断然多く配合されているように感じます。ボクシングやプロレスでは、選手の体重を「69.7キログラム」と言わず、「153パウンド4分の3」と紹介します。後者の方が迫力を感じませんか?


「1万個販売!」と、商品の宣伝文句で売上数をアピールできればいいのですが、1万個売るのは大変だし、売るまでに時間がかかります。そんなときは発想を転換し、数字の土俵を変えてしまいましょう。たとえば土俵を「売上数」ではなく「生産数」に変え、「限定一万個販売」と数を限定します。すると、同じ1万個でも希少性が生まれ、1個も売っていない時点から、インパクトを出せます。


どんな数字がインパクトを持っているかは、その時々で変わります。あまり多くの場で使われすぎていると、新鮮味がなくなるからです。みずみずしい数字を使うために、「逆張り」を心がけましょう。たとえば、最近の飲料業界では「ゼロカロリー」をアピールする飲料が増えています。その逆を張ったのがサントリーの「DAKARA」で、「余分三兄弟」と余分な方をアピールしています。どちらが新鮮かといえば、余分三兄弟ではないでしょうか。


生兵法は大怪我のもと。少しくらい会社の数字について知っていても、それだけで判断すると見誤ることがあります。


普段から周りにある数字を意識し、その裏側の意味を読み解く訓練をしておくことが、会計センスを磨くことにつながります。「会社の数字に強くなりたい」と思うなら、まずは、数字に基づいた思考法を鍛えることから始めましょう。


数字は正しくても、それが、こちらが想像する意味を表現しているとは限りません。数字を鵜呑みにすることが習慣になっていると、騙そうと思う人から簡単に騙されてしまうことになります。その数字が信頼できるかどうか検証する姿勢が、数字に強くなるうえでは大切です。


会社の数字について基本的な知識を身につけると同時に、「数字は必ずしも正しいものではない」と知ることが必要です。数字は一見、正しいものに思えますが、場合によってはそのまま信頼できないものもあるのです。たとえば、本の広告で「百万部突破」という表現が使われます。何も考えないと「この本は百万もの人が読んでいるのだ」と思ってしまいそうですが、この場合の百万部とは、あくまで発行部数で、読者の数そのものではありません。


大事なことは一定の利益を計上しながら、潤沢なキャッシュ・フローを維持することであり、本当の意味で数字を見ていくには「キャッシュ・フローの視点」と「利益の視点」というように、複眼的な味方をしていく必要があります。


キャッシュ・フローを常にプラスにしておくという会計的な考え方が、会社経営を継続させていくうえでは、非常に重要になってきます。


企業経営においては、「決算が赤字でも、キャッシュ・フローさえ確保されていれば、会社はつぶれない」と言われるくらい、常に現金を確保しておくことが重要です。


経営者としては少しでも利益を上げられるように、わずかなコストにも目を光らせる必要はあるでしょう。しかし、従業員の無駄遣いを指摘している経営者本人が、実は思いがけないところで、それを上回る損失を会社に与えてしまっていることもあるのです。


決算書の中の「予測」や「計画」といった数字は、企業側がいかようにもつくることができます。ここを前年度に比べて悪くする企業はほとんどなく、現状を判断する材料には使えないと考えてよいでしょう。


サッカーのスウェーデン代表は、イングランド代表を相手に、1968年以来、一度も負けておらず、「39年間無敗神話」を続けていました。しかし、実際の成績はというと、12戦4勝8分け……。神話といえるほどではありません。それでも、「39年間無敗」「40年目も無敗神話が続くか?」などといつもメディアに採り上げられることで、観客からつねに注目を集めているのです。


比較は、数字を読む際の基本です。過去何年分かを見比べ、大きく増減している部分に気がつくと、「去年と比べて利益が減っている」「今年が一番広告費が高い」などと、その企業の状態がみえてくるはずです。「年間のコストを社員数で割ったり、商品数で割ったり、大きな数字は割って比較してみましょう。


身の周りの数字の意味もひとつひとつじっくり読み込むと、いままで意識してこなかった新しい数字のチカラがみえてくるはずです。数字の背後にある「誰かの意図」にアンテナを張ることで、「表現としての数字」に気づけるのです。


表現としての数字を使う力を磨くために私が勧めているのは、「スポーツ新聞を読むこと」です。スポーツ新聞には、表現としての数字が詰まっています。私は関西出身なので『デイリースポーツ』を愛読していますが、この新聞には、阪神が負けた翌日でも、『福原153km!」「金本意地の4安打2打点」などと、阪神ファンにとってのポジティブな表現が並びます。投手陣がボコボコに打たれ、2ケタ失点の完敗のゲームでも、明るい材料の数字を見出しにもってくる。まさに数字をうまく使うことで、意図的に読み手を喜ばせる紙面をつくっているわけです。表現としての数字力を磨くには、大いに参考になるはずです。


