小倉広の名言 一覧

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小倉広のプロフィール

小倉広、おぐら・ひろし。日本の経営コンサルタント。新潟県出身。青山学院大学経済学部卒業後、リクルートに入社。企画・編集などの部署で働いたのち、組織人事コンサルティング室課長となる。その後、フェイスホールディングス、フェイス総研代表に就任。リーダーシップ開発の専門家。著書に『33歳からのルール』『33歳からの仕事のルール』『33歳からのリーダーのルール』『上司は部下よりも先にパンツを脱げ』『あたりまえだけどなかなかつくれないチームのルール』『任せる技術 わかっているようでわかっていないチームづくりのきほん』『なぜ、部下はリーダーの足を引っ張るのか?』他多数。

部下を育てるためには、上司が明確な意図と覚悟をもって部下に仕事を任せなくてはならない。


ビジネス経験を少し積めば分かる通り、仕事に方程式などないのです。ヒット商品の開発秘話などを見ても、それは明らか。


やりがいは仕事をやり遂げて初めてわいてくる。やる前から、「つまらない仕事」と決めつけるのは間違い。やりがいは壁の向こうにある。


リーダーは作業を持ってはいけない。リーダーが本来やるべきなのは、他人を動かして作業をしてもらうこと。


大事なのは仕事を私物化しないこと。「この仕事は私のもの」と考えるから「他人に任せるのは申し訳ない」と思ってしまうのです。


仕事がつまらないと思うのは、壁を乗り越えた経験がないからです。やりがいというのは「壁」の向こう側にしかないので、つまらない仕事を乗り越えた人だけが.それを手にすることができます。


ほかの人が「つまらない」といって手を抜く仕事を一生懸命にやっていれば、それだけで目立つし、評価も上がる。抜擢や昇進といったチャンスも増えるでしょう。転職を考えるとしても、そういう人なら誰かが声をかけてくれるし、いい縁にも恵まれる。結局、いまいる場所でベストを尽くすことが、人生を確かなものにする唯一の方法なのです。


お金を生むのは人を動かす仕事です。たとえば米俵を一人で一俵担げる人はすごいが、人を使って百俵担がせる人はもっとすごい。一人だけの作業と人を動かす仕事では、圧倒的なパフォーマンスの差が生じるし、当然ながら稼ぐ額も違ってきます。


自分の仕事を意味のある仕事、人とつながる仕事に変えることで、どんな仕事でもステップアップできます。


「人生でやりたいこと」とは、多くの場合、いますぐ手をつけなければならない緊急事項ではないでしょう。しかし、仕事で多忙を極めているはずの高年収者ほどそのための時間を意識して生み出し、努力してスケジュール化しています。


夢を掲げて幸福がやってくるのを口を開けて待っているだけでは奇跡は起きません。行動することが必要です。その第一歩となるのが「やることのリストアップ」です。夢がエンジンで、現実がタイヤだとすれば、やることリストはエンジンの動力をタイヤに伝えるシャフトの役割だといえます。


私は、集中力が最も発揮できる時間帯に締め切りのある仕事はしません。以前はこの時間帯にメルマガを書いていましたが、締切りのある仕事はどんな時間帯でも自分を追い込めばできます。この時間帯には、締め切りのない考える仕事をあてています。


人の役に立ち、人に感謝されるほどお金がついてきます。人にフォーカスするほど稼げるというのは、ひとつのセオリーだと思います。


自分の判断に自信を持ち、情熱をもってやり遂げていくためには、信念のようなものが必要になります。日頃から正しい行為を積み重ねていくことで、自らの信念を揺るぎないものにしていくことができます。ひいてはそれがビジネスを推し進める力となり、人を動かす力になっていくのだと思います。


