安田道男の名言 一覧

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安田道男のプロフィール

安田道男、やすだ・みちお。日本の経営者。「俺の株式会社」常務。東京出身。慶應義塾大学卒業後、野村證券に入社。その後、ブックオフコーポレーション創業者・坂本孝氏の右腕としてバリュークリエイト(のちの俺の株式会社)創業に参画。常務取締役として「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」などの出店に携わった。

社長は命令系統として社員とコミュニケーションを取るよりも、ユーモアや冗談を交えながら話しかけやすい存在である方が、現場からアイディアが出やすいに決まっています。


私たちのヒットの要因は、シンプルに価値のあることを追求した結果だと考えています。


私が優先的に考えることは、いつもシンプルです。要するに利益を生み出すかどうかです。


業界の主要プレーヤーのやることを真似しても、自分たちに勝ち目はありません。我々は業界では最後発の会社であり、巨大資本があるわけでもないので、調達や仕入れにおいて劣勢であることは目に見えています。


「ノスタルジーは会社を潰す」という言葉をご存じですか? 昔を懐かしみ、「あの頃はあんないいことがあった。あのときのことを思い出してがんばろう」などと考えていると、会社を潰してしまうという意味です。世の中は常に進歩しており、お客様にとってよいもの、便利なものも変化し続けています。


私がいつも、資本主義が偉大だと思うのは、正々堂々と勝負する限り、利益が出ていることは正しいことだからです。


来店されるお客様は、弊社が利益を出していることを知りながらも、お金を使ってくださいます。それは、我々のサービスの価値を認めているからです。反対に、一生懸命にやっても利益が出ない仕事は、世の中がそれに対してお金を払おうとしていない、つまり価値がないと考えられているわけです。そんな仕事に思考を費やすのは、単なる自己満足でしかありません。


目を向けるべきは、昔の良かった時代ではなく、今の時代です。今のお客さまの声に耳を傾けることでしか、新しいものを生み出していくことはできません。過去に思いを馳せるのは、現実逃避以外の何物でもありません。


すぐに撤退すれば、失敗による傷も浅くてすみます。失敗を恐れずに挑戦するためにも、適切なタイミングで止める決断をし、頭を切り替えることが大切です。


相対的な優位性とは、生まれ持った才能や、自分がすでに保有しているものの中にあります。ところが、すでに持っている才能には目を向けず、努力して獲得したものだけが価値があると考えがちです。いわゆる、ないものねだりです。そうではなく、自分にすでに備わっているものの中から、相対的優位性が発揮できる闘い方を探るほうが、現実的であり、儲けにつながる可能性が高まります。


「俺の~」のビジネスモデルも、成功するまでには何度も失敗しています。たとえば、来店客を増やすためにドリンクを無料で提供したことがありますが、効果はゼロでした。ドリンクは自宅で飲むほうが断然安いので、レストランで無料にしてもインパクトが薄いのでしょう。このように考えてみれば当たり前のことも、試してみて初めて気づくわけです。


我々の強みは何かと言えば、飲食業の素人だからこそ、業界の常識や既成概念にとらわれない自由な発想ができることです。加えて、坂本社長の存在もインパクトがあります。ブックオフコーポレーションの創業者として古本業界で初めてチェーン展開を成功させ、シェアを6割にまで伸ばした坂本社長なら、飲食業でも何かすごいことをやってくれるに違いない。そういった期待があれば、有名な料理人を集めることもできるはずです。それが自分たちの優位性になると考えました。


「憧れは会社を破滅させる」という言葉があります。これは、自分の相対的優位性を見誤り、憧れだけで新しい分野で勝負しようとすると失敗するという意味です。いわば、夢だけにとらわれているビジネスマンです。極端な例でいえば、イチローほどの優れた運動能力を持つ人が、将棋の世界でトップを目指そうとするようなものです。


上司を困らせる部下の対応は、頼んだ仕事をやらずに放っておくパターンです。「自分はそうは恩わない」といった理由で放置しているのかもしれませんが、そうすれば上司がいつか忘れてくれるのではと思っているところが問題ですね。その人は、お客様のことでも会社や上司のことでもなく自分のことばかり考えているのです。


上司から見て優秀だと評価できる部下は、上司に対して多くの判断材料を提示できる人です。私の場合、上司から仕事を頼まれたときは、仕事の意図を踏まえたうえで、次のように対応するよう心がけてきました。「この場合、A、B、Cの3つのやり方が考えられます。それぞれのメリットとリスクはこうです。これら3つのうち、私はこの理由からAがふさわしいと思いますが、ほかの2つにも私が気づいていない利点があるかもしれません」このように選択肢を多く提示することは、上司の判断材料になるだけでなく、さまざまな事例を想定することで自分の頭が整理され、仕事にスピード感が出てきます。


考える習慣と言っても、何も特別なことをしているわけではなく、常に仕事のことを考えるということです。質問にすぐに答えることができたり、他人が思いもよらない発想をする人のことを『頭の回転が速い』と表現しますが、それは頭の回転が速いのではなく、そのことを常に考えて準備しているから、すぐに答えることができるのでしょう。


考える習慣と言っても、何も特別なことをしているわけではなく、常に仕事のことを考えるということです。質問にすぐに答えることができたり、他人が思いもよらない発想をする人のことを『頭の回転が速い』と表現しますが、それは頭の回転が速いのではなく、そのことを常に考えて準備しているから、すぐに答えることができるのでしょう。


戦略の方向を間違えないことも会社の雰囲気を良くするには重要です。間違った戦略を取ったことで、会社の士気が落ちると社内がギスギスしてしまいますから。


私の場合、雑念にとらわれそうになったときは、江戸時代中期に鍋島藩の家老、山本常朝によって書かれた「葉隠」の一節を思い出すようにしています。三島由紀夫が『葉隠入門』を書いたことでも知られています。わかりやすく言えば、次のようなことが書かれています。「人生など大したことはない。どんなに頑張って総理大臣になっても、大金持ちになっても、十億年後の世界からみればちっぽけなこと。自分の自己満足でしかないのだよ」。一見すると、「ビジネスでは利益を生み出すことが大事」という主張と矛盾しているように思えるかもしれません。しかし、「何事もしょせんは自己満足のためなら、精一杯やって失敗したっていいじゃないか」というのが葉隠のメッセージだと解釈できます。このような心境になれば雑念はなくなり、必要なことのみシンプルに考えられるようになるはずです。


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