「表現としての数字」を使いこなすには、どうすればよいのでしょうか。何よりのコツは、まず「99%の意識と1%の知識」にあります。新聞記事や商品広告、会社のIR資料など、巷の「数字」の背後に、どんな人の意図が隠されているのか。そのようにつねに「意識」することが、表現としての数字のチカラを磨き上げてくれるのです。


数字の効力を意識すれば、たとえば誇大広告の数字のマジックなども見破ることができます。見かけの数字に惑わされず、冷静な判断を下す。「表現としての数字」は、人を説得する場面だけでなく、物事を判断する際にも、ビジネスパーソンの強い味方となってくれるでしょう。


たとえば、65%の人が使う商品を、「3人に2人が使う商品」と表現する。商品価格を、「2000円」ではなく「1980円」に設定する。月々の費用を「1日100円」と、1日単位で説明する……。こうした表現は、誰でも無意識に使っているのではないでしょうか。このように、数字を「意図的に」扱う能力があれば、自分が手がける商品やサービスについても、わかりやすく魅力的に説明することができるはずです。営業やプレゼンの場はもちろん、社内文書を作成する際、仕事を外注する際……、コミュニケーションが必要な場面で、「表現としての数字」は大いに力を発揮するのです。


「数字力のある人」と聞くと、多くの人は「会計に強い人」というイメージを思い浮かべるはずです。たしかにいま、会計に関する本は数多く売れています。でも仕事に役立つ「数字力」とは、決して会計リテラシーだけではありません。冒頭で例に出したような「表現としての数字」を扱う能力も、ビジネスパーソンには必要な数字のスキルです。ここでいう「表現としての数字」とは、たんに「事実」を意味する数字ではありません。あえていえば、何らかの「意図」を詰め込んだ数字が、「表現としての数字」といえるでしょう。


突然ですが、問題です。あなたが、あるプロサッカー・チームの宣伝担当だとします。現在の成績は「1勝4分け」。パッとしない成績ですが、週末のゲームには観客をたくさん集めなければなりません。数字を使った広告を打つとしたら、どんなフレーズを使いますか?私ならこんなフレーズを使います。「今季は五戦無敗!」こうした言い方に変えると、パッとしなかったチームが、強豪チームのようにみえてきませんか?ちょっと数字の表現を変えるだけで、印象はガラリと変わってくるのです。


ビジネスの文章では日本語としての正しさや美しさよりも、こちらの気持ちを伝えることのほうが重要。名文を書く必要はありません。


企画書は読み手の興味を惹くフックを1行目に持ってこられるかどうかにかかっています。たいていの人は、1行目には目を通してくれます。しかし、2行目を読ませるのは難しいのです。2行目、3行目でカバーしようとしてはいけません。一流の人は1行目に力を込めます。


メールの本文で、用件を箇条書きにして番号を振るのは有効な方法です。しかし、項目が5つ以上になると、どれが大事なのかわからなくなってしまいます。そこで、とくに重要な用件は別のメールに分けて、2通同時に送信したりしています。重要性が高かったり、緊急を要したりする用件は、それだけで独立したメールを送るとわかりやすいと思います。


専門的なことを専門外の人にわかりやすく伝えるのは、たしかに簡単なことではありません。専門用語を駆使して伝えることもできない訳ではありませんが、それは社会人として「逃げ」だという気がします。


構成をきちんと立てて文章を書くことは、とくに管理職には欠かせないスキルだと思います。管理職は、部下にも、上司にも、適切にメッセージを伝えなければならない立場にあります。部下と上司とでは、視点の高さも意識の向き方も違います。だから、構成がきちんとしていないと、文章の意味が伝わらないのです。


伝わる文章になっているか自信がなければ、誰か他の人にチェックしてもらうのが良いでしょう。書き手にしかわからない文があれば、指摘してもらえるでしょうから。


わかりやすい文章を書くときに、「誰が」「何を」「どうした」というように、主語と述語をはっきりとさせることが大切です。


文章力とは「構成力」だと、僕は思います。単語をつなぎ合わせて文を書くことに取りかかるよりも先に、まずは、いかに文章全体を構成するかを考えたほうが良いでしょう。これは、本を書くときだけでなく、メールを書くときでも同じです。


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