宮本勝文の名言 一覧

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宮本勝文のプロフィール

宮本勝文、みやもと・かつふみ。日本のラグビー選手。同志社大学ラグビー部監督。同志社大学を経て、三洋電機に入社。同社のラグビーチームワイルドナイツで活躍。ラグビー日本代表としてワールドカップに出場。27歳で現役を引退し、同社社員として香港に赴任を経て、ワイルドナイツ監督としてラグビー界に復帰。同チームを日本選手権優勝に導いた。その後、三洋電機海外営業本部地域営業統括部長を経て、同志社大学ラグビー部監督に就任。

チームの結束さえ確かならば、目標なかばで「これでいいのだ」と満足する人間は出てこないはずです。


周囲を動かせるかどうかは、決断までのプロセスにブレがないかどうかです。


僕は7年間、ラグビーを離れ、販売会社の営業責任者として香港に駐在しました。当時、販売先は家電販売店のみだったため、利益が出せず苦しんでいました。そのため、前例のないことでしたが、消費者への直販を始めるなど、流通形態や販売方針を大きく変えました。新しいやり方にもデメリットはありました。でも100%正しい答えなんてありません。


監督になってすぐ、コーチ陣と40人の選手それぞれについて「どこが優れていて、何が足りないか」を徹底して議論しました。選手がどのコーチに聞いても同じ答えが返ってくるようにするためです。評価基準が曖昧で、意思疎通が図れていないと、「俺は試合に使いたいと思っているが……」などと補欠選手には甘い言葉を使うコーチが出てきます。それは補欠選手の逃げ場や言い訳、不満をつくるだけです。


チームとして目標を明確にしておけば、チームの戦術と、それに沿った選手への要求も明確にできます。これはチームを結束させるために欠かせません。


ワイルドナイツ監督就任後、従来の練習や戦術を根本的に見直して、ニュージーランドやオーストラリアから最新の方法を導入しました。レギュラーも過去の実績如何を問わず、白紙にしました。もちろん猛烈な反発がありましたが、決して譲りませんでした。現状否定から始めなければ、成長はないからです。


チーム改革に反発する選手をそのまま放置していたわけではありません。理由を論理的に説明し、話し合いました。たとえば、学生時代に華々しい活躍を遂げた選手は、プライドが高く、長年続けてきたプレースタイルを変えようとはしません。でもそれは自己評価が甘いだけです。僕は考え方の変わらない選手は試合には使いませんでした。


ワイルドナイツ監督就任当初、我がチームの選手たちは、口では「勝ちたい」と言いながらも、本心では「どうせ日本一は無理だ。こんなもんだろう」と考えているように見えました。「絶対に勝ってやる」という強い気持ちが薄く、すぐ諦めるような空気がありました。そこで、目標を「日本一あるのみ」へと一気に引き上げました。三洋は一度も日本一になったことがありませんでした。でもそれは言い訳にはなりません。選手たちには「先発メンバー全員が日本代表になれるチームを目指したい。お前たちにはそれができる」と檄を飛ばしました。


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