小澤三敏の名言 一覧

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小澤三敏のプロフィール

小澤三敏、おざわ・みとし。住友重機械工業会長。京都大学卒業後、住友重機械工業に入社。その後、同社で社長・会長を務めた。そのほか、京都大学の機械系学科の同窓会組織である京機会の会長なども務めた経営者。

現実だけを見つめていても、正しい判断はできません。未来をイメージする想像力が必要です。


経営判断に「たまたま」はあってはならないはずです。


印刷機械事業は不採算でしたが、精密技術が応用できることもあり、当社の戦略製品でした。ところが視点を変えてみると、「技術提携先の技術料が高く、利益を圧迫している」「後発だったため顧客基盤が弱く、資金回収のロスが大きい」「量産効果が見込みにくい」といった事態が見えたんです。社長への提言は一回は突き返されましたが、私は事業を撤退すべきだと判断しました。
【覚書き|常務時代を振り返っての発言】


複雑な事象を大きくとらえて判断するということは、はっきり言って難しいです。エンジニアというのは突き詰めることには熱中するんですが、単純なところがあるんです。かくいう私も部長や事業部長までは良否(不良品かそうでないか)だけの世界で生きてきました。


会社の中には、黒字の事業も赤字の事業もあります。将来性も、技術力もまちまちです。しかし、儲からない事業だといって簡単にやめることはできません。あらゆる事業に開発資金や人材を振り分けるわけにもいきません。たとえば、成果が十分でない部門のテコ入れを後回しにして、まずは強い事業の長期戦略に着手することがあります。限られた経営資源の分配には常に優先順位をつけ、総合的に判断しないといけないのです。


経営者として、とくに株主の視点に立って執行役員を監督する取締役の会長という立場になると、良否だけでは判断できません。むしろ(業績の)良し悪しの判断が重要なのです。つまり、悪しにも3分の理があると、悪しの存在も認めざるを得ません。


私は大学を出てから約20年、製造現場でモノづくりをやってきました。どんな製品を作るかはある程度決まっていて「徹底的によいモノを作る」「ミスをゼロにする」ことに全精力を傾けてきました。そこでの判断は良否に尽きます。欠陥製品である「否」は許されず、「良」しか認められない世界です。設計にミスがあれば、突き返し徹底的に計算させる。製品に不具合があれば、徹底的に改良する。そんなやり方をずっと通してきました。


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