人間という言葉に「間」という文字が入っているのは、いかにコミュニケーションが大切であるかを表していると思います。


フジゲンを世界一のギター会社に導いた横内祐一郎会長が「一流の人は皆、素直」と語っていたが、素直だから一流になれたと言い換えてもいいでしょう。


社会心理学では、ものごとの考え方や枠組みを変えるきっかけはコミュニケーションしかないと言われています。文字を読むのもひとつのコミュニケーションですが、やはり対面のコミュニケーションが一番有効です。


管理職に関するセミナーで、「どうやって自分をリフレッシュし、エネルギーを上げますか」という質問をよく受けますが、私は「人と会うこと」だと答えています。普段は落ち込むと人に会いたくなりますが、一人でいると不安が募り、ますます落ち込むのです。このネガティブスパイラルを止めるには、プラスのエネルギーを持ったポジティブな人に会うのがいいでしょう。


どうしてもしなければならない勉強をするには、アウトプットを先に決めるという方法があります。自ら勉強会の進行役を買ってでるなどして、本を読まなくてはならない状況に自分を追い込むのです。アウトプットを決めることで自然とインプットができるようになります。


地位が上がれば上がるほど、仕事とプライベートは切り離せなくなります。ストレスマネジメントは中間管理職ぐらいから意図的に心がけたい仕事のひとつです。


マーク・マットソンの言葉で「意識して良い習慣を身につけなければ、悪い習慣を無意識に身につけてしまう」とあります。体調管理のための良い習慣をつくらないと、知らないうちに悪癖に襲われてしまいます。何もしないことが、ゼロではなく、マイナスを呼び込んでしまうというリスクに気づくべきでしょう。


集中力を発揮できる時間は、最も効率が上がるレバレッジの利く時間であって、1日における聖域ともいうべき時間帯です。通常は午前中でしょうが、この聖域にどれだけ重要な仕事ができるかがポイントになります。


脳の働きには収束モードと拡散モードがあって、ものごとを整理していく収束モードにはデジタルツールが適していますが、想像力を膨らませてアイデアを出す拡散モードにはアナログが向いているような気がします。


やることには、やらなければならない受動的なニーズと、将来の目標に基づく能動的なウォンツがあります。人から言われたニーズだけをメモにした「やることリスト」は単なる備忘録にすぎません。夢の実現を目指すなら、ウォンツをよりリストアップしていくべきです。


ビジネスの場における緊急ではない重要事項には、業務改善、マニュアル化、社内外のコミュニケーション強化、人材育成、自己啓発などがあるでしょう。これらは「未来への投資活動」と「問題を未然に防ぐ予防活動」と言い換えることができます。


その会社で働くことを選んだのは誰でもない、自分自身です。まずは「いまここにいるのは自分の意思なのだ」と自覚すること。そうすれば、毎日の仕事が「やらされ仕事」ではなく「やりたい仕事」になるし、気持ちが晴れて漠然とした不安や苦しみから抜け出せます。


「会社の業績が悪化して、いつかリストラされるんじゃないか」という不安は、会社にぶら下がっているから生じるものです。日々の仕事に120%の力で取り組んでいる人は、自分で仕事をつかんでいる実感があるから不安になりません。


ビジネスマンにとっては、景気や業界動向などが「自分でコントロールできないこと」に当たるでしょうが、そのことばかり考えて不安に感じるという人は、目の前の仕事に全力投球していない証拠。余計なことを考えられるほど暇だということです。


青森県の大間町に、「日本一のマグロ釣り」といわれる漁師がいます。最高価格がつくマグロを毎年釣り上げ、なおかつ平均の4倍近い漁獲高を誇る人物です。彼はこういっています。「海に出れば、嵐や時化(しけ)でマグロが釣れないことはいくらでもある。天候という自分の力ではどうしようもないことに一喜一憂していたら心身がもたないので、自分はつねに船や漁具の手入れをしっかりして、毎日同じ時間に船を出すことだけを考えている」。つまり、自分でコントロールできないことに支配されると、不安や苦しみが生まれてしまう。だから、自分ができることを一生懸命やるしかないのだ、といっているわけです。


