山之内秀一郎の名言 一覧

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山之内秀一郎のプロフィール

山之内秀一郎、やまのうち・しゅういちろう。JR東日本初代副社長、のちに会長。宇宙開発事業団理事長

極論を言うと、私は技術の伝承は不可能なのではないかと思っています。技術とは自分で苦労して考えたり、困難を克服することで身につくものです。技術は自分で作るしかない。また、技術は刻々と変化します。技術は伝承するものではなく、変わっていくものなんです。


科学技術において、失敗は必ずあるもの。それを乗り越えてこそ、本当の技術だというのが私の技術者としての持論です。飛行機にしても、鉄道にしても、失敗の経験を生かし、技術を高めてきたからこそ今日の発展があります。


科学技術の世界では無茶をしてでもトライする時期と、慎重にふるまう時期を見極める必要がある。日本の宇宙ロケットは短期間に成功が続き、そのまま短期間で高い技術レベルに到達するものだという「イケイケドンドン」的体質になっていた。無理をするのが普通になってしまっていたんです。私は逆に、いまは慎重に舵を切ろうと考えました。だからH2A(国産ロケット)はトラブルが見つかった時点で、ただちに打ち上げ延期を決めました。


宇宙開発事業団の場合、二回連続で失敗する前、じつは29回連続で成功している。これは凄いことであると同時に、不幸なことでもあるんです。失敗体験の蓄積が少ないから、背伸びをしていたところもあったのではないかと思います。日本の宇宙開発技術は、歴史も浅ければ、失敗体験も浅い。これは大きなハンディキャップです。


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