家次恒の名言 一覧

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家次恒のプロフィール

家次恒、いえつぐ・ひさし。日本の経営者。医療器機メーカー「シスメックス」社長・会長。京都大学経済学部卒業後、三和銀行(のちの三菱東京UFJ銀行)を経て、東亞医用電子(のちのシスメックス)に入社。取締役、常務取締役、専務取締役などを経て社長に就任。13期を超える連続増収を達成。そのほか、神戸商工会議所副会頭、一般社団法人神戸経済同友会常任幹事、日本貿易振興機構神戸貿易情報センター会長、一般社団法人兵庫県発明協会会長などを務めた。

いろんなことにチャレンジしていますが、すべてうまくいくとは思っていません。たくさんチャレンジをして、成功の確率を上げることが大事。


得意分野を進展させ、いかに新たな展開をできるかが勝負。


世の中の流れにうまく乗ることが、これからの成長にとっても重要になってくる。


これからの流れ、時代を先取りしていかないと、環境、状況、技術が変わった時に企業は絶対滅びますよ。


僕は持論として、環境が人を作ると思っている。日本は「欲しがりません勝つまでは」と言ったから負けたんですよ。環境を変えたら考えが変わる。欧州だと研究所がアルプスの中にあったり。さすがだなと思いますよ。


付加価値を生んでいかない限り、人件費も電気代も高い日本で、ビジネスはできない。


お客様は、営業マンにはなかなか本音を言わないです。でも、サービスマンにはポロッと言います。これを、どううまく取り入れるかが重要です。


お客様から言われたことを、すぐやるのはダメです。A先生はこれがいいと、B先生はこれが嫌だと。それぞれ求めていることが全然違うのですから、両方にいい顔をすると両方に嫌われる。そうではなくて、Cという違うものを考えろということです。お客様の期待を超えて、「これが欲しかったんだよ」と言わさないといけないのです。単なるご用聞きで、顧客ニーズを全部集めて、それを分析したら大丈夫という話ではない。


パソコンが出てきてタイプライターがなくなったように、全く違うものが出てきて自分たちの技術が不要になってしまう。だからこそ、強迫観念みたいに研究開発をしないといけないのです。当たるかは分からないけれど、それがもう、僕らが一番にやってきたことです。


僕は日本人は日本人のアイデンティティーを持っていないといけないと思います。和食が世界無形文化遺産になったけど、きちんと語れるか。根無し草じゃダメです。


日本人は「沈黙は金」と言って、ずっと黙っていて最後に言うのが格好いいという気質ですよね。日本人のレベルは高いんだけど、海外に行ったら物怖じしていることになってしまいます。向こうはがんがん質問してきますからね。


日本人は、最近ハングリー精神がなくなったと言われますが、海外の人は目の色が違います。うちは、バックパッカーも採用したりしています。東京大学だ、京都大学だと、いわゆる秀才ばかりでなく、チャレンジしている人を採らないといけない。


不具合が発生してお客様が電話をしたら、単なるオペレーターではなくてすぐに専門知識を持つ担当者が出ます。そして即座にコールセンターからサービスマンに指示する。サービスマン全員が、どこにいるか把握していますから、一番近いやつが行けと。このサービスが非常に強い。お客様に安心を与えているわけです。うちは世界各地で代理店ではなく直販のネットワークを構築しているので、海外でも同様のサービスを提供できているのが大きな強みです。


医療機関に納めている検査機器には、ネットワークのケーブルを入れています。ウェブカメラで状態を遠隔地から見ることもできる。つまり、お客様がサポートに電話をかけてきたら今、どんな状況で何の部品が必要か、すべてこちらで分かるということです。


現在当社の事業は「機械」「検査用試薬」「サービス」の3つです。今、粗利益率を見ると、試薬とサービスが7~8割、機械が3割ぐらいです。これが我々のモデルの特徴です。医療機関が困るのはどういう時か。決して機械を買う時ではありません。買ってから動かして、それがダウンした時です。検査機器からのデータが入ってこないと、医療そのものが止まってしまうわけですから。ですから我々のコンセプトは、サービスによってダウン時間をいかに短くするかなんです。


人真似ではなく、R&D(研究開発)で新たなものを出していかなければいけない。そのためには、特許戦略など、自分たちのオリジナルな技術で戦うしかない。


これからの日本が、大量生産のモノづくりで生きていくことは難しい。そうすると、ユニークなものやレベルの高いもの、知識集約型の産業で、日本のこの生活水準をいかに保つかということが重要になってくる。


ヘルスケアというのは、非常に平和な産業です。日本発の技術ができたら、日本にも貢献できるし、世界にも貢献できる。日本の医療を日本人だけのものではなく、世界に貢献するものにしていく。それが、日本の一つの生きる道かもしれません。


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