山口範雄の名言 一覧

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山口範雄のプロフィール

山口範雄、やまぐち・のりお。日本の経営者。「味の素」社長・会長。東京出身。東京大学文学部社会学科卒業後、味の素に入社。人事部、食品部、冷凍食品部、調味料部などで実務を経験したのち、冷凍食品部課長、調味料部課長、調味料部副部長、ギフト事業部副部長、調味料・油脂事業本部調味料部長、取締役、食品事業本部冷凍食品部長、子会社の味の素冷凍食品副社長、本社常務、専務などを経て社長に就任。

どんなに独創性があっても、一人でやることは知れている。頼りになる仲間と共にやることで、達成感も喜びも大きくなる。


大きなヒット商品は、順境のなかよりも、得てして厳しい状況のなかで生まれる。


仮説が間違っていると見事に売れない。


我々人間には、根っこのところに倫理がないといけない。


かつての冷凍食品部門の不振も、そしてリーマンショックも、苦しい事態であったものの、逆にだからこそ知恵が働き、経営を強化する契機になった。


大切なのは、「大きな悩み」を持つこと。これに尽きると思います。人間の脳は柔軟にできているので、大きな悩みを抱えてウンウンうなっていると必ず知恵が出るものです。悩みを真剣にとらえ、なんとか自分で答えを見つけ出そうとする姿勢が大事です。


昨年、世界各地の生産拠点から社員が集まって生産革新報告大会を開催しました。これは各地で生まれた新しい知恵を共有する場です。独創的な知恵を世界規模で結集し、みんなで学びあって共に働く喜びを得るのです。


味の素グループでは、いま全社的にグローバルで生産革新に取り組んでいますが、じつはそのスタートは九州工場でした。近年、メーカーが生産拠点を海外へシフトさせる動きが続きましたが、これに九州の工場の人たちが危機感を持ったのです。「いまの半分の固定費で稼働できれば海外に太刀打ちできる」という目標を掲げ、必死で知恵と工夫を出し合った結果、奇跡的になんと3年で本当に目標を実現してしまいました。


大きな仕事は一人では成しえません。ある人は新技術を開発し、ある人は新しいビジネスモデルを考え出し、ある人は未開の地へ売り込みに出かける。そんなみんなの努力を結集してこそ、優れた仕事ができ、共に働く喜びがそこに生まれます。


ひとりでできることなどたかが知れています。どんなに個人として優秀でも、仲間を思いやれない人であれば、当社では必要ありません。


味の素創業者鈴木三郎助は、創業の翌年には台湾へ売り込みに行っていますし、その7年後にはニューヨーク事務所を開設しています。このように地球規模の発想も創業者たちから綿々と受け継がれてきたものです。


そもそも味の素の歴史は池田菊苗博士が「昆布で出汁を取るとなぜうまくなるのか」との疑問からグルタミン酸を発見するという創造的な研究から始まりました。その翌年には、創業者の鈴木三郎助が事業化に取り組み始めています。どうなるかわからないような物質の事業化自体、パイオニア精神あふれる行動ですし、食品の加工原料ではなく「卓上の調味料」というコンセプトで売り出したことも独創的でした。


味の素人材バリュー(「独創性の重視」「地球規模の発想」「ともに働く喜び」)は、決して机上で整理したものではなく、味の素100年の歴史の中で先輩たちから代々受け継がれてきたDNAをまとめたものです。


当社では求める人材像を「独創性の重視」「地球規模の発想」「ともに働く喜び」の3項目からなる「味の素人材バリュー」として打ち出しています。当社へ入社する人たちには「この3つを自分の中で育ててください。そうなれたら、あなたは味の素の『あしたのもと』です」とお伝えしています。


新技術開発などの企業努力で、原材料のコスト上昇分を吸収することはメーカーの責務です。しかし、価格変動が大幅で急激だと企業努力にも限界があるため、消費者にもご負担いただかねばなりません。ただ、値上げする場合でも、同時に商品価値を上げることができれば、消費者の納得を得られやすくなります。


今後、食資源を原料とする企業は、中期的、構造的に続く原料の高騰に対応した新しいコスト構造や価格体系を構築しないと、食資源を確保できなくなる懸念があります。


農産物の高騰はエタノール問題が引き金でした。その向こうには原油問題があり、石油資源がいずれ枯渇する以上、この問題は継続するはずです。また、発展途上国の生活が豊かになり、畜産物の需要が増加する一方、欧米では健康志向の高まりから魚を食べるようになり、水産資源も需要が増えています。このように考えていくと農産物、畜産物、水産物とすべての需給のひっ迫が続くと考えざるを得ません。食資源を原料とする企業は、この認識を前提に展開する必要があります。


読書は電車の中ですね。通勤に1時間かかるので、行き帰りに読んでいると1冊の5、6割読める。残りを土日に読む感じですね。だから年間50冊のペースで読んでいました。


「俺が、俺が」という自我意識を捨て、今自分がやるべきことを謙虚にやり抜く。「今、この瞬間」を大切にして、自分が今やるべきことに全力を尽くす。そういう姿勢で日々を過ごすことが、自分らしさを貫くことになる。


冷凍食品の場合、もともと水産業からスタートしている会社は水産原料が自由になるという強みを持っています。しかし、当社はそうでない。エビフライであれば、「エビをたくさん持っている水産系の冷凍食品会社に勝てっこない。太刀打ちできなくて当たり前だ」という意識がありました。それではいつまでたっても、シェアを拡大できません。ならば、当社の強みは何か、どうしたらいいのかを考えなければならない。そこで、大きなエビを格安に入手できないからこその商品開発にチャレンジしました。つまり、大きなエビを一尾使うのではなく、小さいエビをたくさん使い、加工食品としての味を追求したのです。まさに逆転の発想です。苦労して生み出されたのが「エビ寄せフライ」。大ヒットしました。


自分がリーダーの立場になったとき、「大局的なところだけを押さえて、あとは部下にできるだけ任せる」ことを心がけました。それはやはり、若いときにプロジェクトを任せてもらえたことで大きく成長できたという思いが強かったからです。


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