山本大介(経営者)の名言 一覧

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山本大介(経営者)のプロフィール

山本大介、やまもと・だいすけ。日本の経営者。有田焼の老舗メーカー「華山」社長。佐賀県出身。武蔵大学卒業後、経営コンサルティング会社を経て華山に入社。11代目・萬右衛門を襲名し社長を務めた。

お客さんの話に耳を傾けると、例えば、今の時代はシンプルな器が求められていることが分かります。我々はもっとお客さんの要望を熟知し、有田焼の本質を学び、シンプルな器なら器でワンポイントでもいいから我々にしか描けないデザインを提供できるようなスキルを磨かなければいけないと考えています。


有田焼が今のような伝統工芸産業となる以前、先人の陶工たちは有田焼の本質を学び、それをいかにアレンジするかという挑戦をやってきたのです。だからこそ、400年もの問、廃れることなく続いてきました。ところが現代の我々は伝統の名の下、先人の技術を踏襲し、そのままの形で右から左に商品を提供してきました。それでは今の市場から受け入れてもらえないのは当然です。


私が常に思っているのはWIN-WINの関係づくりです。当社の商品の売り上げだけが伸びればいいわけではありません。お客様の求める焼き物をつくり、その焼き物を使ってお客様が売り上げを伸ばす。そうした考えのもとで営業をするようになってからは契約が決まる確率が高くなりました。


それまでは商品カタログを持って「有田焼はいかがですか」と声をかける営業方法でした。そんな私の姿を見て、ある方が「あなたはモノづくりの営業をやっていない」とおっしゃった。商品その物には自信がある。でも、思うような成果が出ない。それならば、商品や会社の差別化を図るだけでなく、営業スタイルも競合に対して差別化しなくてはいけないことに気づかされました。


それまでの有田焼の営業といえば、いわゆる「御用聞き営業」でした。九州の片田舎で「有田焼でございます。11代続く窯元です」といくら声を張り上げても、今の時代、誰も見向きもしてくれません。こちらから出向き、頭を下げ、とにかく自分の足で稼ぐ営業に徹しました。


このままいけば、200年以上続いた窯元の歴史が私の代で終わってしまう、そんな不安を覚えました。会社を守る最後の砦として、死に物狂いでさまざまな企業に営業をかけました。


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