山田昌弘の名言 一覧

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山田昌弘のプロフィール

山田昌弘、やまだ・まさひろ。日本の社会学者。中央大学文学部教授。東京出身。東京大学文学部卒、東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。東京学芸大学社会学研究室助手、専任講師、助教授、教育学部教授などを経て、中央大学へ移り教授となる。専門は家族社会学、感情社会学、ジェンダー論。「パラサイト・シングル」の命名者。主な著書に『近代家族のゆくえ 家族と愛情のパラドックス』『なぜ若者は保守化するのか』『結婚の社会学 未婚化・晩婚化はつづくのか』『新平等社会 「希望格差」を越えて』など。

定年後を第二の人生と言いますが、本当に「第二」なんだぞ、と肝に銘じるべきです。でも、多くの男性は第一の人生で築いたものを捨てる必要こそなくとも「脇に置く」ということがどうしてもできない。第一の人生の継続とか、思い出をどうこう思っているなら、幸せな老後を望むのはおやめなさい、と言いたい。


年を取ったら、自分の話をダダで聞いてくれる人はいないと思ったほうがいいでしょう。


威張らず、黙って話を聞くだけでモテてしまうから簡単ですよ。


老人は自分がしゃべりたい人ばかり。聞き上手のおじいちゃんがいるかどうかは不明ですが、おばあちゃんならたまにいるかもしれません。他人との会話でやってはいけないことにstart(勝手に話し始める)、interrupt(さえぎる)、change(勝手に話題を変える)の3つがありますが、男性はすべてやりがちで、女性はこれらを意識的に抑えているという研究もあります。


余計な嫉妬心や競争心などは脇に置き、まず他人を承認することです。他者を承認しない人は、絶対に他者からも承認されません。当たり前のことですが、人を幸せにすることが、すなわち自分自身を幸せにする近道なのです。


人間はそもそも、究極的に何に幸福を感じる生き物なのか。それは他者からの「承認」なのです。


生活水準で勝ち負けを測らないことが重要です。こんな状況下において生活水準で幸福を測ろうとすることは、自分の不幸感を煽るだけです。それよりも家庭内での人間関係の向上に努めた方がいいでしょう。


いわゆる「ゆるいつながり」は、自分を犠牲にしてまで助けてくれるわけではありません。人の紹介や転職の情報交換など、互いにウィンウィンの関係のとき、ゆるいつながりは初めて役に立つものです。ただ、長期的に依存するとなると、どうしても片方が損を、片方が利益を得るようになってしまうので、つながりあうのは難しくなります。


どんなにモノがあふれていても、人はひとりぼっちで幸せになることはできません。自分自身で選びとり、努力して維持していく「つながり」こそが、今後の新しい幸福の源泉になるでしょう。


モノを買うことで得られる幸福のシステムは国全体の経済成長を前提としたものです。現在は「モノ」ではなく、人間関係、すなわち「つながり」を作るための消費をすべき時代です。


どうすれば新たな自分の幸福の物語を生み出せるのか。そのためには、会社以外で自分を評価してくれ、大切にしてくれる誰かからの承認を得ることが不可欠になってきます。そのためには「他人とのつながりを作り出す努力」をしているかどうかが鍵になるのです。本当の意味での対等な人間関係をつくることにお金を使うべき時代なのです。


昔は家長であるだけで一番上席に座ったものですが、家族サービスをしないで仕事だけに邁進したせいで、すでに家に居場所のない人もたくさんいます。いまや家庭で承認されるにもお金以外の努力が必要なのです。


大学に入り直す高齢者などは、女性のほうが圧倒的に多い。そんな中で、威張らずに雑巾がけから始める男は受けがいい。俳句の会などで、女性に「教えてください」と頭を下げるのもいいでしょう。


定年退職後の第二の人生は上の立場にいた人が、新卒や見習の立場に戻らなければならない。しかし、基本的に上下関係の中で生きている多くの日本人男性には難しい。それが嫌で、いきなり中間管理職になろうとするから顰蹙(ひんしゅく)を買う。そのようにしか振る舞えないのなら、そういう方だけで集まって、思い出の中だけで生きればいい。


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