小宮一慶の名言 一覧

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小宮一慶のプロフィール

小宮一慶、こみや・かずよし。日本の経営コンサルタント。大阪府出身。京都大学法学部を卒業後、東京銀行に入行。ダートマス大学でMBAを取得。東京銀行本店で外国為替・債券ディーラーやM&Aを担当した。独立後はコンサルティング活動や各種企業で社外取締役を務めている。明治大学会計大学院特任教授、ルーマニアのスピルハレット大学客員教授なども務めている。金融・会計分野に強く「1秒で財務諸表を読む方法」「お金を知る技術 殖やす技術」「戦略経営のための管理会計入門」などの著書を持つ。

社内外でのプレゼンや提案の場で人を納得させるには、曖昧な言葉より数字の方がより説得力を持つことがある。


仕事とは、本来、社会貢献。自己満足ではいけない。


良い仕事をすれば、社会からの信用を得ることができる。


勤勉であることで、働くことそのものの喜びがわかるようになる。


経営コンサルティングをしてきたなかで感じるのは、とりわけ優れた経営者や管理職は、「明日延ばし」にすることはないということ。彼らは情報を入手したら、すかさず決断したり、今すぐ行動に移したりする傾向が人一倍顕著です。


成功者に多い「訥言敏行」な人は、性格的にせっかちと言えるかもしれません。逆に言えば、のんびり屋で成功している人を私はあまり見たことがありません。


せっかちの利点は、経験値の高さです。即行動の人は、成功も失敗も、良いことも悪いことも、経験する回数が多くなります。また、失敗しても、それを踏まえて人より先に改善策を打ち出すこともできます。


一人前と一流は違います。一流になりたければ、人が見逃しがちな基礎や本質を自分の頭と体にきちんとたたき込まないといけません。


私は多くの経営者と接していますが、やはり長期的に会社や組織を繁栄させている人は自分の考え方がしっかりしている。つまり、正しい生き方を持っている。私の言葉でいえば人物力のある人なのです。


20代のうちは簡単な仕事を与えられることが多いでしょう。大事なのは、その業務を適当にこなすのではなく、仕事の本質的なことを学ぼうとする意識。将来、経営やマネジメントに関わる仕事をしたいならなおさらです。


ニュースにはメディアの思惑や主観も交じることがあり、ウィキペディアなどの情報は玉石混淆であることも多い。少し読んでわかったつもりにならず、ニュースソースにあたる。文献なら原典にあたる。統計なら基になっている統計データをあたってみると面白い発見があります。


武士は4、5歳から『論語』を毎日素読するから人としてのバックボーンがあり、20代の若さで大将として大勢の部下を堂々と率いることができたのです。


ずっと出世街道をきた人は、どうしても自分を過信してしまうことがあります。もちろん自分を全否定する必要はないですが、自己正当化して失敗するのはもったいない。大事なのは、人の話に耳を傾け、受け入れること。そして一日に一回は自己反省する時間を設けること。


何かの志を遂げようとするときには、それが正しければ何をやってもよいということはありません。そうであるからこそ、慎重にプロセスを選び、衆知を集め、さらには周りの状況に配慮して事を進めなければなりません。


数字で具体化することによって、目標達成の確率が上がり、発見力や発想力もアップします。他者への説得力、プレゼンテーション力も強化されます。説得やプレゼンの要諦はロジカルであること。数字力とは論理思考のひとつの基本です。数値化するということは定量化するということであり、それはものごとを論理的に分析したり、推論するのが可能になるということです。


日本の企業は目標を掲げるときに、こうありたい姿ばかりにとらわれがちです。本当に大切なのはそれに至るプロセスです。そこが戦略、戦術です。具体的に取り組むことがなければ、戦略が成功することは、まずありえません。その最初のステップが数字だと私は思っています。何でも数値化する。ビジネスにおいてはほとんどすべてのものが数値化できます。


強い組織やできる人は、大きな目標から、小さな施策まで、すべて数字に落とし込んで、目標に向かいます。しかし、日本人は往々にして漠然と方針を決めただけで何かできそうな気になります。具体化したり、数値化しなくても、曖昧なものをあいまいなままで納得する傾向が強いのです。


ある企業の取締役会で、「顧客認知度を高めるのを今期の目標にしたい」という提案に対し、私と別の役員が「それは目標としてふさわしくない」とダメ出ししたことがあります。理由は認知度を図るメジャーがない。数値化ができないからです。


