小島貴子の名言 一覧

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小島貴子のプロフィール

小島貴子、こじま・たかこ。日本のキャリアカウンセラー。福岡県出身。高校卒業後、三菱銀行(のちの三菱東京UFJ銀行)に入行。窓口業務や社員教育などを7年間担当。出産のため退職し、7年間専業主婦となる。職業訓練指導員として埼玉県庁に入庁。同県庁に14年間勤務し、1000人以上を再就職に導いた。その後、立教大学、東洋大学で教鞭をとりながら、キャリアカウンセラーとしても活躍した。著書に『働く女の転機予報』『我が子をニートから救う本』『もう一度働く!55歳からの就職読本』ほか。

現存する職業が今後も存続するとは限らない上に、新たな職業も続々と誕生する中で、既存の職業を念頭に置いてキャリア設計を立ててもあまり意味を持たない。


悲壮な顔をして再就職活動をしても、誰も同情してくれないのが現実。そうした精神状態では、面接にこぎ着けたとしても落とされるだけだろう。「何でもできます」、「これまでの仕事を卒業して心機一転、新しい分野で一旗揚げるつもりです」というくらいのポジティブな気持ちを持つことが、再就職に成功するために最も必要な条件だ。


求人雑誌やハローワークで職探しするのも手だが、人から紹介してもらったほうが、よりよい再就職先を見つけられる可能性が高まる。そのためには、自分のことについてよく知っている人脈を持つこと。こればかりは再就職活動を始めてから努力してもどうにもならないので、普段からの積み重ねが物を言う。人からの紹介で再就職先を探す場合は、自分が何をやりたいのか、何ができるのかを、紹介してくれる人にしっかりと伝えておくのがポイントとなる。


周りの人に自分を知ってもらえば、再就職も有利に進められる。再就職活動中には名刺がないのが普通だが、あえて求職用の名刺を作り、それを持ち歩くようにしたい。名刺には連絡先はもちろん、職歴などを入れてもよい。要は、自分自身で情報発信していくこと。その意味では、ブログやSNSなども利用価値大。自分にできることを公開すれば、そこに興味を持ってくれる会社から仕事のオファーが来る可能性も出てくる。


前職を辞め、再就職することを決断したら、それまで構築してきた人間関係の棚卸しをお勧めする。ビジネス、プライベートの別は問わず、大事なことは、目先の損得勘定だけで付き合ってきた人と、そうでない人とをきっちり分けること。具体的には「ちょっと会いたいのだが」と連絡して、理由も聞かずに会ってくれる人が、あなたにとってのキーパーソンになる。損得勘定抜きで付き合える人であり、そういう人こそ転職先を紹介してくれるものだ。


「とにかく雇ってくれるならどこでもよい」という考えで再就職するのは避けたい。とくに40代の再就職で大事なのは、これから自分が十分に生活できるだけの所得を確保できるかということ。そのためには、成長余地のある業種を目指すべき。世界的にも高いシェアを持つ機械メーカーや、震災復興などで当面は高い需要のある土木・建築、あるいは住宅関連、さらには富裕層を対象にした介護ビジネスといった、これから伸びそうな業種を探すなど、業界研究を怠らないようにしたい。


2回目以降の転職では、最初の転職先より大きな会社に勤められる可能性は限りなく低くなる。表面的には労働条件が悪化することになるが、実力次第では前職よりもよい条件を確保できる。たとえば、前職で獲得した優良な顧客や営業ノウハウを武器にすれば、転職先で以前よりもよいポジションに就くことも可能だろう。会社の看板ではなく、自分の名前で仕事が取れるようにしたい。


終身雇用制が崩壊したいま、再就職先で定年まで働ける保証はどこにもない。再就職した数年後には、また別の仕事を探すというケースも十分考えられる。定年まで働けるという考えは捨て、5年ごとに最低でも3回は転職するという意識を持つようにしたい。もし45歳なら60歳まで3回転職をし、最後は65歳まで働くことになる。


再就職に際してまず大事なのは、自分の家計はいくら必要なのかを把握すること。年間450万円を使っている家計なら、本当に450万円必要なのかを洗い出す。その結果、350万円でも何とかなりそうなら、年収400万円程度の仕事を探せば選択肢も増える。特に40~50歳は、子供の教育費や住宅ローンなどで、最もおカネがかかる年代であり、何が何でも家族を守らなければならない。家計が破綻しないためにも、支出の把握は最重要事項に挙げられる。


対人関係構築力や問題意識力などの能力は、専門知識や技能、それらに支えられた行動と成果という、再就職に際して、かつて最も重視された要素を支える土台のようなものだった。しかし、これからは逆に、その土台こそが最も重視される時代になる。


これまで再就職では、専門知識と技能、それらによって生み出された成果が重視された。しかし、これからの時代、もはやその考え方は通用しない。世の中全般、変化のスピードがあまりにも速いため、専門知識や技能が、あっという間に陳腐化してしまうからだ。その結果、再就職の採用基準に、パラダイムシフトが起ころうとしている。専門知識や技能、成果の代わりに、対人関係構築力や問題意識力が重視されるようになってきた。コミュニケーション能力と問題解決能力と言い換えられるが、大勢の人を束ね、意思疎通を図り、目の前にある課題に対処する力。それを企業は求めている。


日本人は質問する力が弱く、授業でも静かに聴くのがいいと考えている学生が多いようですが、それでは社会に通用しません。私の授業では、いつ指名してもすぐに質問できるように工夫をしています。「問いを立てる力」は「意見を構築する力」につながるからです。その点、外部講師の講座では積極的に質問する姿が見られ、頼もしいですね。


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