宿澤広朗の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

宿澤広朗のプロフィール

宿澤広朗、しゅくざわ・ひろあき。日本のラグビー選手、銀行家。選手引退後三井住友銀行入社ロンドン支店で為替の世界に入る。同行の取締役執行役員。銀行幹部の仕事をしながらラグビー日本代表監督として指揮を執った。二つの顔を両立させた人物として評価が高い。

努力は運を支配する。勝つ事のみ善である。
【覚え書き|宿澤氏の座右の銘】


リーダーは選ぶものではなく、育てるもの。戦略は大胆に、戦術は緻密に。


絶対に勝て、とか、死ぬ気で頑張れとかいうのは比較的優しい。そのような言葉で選手の気力を向上させることも容易な場合がある。しかし、本当に必 要なことは絶対に勝てということより「どうやって」勝つのかを考えて指導することであり、ガンバレというなら「こで、どのように」具体的にかつ理論的に 頑張るのか指導することではないだろうか?


『私はサラリーマンが嫌だ』という人は多い。その理由は疲れる割に自分の存在感が薄いことだろう。サラリーマンの醍醐味は『組織の長として自分の思うように組織を動かせる』事に尽きる。それを経験せずにサラリーマンを論ずることはできない。なんでストレスがあるかというと、負けてしまうから、仕事がうまくいかないからである。で、勝つためには、相当緻密に考えて、情報を集めて、戦略を伝達して実行させる必要が出てくる。


高給が欲しい人は辞めてもらって構わない。穴を埋める人材は組織の中でもどんどん育つ。痛くはない。能力さえ示せばリーダーシップを発揮できる仕組みは、高い報酬以上のインセンティブになる。


ディーラーに求められる資質は果敢かつ慎重である事。慎重さは経験で学べるが、果敢さの基である『強気』は、元来弱気な人が取得するのは大変難しい。リスクをとれる強気な人材は数十人に1人ぐらい。その強気な人材を発掘することが私の部長としての仕事だ。


私が入行した当時、何でもこなせる人材が有能とされたが、経営を取り巻く環境が変わった。いまは専門性を持つ人材が重要になった。社員も『これをやりたい』と主張するより『これで専門性を高めたい』という意識改革が必要だ。けれども、スペシャリストも基本的な知識は不可欠。銀行業務に関する基礎知識があって初めて、ディーラーの専門性が生かせる。


ロンドン駐在時代に強く意識したのはチェース・マンハッタンなどだし、初めて支店長になった時は他の都銀だった。いつもライバルに勝つために全力を注いだ。


会社員にとって『自分がやりたい事』と『人事や周囲の人たちがやらせたい事』は往々にして違う。仮に違っても、それはそれでチャンスだと思う。


監督をやった頃は、銀行の了解を得なければならなかった。2年なり3年なりやらせてくれと。今は役員だから、仕事に影響がなければ報告をしておけばいい。銀行が必要ないと言えば、ラグビーに賭ける覚悟はある。ただ、両方やっていないと、価値がないんじゃないかと思う。


大体、欠点の方に目が向いてしまいがちだが、それを直そうとするのは相当なエネルギーがいる割に、余り成果がない。いい所を伸ばしてやった方が、総体的に良くなる。


スポーツでも、音楽でも、美術でもいい。その子によって興味を示すものがある。親がこれをやれって決めちゃうのはいけない。色々な事をやらせてみて、本人がこれをやりたいっていうのが出てくればいいのではないか。学生は勉強が日常的な事で、それ以外のスポーツなり、芸術なりの非日常的なものを小さい頃からずっと持っている、それが重要なことだと思う。


家族でも夫婦でも職場でもそうなんですが、ユーモアのセンスを共有できることはとても大切だと思う。偉そうな事を言うよりも、ユーモアを交わせる方がう まくやれる。仕事でも、信頼できる人とはユーモアのセンスを共有できるし、そういうセンスが合えば大事な仕事もうまくいく。


『親の仕事での地位というのも相当意識していて、社会的に有用な事をしているんじゃないか』と子供が感じると、親を一目置いて見るようになる。そうなると子供は、『こういう事は違うんじゃないか』という事を余りやらなくなるのでは。


決断の正しさを求められるのは当たり前の話で、要は正しい決断をいかに速く行動に移せるかである。決断の正しさと同じぐらいスピードは重要。数年前に『選択と集中』が流行ったが、他社と同じ事をやっているのでは本当の戦略とはいえない。他人と違うオリジナルのアイデアを大胆に実行するのが戦略である。


オリジナリティーとトレード・オフ(一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという二律背反の状態・関係。優先事項のウェイト付けによる結果に違いが出ることを意識すること)はスポーツの戦略決定にとどまらず、ビジネスプランや自分の進路を考える際にも重要なファクターである。


どれだけ組織が大きくなっても、内部に競争がなければ外部のライバルに勝てない。いつも背伸びして、手を目いっぱい挙げ、その指先が届くかどうかのレベルにチャレンジする事だ。辛いけど、そうすれば自身が磨かれる、成長できる。重要なポイントは決して部下と競わない事。どの組織にも自分より優秀な人材はいる。彼らと張り合っては駄目だ。だが、これは案外難しい。私は優秀な人材が能力を発揮できる環境づくりに専念している。


仕事とラグビーはオンとオフの関係。ラグビーから学んだのは情報、戦略、戦術の重要性だ。誰かの真似ではなくて、オリジナルの戦略である事も大切。大胆に決めるという事は、一方では何かを捨てなくてはいけない。あれもこれもと求めないで、一方を思い切って捨てるくらい大胆でないと戦えない。それが本当の戦略。


英国のラグビー界では才能のある選手に10歳ぐらいから目を付けて英才教育を施し、育った人材は年齢に関係なく最初からリーダーとして抜てきする。


私が実際に早稲田でキャプテンをやった経験から言えば、ラグビーのキャプテンは、プレーが続く80分間はとにかく決断の連続である。途切れることなく決断しつづけなくてはいけない。判断し決断することの繰り返し。


そのボールを取る人間が、良いタイミングで走り、良いポジションに位置する事は、誰にでも出来る事ではなく、それは練習によってのみ、なし遂げられるのである。たったあの一度の場面のために、1年間練習したと言っても決して過言ではあるまい。


データには必ず誤差がある。いくら試合のビデオをみても、日本人とやったらどうなるかは分からない。できるだけ自分の目で確かめるべき。


3割あったら『これ、勝てる』それを5割以上に引き上げていけばいいんだから。あの時、じゃあ、オールブラックス(ニュージーランド代表)とやるといったら、 勝てるとは絶対言わない。だって(勝てる確率は)ゼロなんだから。0%の確率を50%に持っていく、これは無理。3割ぐらいの確率がある試合を、5割以上 に持っていくことはできる。


お約束通り勝ちました。ね。だから言ったでしょ。しっかり守れば、勝てるって。(スコットランドラグビー代表との試合後の発言)


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