小池恒の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

小池恒のプロフィール

小池恒、こいけ・こう。日本の経営者。音楽の売れ行きランキングのオリコンチャートで知られるオリコンの社長。東京出身。明治大学法学部卒業後、服部セイコー(のちのセイコー)に入社。その後、(株)オリジナル・コンフィデンス(のちのオリコン)に入社。取締役、副社長などを務めたのち、オリコングループのCEO(最高経営責任者)に就任。そのほか、

大企業の経営者の一挙手一投足は、社会の関心事であり、広く認知されるべきで、その反応にも気を配るべきだという考え方もあります。しかし、懸命なマジョリティ(大衆)は、サイレント(寡黙)な存在です。経営者のパフォーマンスに反応するのはわずかな人たちです。経営者は物言わぬ大衆こそ大切にすべきです。


メディアに出る経営者や文化人で敏感な方は、「出過ぎている、危ない」と思えばスッと身を引きます。


私は特異な家庭に育ち、またメディアの中枢にいる人間だからこそ、情報の発信過多は、出る杭は打たれる危険性があると本気で思っています。


仮に不祥事が起きたら、私は積極的に出て行って説明します。しかし、平常時は沈黙のスタイルを貫きたいと思っています。


私の経営者の理想は、ジャニー喜多川さん(芸能事務所ジャニーズの社長)です。あれだけ商品であるタレントが売れているのにもかかわらず、社長は一切発信しないし、どんな容姿なのか一般の人は知りません。当社は音楽情報を売りにする会社ですから、信憑性のある情報を的確に配信していくことが第一義です。あまり社長が派手に振る舞うと、データの信憑性が疑われます。


人間はひとたびメディアに出始めると、中毒になるんです。テレビ局や雑誌から声がかからなくなると、今度はメディアに出るためにはどうすればよいかと試行錯誤し、苦しみだすのです。一部のベンチャー企業の経営者は中毒の一歩手前だと危惧しています。メディアとのかかわりが深くなり、ブログなどを駆使するうちに、経営の判断を誤ることも考えられます。ひとたびネガティブな局面に陥ると、今度はおつりがくるほど、メディアにこっぴどくやられます。本人はまだしも、社員はたまったもんじゃありません。


私がメディアに露出することをネガティブに考えているのは、父でオリコンの先代社長だった小池聰行の影響が大きいんです。いわゆるタレント社長の走りが父でした。メディアに毒され始めた父は、そのうちに髪をタレントのように伸ばしはじめ、赤や黄や青の派手なジャケットを羽織り、歌手でもないのにテレビで歌い出しました。社員もパフォーマンスする社長に振り回され、オリコンは地に足をつけた経営ができていなかったと思います。副社長だった私は、「これはまずい」と悩みました。


基本的に私はマスコミには登場しません。まれに、きちんと私の主張を伝えてくれそうな取材のみ対応することはあります。しかし、現場の社員でも十分答えられるようなインタビューはすべてお断りしています。無論、株主に対して説明責任が生じる株主総会などには、私が出ていくべきだと考えます。しかし、社業のための「発信」と、マスメディアに出る「露出」とは異なる性質のものです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