「顧客満足度を高めよう」という大まかな方針を決めて、次に具体的な施策を打ち出さなければならないときに、多くの会社は、たとえば「顧客訪問の回数を増やす」とだけ漠然と決めて、具体的な数値目標を立てない。そういう会社に限って「いま、営業マンは月に何回訪問しているんですか?」と聞いても、ほとんど答えられません。訪問回数を増やそうにしても、現状を把握していなければ、どこまで訪問頻度を高めれば顧客の満足度が上がるのかもわからないのです。


ビジネスではものごとをできる限り具体化、数値化することが求められます。だいたい、ものごとは具体化しない限り実行できません。数字というものは、ある意味、究極の具体化です。たとえば、PDCA(計画、実行、評価、見直し)サイクルが上手く回らないというマネジメントの嘆きがよく聞こえてきます。そういう会社の問題点というのはだいたい決まっていて、具体化ができていないのです。


仕事の出来ない経営幹部や管理職によく見られるのが、具体的な数字を示さないで「売れています」とか「落ちています」とか、あるいは「もうちょっと」「だいぶ」などと漠然とした言い方をすることです。できるビジネスマンなら会議やプレゼンはもちろん、日常会話でも「○○円売れた」「ゴールに対していま、○○%の達成率」とか、「先月に比べて○○%増(減)」などと具体的な言い方をします。


上手くいっていない会社のトップは数字に弱いのはもちろん、数字を大雑把に、適当にしか把握していないから、桁が違っていても気づきません。把握しているといっても、自分の都合のいいように解釈しているだけという場合が多いのです。数字の桁を間違えるのは仕事の出来ないビジネスマンにも共通しています。これは学歴とは関係ありません。


上手くいっている会社の経営者はそれこそ数字に強いというか、数字の間違いにいち早く気づきます。必ずしも統計や財務に明るいというわけではありません。しかし、担当者が出してくる書類の数字の誤りをパッと見て気づきます。


数字力というと漠然と「数字に強い」というイメージがあるかもしれません。数字力とは、私は「把握力」「具体化力」「目標達成力」という3つの力が身につくことだと思っています。


仕事柄、経営者やビジネスマンと接する機会も多いし、十数社の会社で非常勤役員をしているので、役員会などの会議にも多く出席していますが、いつも感じるのはビジネスにおける数字の大切さです。


資産運用のリスクに対する3つの原則

  1. 自分の年齢や収入を考えて、将来リカバリーできる可能性があるくらいの期間が残されていれば、投資に少々のリスクが許容できる。
  2. 5年などといった期間が残されていない。または将来確実に必要なお金は確実な運用をする。
  3. 期間が短くても余ったお金は自分の受け入れられる許容範囲に応じてリスクをとる。

弊社の社是のひとつに「お客様第一主義」があります。あるとき、部下と打ち合わせをしていて、「小宮さん、それはお客様第一主義ですか?」と言われたことがありました。一瞬カチンと来ましたが、冷静になったときに振り返ると、ありがたい言葉でした。


どうしても上司の言うことを聞かない部下がいたならば、周りを動かすことです。たとえば、電話の対応がお粗末な部下がいた。その場合、電話の対応が上手な部下2、3人に電話がかかってきたら呼び出し音3回以内にとり、切るときは、ありがとうございましたと言うよう、電話対応の基本を実際に示してもらいます。それを何度も繰り返せば、言うことを聞かない部下も、それに倣うようになります。それでもダメな部下は、自分から辞めていきます。


部下は、お前こそ行動を改めろと思っているはずですよ。部下は上司の鏡なんです。


悪い情報の報告がないのは、もともとのルールづくりが悪いからです。失敗したことはきちんと報告するというルールがあっても、そのために罰を受けるくらいなら、部下は隠そうとするでしょう。当社の場合、クレームは必ず発生するという前提で、仕事の方針に従って発生したクレームなら、責任は一切問わないことにしています。


「フォー・ザ・カンパニー(会社のために)」という意識を持たせることが、部下に意欲をもって取り組んでもらう秘訣です。


私のオフィスには少人数のスタッフしかいませんが、たとえば、私は日ごろから冗談を言ったりして、部下との間にあるバリアを低くするよう心がけています。「人は幸せについてくる」が私の持論なんですが、部下でも恋人でも、人は幸せになれると思ったら、その人についていく。そのベースにあるのが信頼関係なんです。


人間は、他の人間に対して必ず心理バリアを持っています。部下に頼みごとをしたときに嫌がられるのは、その上司に対しての心理バリアが高いからです。これを低くしない限り、何を頼んでも部下は抵抗を示すでしょう。


