小林誠(物理学者)の名言 一覧

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小林誠(物理学者)のプロフィール

小林誠、こばやし・まこと。日本の理論物理学者。ノーベル物理学賞受賞者。愛知県出身。名古屋大学理学部物理学科卒業、名古屋大学大学院理学研究科修了。京都大学理学部助手、高エネルギー物理学研究所助教授・教授、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所長、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構理事、高エネルギー加速器研究機構名誉教授、財団法人国際高等研究所フェロー、独立行政法人日本学術振興会理事、名古屋大学特別招へい教授、高エネルギー加速器研究機構特別栄誉教授、独立行政法人日本学術振興会理事・学術システム研究センター所長、名古屋大学特別教授、名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構諮問委員会座長などを歴任した。主な受賞歴に第25回仁科記念賞、日本学士院賞、アメリカ物理学会J・J・サクライ賞、朝日賞、第48回中日文化賞、ヨーロッパ物理学会高エネルギー・素粒子物理学賞、ノーベル物理学賞など。

基礎研究は、成功確率の低い厳しい世界。だからこそ、見守る度胸が必要です。それこそが本当の先進国であり、科学技術立国ということだと思います。


基礎研究が科学技術の基盤を支えるからこそ、地平が広がる。


基礎研究の世界は、まさしく死屍累々です。失敗する人がたくさんいて、その中から、いくつか成果が出ればよいわけです。こういう研究は、国や大学が担うべきものです。


リスクを取って実用化にほど近い分野の研究をするのは企業の役目です。ですが、企業こそ本来リスクを取るべきところで取っていない。そこを基礎研究に負わせようとするなら、それは間違いです。


忘れてはいけないのは、どのような研究分野であれ、趣味ではなく職業として、仕事として取り組むものだということです。私に限らず、責任ある立場の人は同じような考え方をしていると思います。


たとえば、工場などの現場から研究所へ移りたい人がいるとします。研究にはそれなりのリソース(資源)を使いますから、研究員の数も定員が定められています。その枠の中に入るには、まずその分野において成果や才能を認められなければなりません。一般的にいえば、その人の専門性が受け入れる側の課題とマッチしていれば、認められる可能性は高いでしょう。


30代後半になってもポストが遠い人には、「君は将来のことをどう考えているの?」と声をかけることも必要です。研究所にこもるばかりが人生ではないのですから。


科学技術研究には基礎的なものもあれば、実用的なものもあり、全体で大きなシステムを作っているのです。基礎研究が最もあやふやです。それが発展することで、全体のシステムが大きくなり、強固になっていくのです。


昨今は、基礎研究に成果を求めすぎています。成果が出ないと、職も見つからなければ、研究費も得られない。世知辛い世の中です。政府も企業も研究投資への見返りを求めすぎています。科学技術全体への貢献というマクロのリターンがなければ困りますが、個別の研究について、いちいちリターンを問うのは間違っています。事業仕分けのような近視眼的な手法は問題外です。


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