山田敏夫の名言 一覧

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山田敏夫のプロフィール

山田敏夫、やまだ・としお。日本の経営者。ECサイト「ファクトリエ」を展開する「ライフスタイルアクセント」社長。熊本県出身。大学在学中、フランスに留学しグッチのパリ店に勤務。大学卒業後、ソフトバンク・ヒューマンキャピタルに入社。メディア事業本部営業マネージャーを経て東京ガールズコレクション通販サイト運営に携わる。その後、「ライフスタイルアクセント」を設立。ECサイト「ファクトリエ」を開設。

社会と共存する姿勢を打ち出し、正しいジャブを出し続けることは、ビジネスを成り立たせる上でとても大切。


営利企業であっても、自社の利益だけを追求するのでなく、社会性を持つことがとても大切。


どんな経験も無駄にはならないとよく言われますが、本当にそうだと実感しています。


ブランドの原点はモノ作りの現場。工場の自主性がなければ、ブランドは生まれない。


自社の名前をつけて、自社で決めた値段で売る。そうなると、これまでOEMでやってきた工場が、今までで一番良いモノを作ろうとするのです。


事業を軌道に乗せられたのは、私の思いが「沸点」を超えていたからでしょう。喜び、哀しみ、憤りといった感情から生まれる「絶対に実現したい」という思いの強さが、あるレベルを超えていた。そして、「やれるんだ」という前提で、自分に何ができるかを考えた。これが、あらゆる分野で、起業が成功するかどうかのポイントだと思うのです。


ファクトリエではセールで在庫を売りさばくことはしません。その代わり、完売した商品は二度と作らないことで、お客様にとっては「今、買わないと、もう買えない」状態にしています。


最近まで社員は私一人だった当社が、外部からたくさんの支援をいただき、またメディアからも注目してもらえたのは、仕事が「世界から評価されるメイドインジャパンを守る」という社会性を帯びていたからでしょう。とはいえ、最初は協力してくれる工場を見つけるだけでも大変でした。


出荷価格も工場に決めてもらいます。それも「しっかり利益を取ってください」と伝えたうえで、です。


OEMのみをしている工場は、たとえフルラインが回っていても利益が出ないという状況です。しかも、OEMは発注元の一存でなくなるかもしれない仕事。工場を持って固定費を抱えながら、誰かの一存をあてにせざるを得ないのではとても不安定です。そう考えると、これから日本の工場が生き残るためには、自社ブランドを作っていくことが重要。そのためのお手伝いをするのが当社の仕事だと私は考えています。


商品の価値をお客様に伝える試みを数多く行なっています。先日、10万円のトレンチコートを発売したときには一週間で100着が完売しました。10万円の商品を、試着もできないネット通販で買うというのは、普通はないでしょう。ファクトリエの商品を作っている工場は、有名ブランドの最上級ラインを作る最高の技術を持っています。ファクトリエの商品は、値段の3倍くらいの価値があるはず。そんなふうに認識してくださるお客様が増えたということだと思います。


ファッション業界では常識になっている「100のアイテムの中で、いくつかヒットが出て、全体として利益が出れば良い」という発想は、当社にはありません。良いモノだけを売って、その中に一瞬で売り切れた商品があっても再生産はしないのです。


実際に起業に取りかかった2011年には、日本の服飾工場は「絶滅危惧種」になっていました。1990年には50%あったアパレルの国産比率が、09年には4%まで減少し、6万あった事業所が数千にまで減っていた。普通なら手を出してはいけない分野です。ただ、その「絶滅危惧種」の中には、世界のトップブランドの商品をOEMで作っている超一流の技術を持つ工場がありました。「日本発のブランドを作るなら、これが最後のチャンスだ」と感じました。


私が起業したきっかけは、グッチ・パリ店で働いていた19歳のときにさかのぼります。「日本には本物のブランドがない。なぜなら、日本のブランドにはマーケティングしかないから。グッチもエルメスも元は工房だ。帰るべきモノ作りの原点がなければ、ブランドとは言えない」フランス人に言われたこの言葉は、悔しいけれども事実だと思いました。そのときに、なんとか日本発の世界ブランドを生み出そうと決意したのです。


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