山崎照幸の名言 一覧

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山崎照幸のプロフィール

山崎照幸、やまざき・てるゆき。日本の経営者。工作機械メーカーヤマザキマザック会長。創業者山崎定吉の息子。創業者から経営を引き継ぎ、世界各地に生産拠点を持つ企業へと発展させた経営者。ヤマザキマザックは旋盤をはじめとする精密工作機械メーカー。

私が社長になったのはいまから40年も前です。それ以来、一貫して4つのことを守ってきました。

  1. どんなに苦しくても新しい技術開発に努力と投資を惜しまないこと。
  2. 生産設備に対しても投資を惜しまず、最新の設備を整えること。
  3. 世界各国にきちんとアフターサービスのできる販売網を築くこと。
  4. 常に損益分岐点を下げる努力を怠らず、健全な財務体質を作ること。

工作機械業界というのは景気変動に極めて敏感です。下がるときには受注が前年より60%も減ってしまうことが珍しくありません。常に経営体質を強化しておかないと、すぐ厳しい状況に直面してしまいます。当社は株式を上場していないので、ご存じない方も多いかもしれませんが、売上高、収益力のいずれでも世界トップの一角を占めています。とくに長年、無借金経営を続けており、ほかの工作機械メーカーに比べて収益力の高さは評価してもらえると思います。


かつては新しい技術や設備に積極的に投資し、国際競争力を高めてきました。それがいまはどうでしょう。先行投資より目先の利益にこだわる経営者が多すぎます。


経営力は一朝一夕にできたものではありません。良いときも悪いときも、体質改善を怠らなかったからこそ、いまのヤマザキマザックがあるのです。


「社員はバランスシートに出ていないけれども、企業にとって最も大切な資産である」という気持ちを経営者が持っていなければ、どうして企業が厳しい競争を勝ち抜けるのでしょう。戦後、カネも資源も技術もない中で、日本が奇跡的な復活を遂げたのは、人々の頑張りがあったからです。このことを忘れてはいけません。


どんなに苦しくても、努力を怠らなかったからこそ、世界中のニーズを集め、他のメーカーが真似できない機械を開発してこられたのです。そして他社ができないようなきめ細かいアフターサービスを提供してきた結果、欧米の有力メーカーにも勝てるようになりました。


いままで、私は当たり前のこととしてあまり意識してこなかったのですが、社員を大切にする、終身雇用は何としても守るということが大変重要だと痛感しています。当社は小さい会社だし、社員を大切にしないと良い人材に来てもらえない。海外に拠点を作るときも、人材難で苦しんだので、ごく自然に社員を大切にしてきましたが、いつの間にか世の中が変わってきました。私は日本の製造業が終身雇用をやめるメリットはほとんどないと思います。


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