企業を経営するには、経営だけでなく心理学も知っておくべきだ。


大切なことは『人によって最適なポートフォリオは違う』ということ。Aさんに正しい金融商品も、Bさんには正しくない場合があるのです。同じ100万円でもAさんは銀行に預金すべきだが、Bさんは株式や投資信託を買った方が良い場合があります。年齢や家族構成、ライフステージ、時々の収入や必要資金が人によって違うからです。


私は証券会社の人のコメントは適当にしか聞いていません。所詮、株を買わせるための話ですから。


私は東京銀行時代に為替のディーリングを経験しましたが、短期売買はよっぽど運の良い人でない限り儲け続けることができないどころか、トータルで勝つことも難しいというのが実感です。株式でも外国為替でも短期投資は、ある意味バクチだからです。


投資信託の運用会社や販売会社は手数料で儲けているのです。売買手数料が必要な株式も同じです。手数料が欲しいからこそ、証券会社を筆頭に、出来るだけ取引をさせようとするのです。ですからそんな甘い言葉に騙されてはいけません。


どうか皆さんも経済・金融の動きに対して自分なりの仮説を持ち、そこから現実の経済や金融の動きを見つめてください。そうすることで、世の中の動きや自分の金融資産などに対する見え方が違ってくるはずです。世界一の投資家ウォーレン・バフェットがこう言っています。「天と同じく市場は自ら助くるものを助く。しかし、市場は天と違い、右も左もわからぬ者を許さない」


一般的に金融機関に資産運用を相談すると、リバランス(ポートフォリオの資産分配見直し)を定期的に行うように薦められることが多いのですが、この「定期的に」が曲者です。とくに投資信託を買っていて、年に一度リバランスなどしようものなら、販売手数料を毎年取られていつまでたっても元本が増えない。などということになりかねません。


預けられている純資産総額が増加しているかどうかも大切です。人気のある投資信託は純資産総額が増えているはずです。一方、パフォーマンスが悪く、損失が出ているような投資信託では、投資家がどんどん抜けて信託財産が減少しているでしょう。運用会社の純資産総額が減少している場合は要注意です。


信託報酬の率に注意が必要です。信託報酬は、投資信託を保有している間は必ず差し引かれるからです。仮に年率5%で運用できたとしても信託報酬として2%差し引かれると、ネット(正味)で3%の利回りにしかなりません。


投資信託はあくまでも「自分では買えない、買いにくい金融商品を使っての運用代行」と考えるべきものです。良い投信と悪い投信の見分け方は、あくまでも運用実績で判断すべきです。ポートフォリオを作るうえで組み込む必要のある種類の投信を選んで、それらの運用実績を調べます。過去三年間くらいを見ればいいでしょう。


絶対にやってはいけないことは、証券会社や銀行の店頭に行って「何を買えばよいですか?」というような投資信託の相談をすることです。厳しい販売ノルマがあり、強烈なプレッシャーがかかっている彼らに相談してしまったら、「食いもの」にされるだけです。手数料の高い投信を薦められるに決まっています。


一般のビジネスマンの方は、相場にあまりのめりこまないようにしてください。相場は麻薬みたいもので、のめりこみすぎると破滅してしまうことにもなりかねません。くれぐれも気をつけてください。そのためにも長期投資が前提です。


個別銘柄に投資するのは「当たるも八卦」的なところがあり、自宅購入費や子供の学費など失ってはいけない「守るお金」を投資するのに適しているとはいえません。ただし、良い株に当たった場合には、投資したお金をそれこそ何倍、何十倍と増やすことができるのが株式投資の魅力です。ただ、プロでも予想をはずすことが多く、インデックス全体の値動きにすら勝てない場合も少なくないことは認識しておく必要があります。


投資信託などでプロのファンドマネージャーがTOPIXにさえ勝てないのも、長期投資ができないことで説明がつきます。サラリーマンであるファンドマネージャーは、長くて一年、通常は四半期や半月ごとの実績が評価されボーナスが決まります。成績しだいでは職を失うこともありますから、どうしても短期で値動きの激しい銘柄を狙いがちになり、それで負けてしまうのです。


ウォーレン・バフェットやさわかみ投信のような長期投資を前提としている投資家は、短期投資家の動きに一喜一憂しません。むしろ短期投資家が買いすぎるときには買わず、売りすぎるときは好機ととらえて投資し、長期保有します。バフェットは短期投資をしてくれる「プロ」のファンドマネジャーがいるおかげで自分たちは儲かるとハッキリ言い切っています。


年齢が若く、元本を殖やすことが目的で投資信託を買うなら、分配金はなくても運用益を再投資するタイプの投資信託を選ぶべきでしょう。再投資されて元金に組み込まれた部分が複利で増えていくので、結果的に運用利回りが高まる可能性があります。