「俺は上司にこびたくない」などと妙な美意識を発揮する人は、組織より自分を優先しています。組織のパフォーマンスを下げれば、会社から認められないのは当然のこと。自分を認めてほしいのなら、なおさら「フォー・ザ・チーム」の精神で行動すべきです。


ときには、自分と他人を比較して、「どうしてあいつのほうが評価が高いんだ」と不満に思うこともあるでしょう。でも、その人の評価が高いのは、信頼を蓄積しているからです。上司に指示されたことは素直にやり、上司が困っていたら助け舟を出す。その積み重ねで上司の信頼を得ているのです。それを「上司にゴマをすっている」などと非難するのはお門違い。リーダーが仕事をしやすいように部下が動けば、組織の生産性は上がるのだから、会社員としてごく当たり前の行為です。


信頼は、約束を守ることによって高まります。提出物の期日を守る、会社の決めたルールを守る、与えられた数字を達成する。こうして約束を日々守ることでしか、仕事での信頼を蓄積することはできません。


人間というのは、「信頼」で動きます。信頼している相手がいうことなら、多少納得がいかなくても、「君がいうならやってみようか」と考える。逆に、信頼していない相手がどんなに正論をいっても、「君の話は聞きたくない」と思うものです。上司に認められたいなら、日ごろから信頼を蓄積することが必要です。


いいことも悪いことも、結局は自分のしたことが回りまわって戻ってくるのです。


できることはたったひとつ。それは自分を変えることです。もちろん、自分だって簡単に変えられるわけではありませんが、少なくとも可能性がある以上、他人を変えようとするよりは、ずっとストレスが少ないはずです。


「会社が成果を認めてくれないから、仕事が面白くない」という考え方は、問題を他人のせいにしているだけです。そう考えているかぎり、自分が苦しむことになります。他人は変えられないからです。不可能なことをやり続けるのはつらいに決まっています。


高い望みをもって、やるだけのことはやるけれども、結論が出たら何も欲さず、こだわらない。この「望めど欲せずこだわらず」の精神こそが、自分を苦しめない秘訣です。


人間関係には「作用・反作用の法則」があるので、「俺を認めない部長が悪い」などとグチや悪口をいえば、必ず倍になって返ってきます。悪口が相手の耳に入れば、ますます上司から嫌われ、評価が下がるだけ。反対に、グチをいわずに上司に指示された仕事を一生懸命やっていれば、上司も「俺のためにこんなに頑張ってくれるなんて、いい部下だな」と思って、その人を可愛がるようになる。


「他人を変えることなどできない」というのが私の持論です。家族や恋人とのあいだでさえ、相手が何でも自分のいうことを聞くなんてあり得ないのに、赤の他人である上司を思い通りに動かせるわけがありません。できるのは、上司が自分で変わろうと思うのを手助けすることだけです。だから上司の視点から見えるところにいろいろな意見を置くわけですが、それを採用するかどうかは上司次第だと割り切りましょう。


自分の意見を伝えたら、あとは上司に判断を委ねてください。組織に属する以上、上の人が決断するのは当然のこと。そこで「自分のほうが正しいのに」などと考えるから苦しくなるのです。


上司に意見を伝えるとき、コンテンツ(結論・メッセージ)だけでなく、コンテキスト(背景や経緯、文脈)も必ず伝えてください。「私はこのやり方がいいと思います」という結論を示したら、「なぜそう思うか」を伝えること。とくに「お客様からこんな意見をもらった」という顧客事例を伝えるのは有効です。上司は部下より現場を直接見る機会が少ない分、顧客の声を重視するので、納得してもらいやすいのです。


まずは上司と論点・視点を揃える必要があります。視点を揃えるには、「聞く」「話す」というコミュニケーションの基本を実践するしかありません。ただし順番が重要で、最初は相手の話を聞くこと。納得できない戦略を上司から示された場合でも、不満をそのまま上司にぶつけてはいけません。「この戦略だと効率が下がるように思うのですが、私の考え違いかもしれませんので、部長がどのような視点でこうお考えになるのか、教えてもらえませんか」と、まずは聞く姿勢を示すのです。


