山田淳の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

山田淳のプロフィール

山田淳、やまだ・あつし。日本の登山ガイド、経営者。兵庫県出身。灘中学在学中、ワンダーフォーゲル部に入部。東京大学経済学部入学後、本格的に高所登山を開始。当時の七大陸最高峰登頂の最年少記録を更新(23歳9日)。登山ガイドとして活動した後、大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、コンサルタントとなる。その後、登山関連事業のフィールド&マウンテンを創業。著書に『夢へのルートを逆算せよ! マッキンゼーを辞めてまで、ひとりでアウトドアベンチャーを始めた男の7つの成功ルール』ほか。

大抵の人は考えすぎる。考える前に、まずは行動ですよ。やるべきことをやっていこう。


お金が幸せに直結するわけではないと思っています。それより、使命感を大事にしたい。


自分のレベルを上げるためには、刺激を受けられる環境に身を置くのがすごく有効。


人の本分は、「その時にやらなければいけないこと」。


成長とは、いまの自分の否定から始まります。「現状から何ができるか」を考えるのではなく、「いま何をしなければならないか」を考えるのです。


人生には限りがあります。全力で夢の実現に取り組むのなら、何かひとつを選ぶのではなく、選び取った以外の物事をすべて切り捨てる覚悟が必要です。それは「選択と集中」ではなく、「一極集中」といえるでしょう。


限りある人生のなかで、成果を残すために大切なのは、手段と目的を取り違えないこと。私にとって登山家からマッキンゼーヘの転身も、そして起業も、夢を実現するために逆算して選び取った手段だったわけですから。


マッキンゼーの3年半で一番学んだことは「目線を上げる」ということでした。ある事業に最大のインパクトを与えるためには、現場の問題にひとつずつ対処するのではなく、俯瞰した立場から将来を見据えた議論をすることが必要なのです。私の考え方もやがて、「山を楽しむ人を増やす」から「登山を通じて社会貢献がしたい」に。そして「登山で日本経済に貢献したい」へと変わっていきました。


登山と経営コンサルティングはよく似ています。目指す山やクライアントの要望によって、必要な準備やスキルが異なるように、登頂や事業を成功させるためには、「現状から何ができるか」を考えるのではなく、「いま何をしなければならないか」を逆算して考える必要があるからです。


会社では登山用具のレンタルのほか、情報誌の発行や初心者向けツアーの催行に取り組んでいます。私の目的は「登山人口の増加」と「安全登山の推進」。だから別の手段で目的が達成できるのなら、会社が潰れてしまってもいいとさえ考えています。現状に固執していれば、成長は望めません。


登山業界を変えるために必要なビジネススキルを学ぼうとマッキンゼーヘ入社しました。マッキンゼーは「成長至上主義」の会社です。常に熱中できるだけの困難な課題が与えられ、成長を促されます。「成長」というのは麻薬です。これほどの快感はなかなかない。けれども「成長」は「目的」を達成するための「手段」にすぎないはずです。登山業界を変えるスキルを学ぶという「手段」が、いつの間にか「目的」になっていたのです。本当の「目的」は何だったか――。09年7月、自分にそう問い直す出来事がありました。北海道のトムラウシ山で登山者9人が亡くなった遭難事故です。すぐに会社を辞める決断をしました。心のどこかに迷いがあった自分は、この事故を知って「登山人口の増加」と「安全登山の推進」という本来の「目的」に引き戻されました。


灘中学時代に私は山と出会いました。小児喘息を患い体が弱かった私は、体を鍛えようとワンダーフォーゲル部に入部しました。合宿で行った屋久島。360度の自然に囲まれるという圧倒的な風景に身を置いて「人間も自然の一部なんだ」という思いが湧き起こりました。この体験が、私がライフワークとして登山に取り組むきっかけであり、「もっと多くの人が山を楽しめるようにしたい」という夢の原点です。マッキンゼーを退社して登山道具の宅配レンタルを行う「やまどうぐレンタル屋」を起業したのも、そんな夢を実現するための手段でした。


私がエベレストに登り、七大陸最高峰登頂の最年少記録を塗り替えたのは、2002年5月のこと。もしもエベレストではなく世界で最も難しいといわれるK2が目標であれば、まったく違うトレーニングが必要でした。真夏に登れるK2に対して、夏のモンスーンのせいで春と秋にしか入れないエベレストでは、耐寒トレーニングを重視しなければなりません。K2を目指すならさらに登攀(とうはん)技術を磨く必要もあったはずです。つまりエベレスト登頂という具体的な目標から逆算して計画を立てたからこそ、「最年少登頂」という記録を達成できたのです。


いままで、登山業界は初心者に不親切すぎました。「道具」「情報」「きっかけ」。この3点のミスマッチが、何度も訪れた登山ブームが長続きしなかった一因だと思います。特に、「道具」については一式すべて買うとなると10万円近くかかってしまいます。ですが、富士山の登山にはそこまで多額の装備は必要ない。レンタルすれば1万4000円くらいに抑えられます。道具の知識がないから軽装で山に登ってしまう人が出てきてしまうんです。


日本は国土の7割を山が占めていて、世界自然遺産が4つもある。これは「とてつもない」ポテンシャルだと思います。でも、それを生かしきれていません。じゃあ山をどう生かすか。この問題と向き合うためにマッキンゼーに就職しました。どうすれば、「もっと多くの人」に「もっと安全に」登山をしてもらえるのか、「山の世界を変えたい」という学生時代からの目標に挑戦しようと思いました。その後、マッキンゼーを退職して、登山グッズのレンタル会社、「フィールド&マウンテン」を設立しました。山の生かし方には林業や地下資源の発掘など方法はいろいろありますが、最も効率的な生かし方は観光だと思ったからです。


雑誌やフリーペーパーの発行には、お金を出してくれるスポンサーの存在が欠かせません。でも、編集者はスポンサーの顔色をうかがうようになりがちです。スポンサーに不利益になる情報は掲載できませんから。でも当社の場合、スポンサーさんから見れば、重要なクライアントでもあるわけです。広告料以上の額の商品を、レンタル事業で使うために当社は購入していますから。五分五分の関係を築けているので、読者のことを第一に考えた誌面が作れます。


僕には「同期の飲み会には参加しない」という持論があります。仲間と愚痴や他愛もない話をする時間を過ごすよりも、自分を高めてくれる人と過ごしたいという思いが強い。


マッキンゼーは優秀な人が集まっているし、お会いするクライアントは大手企業の社長をはじめ、社会的地位の高い人ばかり。そうした方々とのおつき合いを通じて、自分の目線を上げることができた。


登山に鍛えられた能力は、事前の問題解決能力。登山は、実際に山に登る前に、様々な場面や考え得るリスクを想定しながら、その問題を1つずつ潰していきます。これって、コンサルタントの仕事に通じていたんですよ。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