小幡績の名言 一覧

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小幡績のプロフィール

小幡績、おばた・せき。日本の経済学者、投資家。専門は企業金融、行動ファイナンス、政治経済学。千葉県出身。東京大学経済学部卒業後、大蔵省(のちの財務省)に入省。ハーバード大学で経済学博士号取得。一橋大学経済研究所専任講師、慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授などを務めた。著書に『ネット株の心理学』『すべての経済はバブルに通じる』『リフレはヤバい』『成長戦略のまやかし』ほか。

私は、アドバイスは与えます。でも、決断は自分がするものです。キャリアもそう。自分でデザインしてもらいたい。


いまは5年先も見えない不透明な時代です。そのようなとき、先の読めないことをひたすらプランニングするのはアホだと思います。どこかの国の成長戦略にも似ています。ならば、目の前にある仕事に全力で取り組み、学べるもの吸収できるものを自分の血肉にするのがいいでしょう。


自分の成長が今後見込めないような場合は、転職の大きな理由となります。


「実践力」は、現場以外では身につかないものです。ロジカルシンキングといった思考法などは、学校ではなく、仕事を通じて学ぶべきだと思います。


違う環境で育ち、違う行動原理や発想を持つ人々が、ひとつのチームとして企業で働けば、いろいろなアイデアが出てくるでしょう。


なかなか会社を去れない場合は、「複線的な人生」を送ることもいいでしょう。会社のキャリアパスを築きつつ、週末に新しい人生の行路を広げるのです。たとえば、週末に趣味に打ち込み、それを副業にして、ゆくゆくは生業にするといった具合です。


自分が成長できるかどうかで進路選びをするときのポイントとなるのは、「相手となる顧客と向かい合えるか」でしょう。顔を見て声を聞けることは「相手から学べる機会がある」ということであり、顧客の抱える問題を見つけて分析して解決する力を養えることになるのです。これは、キャリアを築くうえで、あって得はしても損はしないスキルだと思います。


一概には言えないのですが、現場における実践を通じてビジネスの基礎を学べるのは、日系企業なのではないか、と思います。というのは、社員を「育てよう」という意識を会社が持っているからです。とはいえ、日系企業がかつてのような終身雇用制度をとらなくなっているのも事実です。つまり、実践力を養う場は少なくなってきているのです。そうであるならば、やはり、「自分が成長できるかどうか」が、進路選びの大きな判断基準になります。


発音が下手でもいいので、流行の言い回しなどでなく、品のある言葉遣いを心がけるべきでしょう。


「基礎力」と「実践力」が、日本のビジネスマンから、いつの間にか、失われてしまったのではないでしょうか。とくに、「基礎力」の衰退は目に余ると思います。近ごろは、その「基礎力」のなかでも、国語教育の弱さが目立ちます。乱れた日本語が氾濫しているのが気がかりです。正しい、美しい、日本語を使ってもらいたい。英語も同様です。


私の場合、キャリアを深めるために、米国の大学院への留学を決めました。有意義な学生生活でしたが、同時に米国のいわゆるエリート学生に対して、ちょっとばかりの失望を抱くようになりました。彼らのキャリア構築がつまらなく感じるのです。有名な高校から、アイビーリ-グに進み、著名なビジネススクールで経営学修士号(MBA)を取得する。就職はコンサルティング会社かインベストメントバンク(投資銀行)。そこから生まれるものは、同じ発想によるものだけで、厚みがまったくないのです。成長の鈍化は否めないと思ったところ、これは米国だけが抱える問題ではないということに気がつきました。東京の山の手に住み、大手町に勤めるエリート会社員を父親に持ち、東京の有名私立中学から東京大学に進み東京の大企業に入る、日本の若者の姿と重なるのです。


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