上司と部下の意見が異なるのは、それぞれが相手の論点・視点を理解していないからです。たとえば、上司が部署全体をみているのに対し、部下は自分が担当する範囲しかみていなければ、意見の違いが生まれるのは当然です。逆に、部下は現場でお客の反応を間近にみているが、現場から遠いところにいる上司には、それがみえていないこともある。つまり、互いにみている景色が違うから、意見の違いが生まれてしまうのです。


叱るときこそ未来志向が不可欠。「なぜこんなことになったんだ」と詰問するのは叱りの定番ですが、過去のことをあれこれ言っても仕方ありません。「改善のために今後何をしたらいい?」と問いかけていくことが大切。


部下を叱るとき「ここがダメ」ではなく、「こうすればもっと良くなる」という前向きな表現を。これは「ネガポジ反転」と呼ばれる手法で、やる気を損なわずに欠点解消を促す効果があります。


あくまでも一般論ですが、若いうちは弱点補強を優先するのがベターです。もし著しい弱点があると、長所まで埋もれてしまうからです。「スキルは高いが協調性に欠ける」といった弱点のある部下には小さなプロジェクトのチームリーダー役をさせる、といった方法を。こうして少なくとも弱点を「平均点」レベルにまで引き上げてから、次に、強みの強化に切り替えるのがいいでしょう。


24歳のとき、あるプロジェクトのリーダーを任されたのですが、周りが年上ばかりだったので、「自分の言うことなど聞いてもらえないだろう」と最初から弱気になっていたのです。ある日、それを見かねた先輩が「おまえは誰よりもこのプロジェクトを本気で考えている。だからおまえが正解を知っている。それを教えてやれよ」と、ハッパをかけられた。それからは年上や目上の人に対しても堂々と意見を言えるようになりました。初めから白旗をあげていてはダメ。


人に頼ってばかりいると、何も学べないまま年を重ねることになります。会社の中で年次が上なのに、何もできない人のままでいる。もう悲劇です。そんな人は自分が主体的にやっていないから、成功しても心の底から喜べないし、失敗したら人のせいにする。


「これくらいできて当然」と考え、何も反応しないのは論外。感謝の言葉を素早くかけることが、任せた相手にとって最大のフォローになることを知っておいてください。


任せた相手のプラスの行動に注目し、それに反応することが非常に重要。任せた仕事の進捗報告のメールが来たら、即座に「ありがとう」「速いね!」などと返信することで、相手はより速く、より良い仕事をしてくれるようになります。ポイントは、すぐに反応すること。3日後に褒められるより、ほんのひと言でもすぐに反応が返ってくるほうが何倍も嬉しいからです。


もしあなたの能力が足りないなら、上司や同僚の助けを借りてでも、組織としての責任を果たすことがクライアントのためになる。ですから、他人に仕事の手助けを頼むのは、悪いどころか会社やクライアントにとって良いことなのだと意識を切り替えてください。


会社として対応し、結果を出すことが何よりも重要。あなた一人で何とかしようとして、何の成果も出せなければ、それこそクライアントに迷惑がかかります。


仕事をうまく他人に任せられない理由はいくつか考えられます。「部下に任せるとクオリティや納期が心配」といった相手を信頼できないことが原因のこともありますが、意外と多いのが「嫌われたくないから」という理由です。他人に仕事を任せると迷惑をかけると考え、一人でなんでも抱え込む結果、仕事を溜め込んでしまうのです。


アドラー心理学では、人を育てるには「上から評価して褒める」のではなく、「横から勇気づける」ことが有効だと考える。褒めることの正体は依存心を育て自律性を奪うという意味で「勇気くじき」にほかならないわけだが、では、人はどんなときに最も勇気が湧くかといえば、組織や共同体への貢献を「横から感謝された」ときである。


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