リバランスは景気の変わり目に行うのが正解です。「デフレ←→インフレ」「景気拡大←→景気後退」などの兆候が現れたときに、金融商品のバランスを変えるのです。景気やインフレの動向によって適切な金融商品が違うからです。


こんなデータもあります。通常、比較的高い手数料を取る積極運用のアクティブ型の投資信託がどのくらいの利回りを出しているのかを調べたものです。ここ8年ほどの実績を比較してみると、TOPIXにも勝てないものの方が多いのです。さらに株価上昇期と下降期に分けてみると、上昇期にはTOPIXよりも運用成績の良い投信がほとんどですが、下降期になるととたんにTOPIXに勝てなくなってしまいます。


リバランス(ポートフォリオの資産分配見直し)を頻繁に行っていると、運用成績が格段に悪くなります。この低金利のときに毎年1%以上の販売手数料を取られるとしたらどうでしょう?皆さんの運用成績に大きく影響することは、一目瞭然ですよね。


投資信託は基準価格(時価)は「いくらか」「どれくらい上昇したか」あるいは「下落したか」を見て、過去からの運用利回りを計算します。分配型なら分配をしなかった前提での基準価格や利回りが公表されていますから、それを参考にします。過去からの運用実績が良いものが、選ぶべき良い投資信託です。他よりパフォーマンスが良いものです。運用期間が短いものは、数年間待って実績がハッキリするまでは買わないようにしましょう。


投資信託はうまく使わないと、投資信託運用会社、そしてそれを販売している証券会社や銀行が儲けるためだけの商品になってしまいます。彼らは損をしません。投資家が得をしても損をしても、とにかく販売すればするほど手数料が入るからです。下手に乗ってしまうと、手数料を取られて泣きを見るだけということになりかねません。


信託報酬についてたった1%などとは思わないでください。その1%が差し引かれなければそれは運用益を生み、しかも複利で違ってくるからです。たとえば100万円投資をした場合、10年で15万円近い運用益の差が出てきます。


資産運用の上でダウンサイドリスクも考えておかなければなりません。ダウンサイドリスクとは失敗したときにこうむる最大限の損失のことです。私は銃数社の会社の非常勤役員をしております。投資案件などでダウンサイドリスクがその企業にとって大きすぎる場合には、成功確率が90%程度だと考えられても反対します。なぜなら、会社をつぶしてしまう恐れがあるからです。


儲かりそうだからという理由で中身の良くわからない会社に投資するのは、大けがのもとです。私がパートナーとして参加している投資ファンドでも、財務内容はもちろんですが4人のパートナー全員が良く中身がわかっている会社にしか投資しません。たとえ儲かりそうでも、理解できない会社はパスです。


「金利」というのはお金についている値段です。値段ですから、物と同じで需要と供給の関係が当てはまります。お金を借りたい人が多ければ資金が足りなくなるので金利は上がり、逆にお金を貸したい人が借りたい人より多ければ資金余剰となり金利は下がります。


ある程度のキャッシュフロー(現金収入)を定期的に得る目的の投資もあります。配当利回りの良い株式や、投資信託、REIT(不動産投信)を買う。あるいは、賃料が入ってくる個別不動産を所有するといった場合です。


インサイダー取引にはくれぐれも注意が必要です。自社でなくても、取引先企業などの何らかの情報を得られる上場企業の株式を売買する場合も要注意です。その場合、公開情報以外の情報を手に入れて売買していたら儲からなくともアウトだからです。取引先の誰かから、それとなく言われた情報で売買しても法令違反となる可能性があります。捕まったら一生が台無しです。株式を売買するなら、直接取引きのない株を対象にしてください。


初心者の方はいきなり大きな投資をしないでください。まず投資というものに慣れてから、投資額を大きくしていくことです。なにごとも最初から上手くいきません。世の中にはビギナーズラックというものもありますが、決して長続きするものではありません。投資の腕を上げるには順序が必要です。


銀行時代にイヤな上司に出会ったのですが、イヤであっても、言っていることは正しいかもしれない。それが判断できないので、『論語』や仏教など、普遍的に正しいものへの興味を持つようになった。


日々の自分の行いを反省し、不要な物欲や功名心などを省くことが正しい生き方へとつながり、結果的に「利」をもたらすのです。


同期入社の中で一番先に出世しても態度を変えないよう自戒することが大事です。地位が高くなることで人格や態度が変わり、馬脚を現してしまったことで、ビジネスマンとしてだけでなく、人間として尊敬されなくなる人は多いのです。


手段として「顧客第一主義」を掲げるのはいただけません。それは偽物です。一枚めくれば利益第一の本性が剥き出しになります。


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