山元賢治の名言 一覧

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山元賢治のプロフィール

山元賢治、やまもと・けんじ。日本の経営者。アップル・ジャパン社長。兵庫県出身。神戸大学工学部卒業後、日本IBMに入社。その後、日本オラクル、日本ケイデンス・デザイン・システムズ、イーエムシー・ジャパン、アップル・ジャパンなどに勤務。イーエムシー・ジャパンで副社長、日本オラクルで専務執行役員パートナー、アップル・ジャパンで社長を務めた。

他人からどう思われているかが気になって、他人の評価に一喜一憂し、喜んだり凹んだりするのは、自分の中に「何になりたいか」がないから。


万人に好かれよとしても、それは無理。万人に評価される人間はいないし、そんな方法はない。


目標がなかったら、向かう先がないわけですから、前進している実感が得られるわけがない。


私は失敗したと思った瞬間に手を打って処理してきました。問題が小さいうちに潰していけば、確実に目標へ向かって前進している実感が得られます。


他人の上に立ちたい、他人より成果を上げたい、他人より高い給料がほしいと思うのなら、他人にどう思われるか、何を言われるかを気にしていてはダメ。


「結果が出せなかったらクビだ」というのは、いつも念頭に置いて仕事をしていました。


問題解決は時間との勝負。人間は時間の流れを変えることはできません。


日本企業では、そう簡単にはクビにならないわけですから、思い切ってやりたいことをやればいい。


僕の人生のモットーは、「その時間をいかに楽しく過ごすか」というひと言に尽きる。僕はいつも、そのためにどうするかを考えながら生きている。


人間の能力は直線的に成長するものではありません。努力をしたら、そのぶんだけ成長を感じられるわけではないのです。あるとき、後ろを振り返ってみたら、自分の成長に気づく。そういうものです。


IBM時代、マネジャーへの昇進の話を持ってきた米国本社の要人にこう言われた。「マネジャーとそうでない人の違いは、ひとつしかない。メーク・ア・ディシジョン(決断する)、もっとはっきり言えば、メーク・ア・ディシジョン・イン・ア・セカンド(いますぐ決断する)だ」と。


成功する企業は誰かのせいで負けたというのではなく、自ら変化を促し、リーダーになろうとしている。被害者意識ではなく当事者意識を持って新たな地平を開かないと、日本の退潮には歯止めがかからない。


変化の速さを覚悟してすべて受け入れないといけない。地球上でたったひとつの真実は、変化し続けていることだ。既得権にしがみついている人もやがて終幕を迎える。おカネを持っている人も墓場では使えない。


当事者意識をきちんと持つことが大切。これは日本全体を復活させるにも必要だ。人のせいにする狭い価値観が横行しているが、それではダメだ。


自分の言葉で語るためには、圧倒的に情報を持っていること、それも「世界の情報」を持っていたい。その一番の象徴がインターネット。情報があふれているが、そこには「腐ったブドウ」や「渋柿」もいっぱいある。自分で情報を取捨選択する力がいる。


外国人とは、主語が「I」や特定の「We」の会話でないとダメだ。日本語は、主語がなくて話せる言語なので、思いやりを込めたり、何かいい感じで表現できたりするが、それはごまかしに結びつく。誰かが言っていた、あるいはそうらしいという話で済ませることになる。私がこうやりたいのだ、だから責任を持ってやれる。こういう表現にならない限り、世界では通用しない。


マネジャーと名刺に書いたら、世界では「意思決定をする権限がある人」になる。英語でマネジャーやディレクターと書いたら、逃げてはいけない。たとえばiTunesで安い価格で売らせてくれとお願いに部下とともにぞろぞろと行ったらおかしい。部下に説明させ、反論は持ち帰って検討するなどといった交渉はもってのほかだ。


稟議書をヨコの部署に回し始めたらおかしくなる。ヨコに回すのなら、部門を作らなければいい。僕がいた米国西海岸の会社は、そういった組織編成ではなかった。僕が画像の責任者であれば、iMacだってiPadやiPhoneだって助ける。


「キミにも娘さんがいるそうだが、アップルとオラクル、どちらに勤めているほうがカッコいいと思うかな」。これが、僕に転職を促したスティーブ・ジョブズの決め言葉だ。34歳から15年間、米国人の上司と仕事をしてきたが、中でもジョブズの言葉はいつも印象的だった。
【覚書き|日本オラクル専務時代、アップルにヘッドハントされた当時を振り返っての発言】


「仕事を意識した教育がされず、遅めにスタートし、バイトして遊んでいて就職活動で苦しい」と、とかくいわれるが、これはその子たちも悪いが社会も悪い。仕事を考えた教育をなぜしないのか、この問題放置も不思議だ。


巷では「倍返し」などという言葉が流行っているそうだが、安定した大企業に入れてもらい、給与までもらって、そのうえ、上司に仕返しをするなんて、僕にはまったく理解できないことだ。倍返しをする相手は、シェアを奪っていったコンペティター(競争相手)ではないのか。ビジネスパートナーである自社の上司に仕返しするなんて、少し変ではないかと僕は思う。


私の最初の上司はものすごく優秀な人だった。僕は開発製造部門でソフトウェアの開発をやることになったのだが、ある日、ユーザーから新しいシステムを開発してほしい旨の依頼が舞い込んできた。忘れもしない。僕がユーザーに出す回答書を見て、そのものすごく優秀な課長はこう言ったものだ。「山元、こんなレベルでいいのか」そして、僕の回答書をポイと引き出しの中に放り込んでしまった。こんな頭の切れる上司を苦手に思う人は多いだろう。しかし僕のモットーは「いかに楽しく過ごすか」だ。この日以降、僕の楽しみはこの上司になんとかして「山元、やるな」と言わせることになったのである。


