小林弘人の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

小林弘人のプロフィール

小林弘人、こばやし・ひろと。日本の経営者、編集者。長野県出身。同朋舎出版に入社し、書籍編集者としてヒット書籍を数多く担当。総合情報誌『ワイアード』、月刊誌『サイゾー』などの創刊に携わり編集長を務める。雑誌だけでなくインターネットメディアでも広く活動し、米国の人気ウェブメディア『ギズモード』日本版の設立などを行った。そのほか、企業のウェブ活動の支援事業を行っている。インフォバーン社長。

ユーザーのコミュニティ化のポイントは「可視化」です。例えば、ある自動車メーカーは休日にファンを集めて、工場の一部を開放している。開発者も参加し、ユーザーの質問に答えてくれる。それを続けることで、リピーターも増えるし、ユーザー同士が感想を語り合ったりもする。肝心なことは、これらがすべてウェブ上で可視化されているかということです。こうした取り組みをしていても、きちんと外に発信しないと、ユーザーは反応しようがない。企業がオープンな姿勢で情報発信すること、そしてユーザーが関われるような窓口を作ることが大切です。


語るべきものがないという企業でも、掘り下げていけば必ず何かが出てくる。提供する商品やサービスのエッセンスを抽出することは、企業にとって「核心探し」の作業でもあります。そこで自社の本質が見つかれば、顧客とどう付き合っていくのか、あるいはどんな商品を提供していくのかが見えてくる。メディアを作ることは、自社を再認識し、戦略を再確認することでもあります。


企業の内部には色々な発信すべき「ストーリー」があります。しかし、現場の担当者にとっては当たり前のことで、なかなかその存在に気付かない。第三者の視点が必要です。広報や宣伝に、こうした意識と経験を持ったスタッフがいれば、社内で情報の発掘ができますが、なかなか難しい。であれば、外部からプロの編集者に参加してもらうことが有効です。彼らは、どんなストーリーにユーザーが反応するのか、よく知っています。


ほとんどの企業が売っているものは、「商品(プロダクト)」「経験(サービス)」「情報」のいずれかです。プロダクトを売っている企業は、その商品がもたらす経験(サービス)も売っている。その意味で、全ての製造業はサービス業でもあります。ならば、もたらす経験がどう違うのかを発信しなければならない。製造業にとっては、「商品」が始点で、「情報」が終点ですが、多くのユーザーには情報が始点であり、メディア化が急務です。


企業がウェブサイトを作った時点で、メディア化は始まっています。自社が発信する一方で、ユーザーもパワフルに発信している。マスメディアは、一方通行でしたが、企業メディアは双方向。コミュニケーションがフラット化している中で、ユーザーとの対話の必要性に気付かされていると思います。


現在の企業メディアは、担当者の頑張りに負っている部分が大きい。しかし、必要なのは、いくつものメディアを駆使してユーザーコミュニケーションをどう構築するかです。トップマターとして戦略をもつべきでしょう。その上で、権限を委譲された個々の部署が発信すればいい。それによってユーザーがどういう行動を起こしたか、どういう経路でサイトに来たか、どんな商品やサービスを購入したかは、全体で把握すべきことです。これはWebマスターのみではできない。企業のメディア化を担当する新しい職種が必要です。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