IBM時代、僕はある上司に苛立ちを募らせた。そして、入社研修でお世話になったある部長に相談をした。「あの課長の下では、自分が停滞している気がして我慢ができません」すると部長は、こう言ったのだ。「そんなにいいときばかりではない。人間はじっとしているときにこそ、学ぶもんだ」この言葉を聞いて、僕はもがくのを一切やめた。そして、学生時代にやっていた人工知能の研究などを再開して、本当に「いい時間」を過ごすことができた。


人間には、どうしようもなく生理的嫌悪感を覚えてしまう相手がいるのも事実だ。そんな人と仕事をしなければならないとき、僕は、彼が食事をしている姿を眺めることにしている。すると、彼も必死で生きているひとりの人間なのだとしみじみ思えてきて、たいていの人を許すことができてしまう。


振り返ってみると、僕にとって純粋に上司と呼べる存在は、日本IBM時代の3人の課長だけだ。もちろんアップル・ジャパンの社長だった時代も、スティーブ・ジョブズに呼び出しを食ってクビを覚悟したこともあれば、ティム・クックにレポートを提出しなければならないこともあった。でも、僕はマネジャーになった瞬間から上司はいなくなると考えているから、彼らを上司とは呼ばないことにしている。


感情の振幅を小さくすることも重要です。嬉しいことがあったときに喜びすぎる人は、嫌なことがあったときに落ち込む度合いも大きいのです。喜びすぎないことが、落ち込みすぎないために必要だと思っています。振幅は小さく、トータルしてみると少しプラスの感情が上回る、というのが理想です。


仕事とは別に楽しみを持つことも大切。格好をつけることなく楽しめる趣味です。私の場合は、以前はテニス、今はゴルフを趣味にしています。悩み事で頭がいっぱいになって眠れないときは、ゴルフコースをまわっているのをイメージすることで、眠りにつくことができます。


たとえば、メールボックスを開いてみると英文のメールが届いていて「嫌だな」と感じる。そうしたら、後回しにするのではなく、真っ先に読んで返信するのです。そうすると、嫌な気分が少なくて済みます。


通信が発達している現在、気分や感情に影響する大きな要因のひとつは、情報に埋もれてしまうことのストレスでしょう。これを解消するためには、仕事を速くして、嫌なことから先に、問題が大きくなる前に解決してしまうことです。


他人への嫉妬が気分を悪くしていることも多いでしょう。そういうときは、こう考えてみてください。「あの人も、自分の知らないところで、大変なことを抱えているんだろうな」。おそらく、実際、そのとおりでしょう。そのことに気づけば、嫉妬も消えるのではないでしょうか。


心得ておくべきなのは、「To Be(なりたい将来像)」に向かって直線的に進むことはできないということ。道筋は無数にあります。近づいているという実感が得られない、遠ざかっているように感じることも多いのです。ですから、「To Be」に近づかないからといって、気落ちしたり、焦ったりすることはありません。


完全に自分で自分をデザインすることは難しい。会社に勤めるということは、会社の「To Be(なりたい将来像)」にぶら下がって生きるということです。私がアップル・ジャパンの社長だったときは、スティーブ・ジョブズの「To Be」にぶら下がって仕事をしていたわけです。独立した今から振り返ると、そう感じます。それでも、自分の置かれた環境のなかで、身の丈に合った「To Be」を持つべきです。


残念ながら、今の日本には「To Be(なりたい将来像)」を持っている人が少ない。これは大きな問題です。「To Be」がないということは、自分で自分をデザインできていないということ。「みんながそうするから」「そうするのが普通だから」という理由で、仕事をし、生活をしてしまっているのです。これでは当事者意識を持つことができません。「上司が悪い」「部下が悪い」「会社が悪い」「景気が悪い」と、被害者意識で物事を考えてしまいます。


外資系企業で英語を使って仕事をした経験が長い身としては、「モチベーションが上がる、下がる」という表現は、言葉の使い方が間違っていると思います。「To Be(なりたい将来像)」を持っていれば、それに向かっていこうとする意欲が生まれる。それがモチベーションです。元気が出ないとか、仕事が嫌だとかいうのは、体調や気分、感情の問題であって、モチベーションとは別物です。


自分の人生を他人に委ねるのではなく、自分でデザインする。そのために、まずは自分のやりたいこと、ビジネスで成し遂げたい目標を考える。それが、強いメンタルを持つために不可欠。


スティーブ・ジョブズを見てください。彼は失敗もたくさんしているし、一度は自分が作った会社を追い出されてまでいる。それでも彼の心が折れなかったのは、人類の生き方を変えたいという目標があったからです。


歳を取るにつれて、時間が経つのがどんどん速く感じるようになります。その加速度は残酷です。今いる場所にあぐらをかいて、うまくいかないことを他人のせいにしている人は、何もできないままに人生を終えてしまいますよ。


外資系の社長をやっていると、100通のメールが来たら、そのうちの90通は、できれば開きたくない内容です(笑)。でも私は、イヤなメールほど先に開いて、早く解決してきたからこそ、生き残ってこられた。


問題を放置しておくと、雪の斜面を転げ落ちる雪玉のように加速度的に巨大化してしまい、個人の力では止められないほど大きくなってしまう。ですから、イヤなことほど、問題が小さいうちに手を打たなければ。


課長になったら5割、部長になったら7割、社長になったら9割の人に悪口を言われていると思え。人間に嫉妬はつきもの。とくにリーダーに対しては妬みも強い。


「どうなりたいか」「どうなったら成功か」という目標が自分の中にあって、蛇行しながらも、そこに向かって進んでいく。その意識があれば、他人がどう言おうと気にならないでしょう。


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