安渕聖司の名言 一覧

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安渕聖司のプロフィール

安渕聖司、やすぶち・せいじ。日本の経営者。日本GE社長、GEキャピタル社長。兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、三菱商事に入社。同社で貿易金融、資金調達、財務運用、M&Aアドバイザリー、会長業務秘書、IR(財務広報)等の業務を担当。ロンドン、ニューヨーク駐在を経験。ハーバード大学経営大学院でMBAを取得。米国投資ファンド「リップルウッド」の日本法人立上げに参画。その後、UBS証券を経てGEコマーシャル・ファイナンス・アジアに入社し法人金融部門社長兼CEOを務めたのち、GEキャピタル社長兼CEOに就任。

見える化すると目標を達成したいというモチベーションが生まれて、習慣化しやすくなる。


プロフェッショナルとして常にベストなパフォーマンスを発揮するには、やはり体調を万全にすることが不可欠。


脳も身体の一部ですから、体調が悪いと新しいことを考えるだけのパワーも生まれません。体調が良いと、発想やアイデアも生まれやすくなります。


「スピード」は現代の会社にとって競争力の源。そのためには、トップがゆっくり決断しているわけにはいきません。


満足してはもったいない。人間の能力はいつまでも上がっていくものです。


クレームはサービスを改善する良い機会だと考えています。お客様からは、社内では気づかないことをご指摘いただけますから。


時間をかけたからといって良い意思決定ができるとは限りません。「時間をかければ良い仕事ができる」という考え方はもう捨てたほうが良い。


決断はその日のうちに行います。翌日に持ち越すようなことはめったにしません。その理由は、世の中の変化のスピードに対応するためです。


計測できないものは改善できない。まず計測することで可視化され、マネジメントも可能になります。


大きな危機的状況を経験するほど、想定の幅が広がります。


予想外の事態なんて起こるのが当たり前です。そのたびに、いちいち腹を立てたり、動揺したりしていたら、キリがありません。


仕事の判断を誤らないためにも、ストレスを溜めないためにも、「予測や計画は簡単に狂う」と強く意識しておいたほうがいいでしょう。


毎日の運動にしても、洗顔や歯磨きと同じように習慣化してしまえば無理なく続けられます。軽い運動でもいいので毎日続けるほうが重要。


つねに効率を頭に入れながら仕事をすれば、すべてのアクションにスピードがつくはずです。


GEではチェンジ・アクセラレーション・プログラム(CAP)という考え方が重要視されています。変化を起こすときに誰に何を話しにいくかを考えるのです。要するに日本でいう根回しです。


私は、情報共有のための会議は極力すべきでないと考えています。情報共有ならメールで十分です。


マネージャーになっても、謙虚に質問をして素直に吸収する姿勢は重要だと思います。


自分より上のマネージャーがどのような考え方かを知り、早くその視点を身につけることが重要です。手っ取り早いのは、その人に「私の気がついていない点はどこでしょうか」と直接聞くことです。


ワークライフバランスとは、量ではなくいかにバランスよく質のいい人生を過ごすかだと思います。


キャリアの転換点などでは必ず妻に相談していますが、背中を押されることが多いですね。


同じような人ばかりが集まると、攻勢の場面では勢いに乗って、守りに転じた途端、停滞するといったことが起こりがちです。全体の力を組み合わせて、攻めても守っても効率が落ちない強いチームをつくるには、多様性が大切です。


チームとしての仕事効率を考える場合、一番大事なのは、自分の苦手を知ること。そして自分の弱点を補える人を大切にすることです。「多様性は力なり」とよくいいますが、いろいろな個性が集まるといいアイデアも生まれやすくなります。


経験の少ないビジネスマンは、できる範囲内で早めに仕上げて上司の指導を仰ぐべきです。間違えてしまっても怯まず、同じ間違いを二度としないようにするのが大切です。


仕事の時間は有限です。一方、質を追求しようとすれば無限にできます。ビジネスマンの場合は芸術家とは違うわけですから、時間内に仕上げるのが大前提です。


会議では、終わったあとに何が決定されていなければいけないかを明確に設定して臨む必要があります。それを受けて、会議の出席者が自分の専門性に照らし合わせ、発言内容を事前に準備しておくことが、会議の意思決定を速める秘訣です。説明だけに終わる会議ではなく、1時間の会議なら、45分で議論して10分で決定事項を詰める。そうやって会議時間を短くしていくことが、意思決定のスピードアップにつながります。


どんな些細な仕事でもチャレンジ目標を設けて改善を加えることが大事です。極端な話、与えられた仕事そのものがムダだと思えば、その仕事をやめる提案をすれば、自分の業務効率だけでなく会社全体としての効率も上がります。その意味で、「そもそも、この仕事って必要なんだろうか」と、目の前の仕事を疑う目をもつことが大切ですね。


ビジネスマンのスキルアップも、スポーツと同じ。陸上競技の選手は、毎日トラックで走り込みをしますが、これと思ったときに、いままでのやり方を変えてみる。速いタイムが出ればその方法を採り入れる。そうやって毎日ブラッシュアップしていった結果が、新記録につながっているはずです。


タイムを計りながら仕事をするといいですよ。それを何回もやると速くなる。私の場合は、時間を管理するために、デスクと自宅にストップウオッチを置いて締め切り時間を設定しながら業務をこなしています。


仕事を速くするにはまず、自分自身で仕事に締め切りを設けていくのが大切です。自分に甘えず早めの締め切りを設定する。設定を高くすれば脳のパフォーマンスも高まり、前回できなかったことができるようになります。つねにストレッチ目標を持つことです。


多くのことを短時間に達成するためには、事前にプランニングをして、かつマルチタスクでなければならない。イメージでいうと「テトリス」というゲームに近い。次々に落ちてくる不揃いのブロックを、焦らずに効率よく仕分けしていく。うまく仕分けできないと、ブロックが積み重なってゲームオーバーです。同じように仕事も面で捉え、優先順位をつけて仕上げていく。点と線で仕事をしてはダメです。一日、一週間、一カ月、三カ月をどうプランニングし、その積み重ねが年間のリズムになっていくのだと思います。


いまは誰もが非定形の仕事を複数同時にこなさなければならない時代。それを短い時間でできる人が、仕事の速い人といえるでしょう。


オフは猫と遊んだり、妻の話を聞いたり。あとは、自然科学や演劇など、自分の仕事と異なる分野の本を読みます。違った刺激を受けることで、リフレッシュしています。


イチロー選手が、いつも同じ朝食を食べて、いつも試合の数時間前に来て、同じ準備をしているという話を聞いたことがありますが、ビジネスパーソンも、いつも同じことをすることで、コンディションが一定に保てると思っています。


スポーツ選手なら、試合に向かってコンディションを作っていくのは当たり前ですよね。ビジネスパーソンも、最高のパフォーマンスを出すには、フィジカルも整えるべきだと思うのです。フィジカルとメンタルは連動していますからね。


仕事がうまくいった経験は誰にでもあるはず。それを分析していくと、「あのときはこういうことでうまくいった。こういうことが自分の良いところなんだ」と強みがわかります。すると、目の前の仕事にその方法が使えるだけでなく、自信を持って臨めるようになるでしょう。


自分に自信を持つには、「自分に何ができるか」を把握することが大切です。たとえば「自分のスキルの見える化」。TOEICなど、何か客観的に測れるもので、スキルを明確化していきます。また「過去の成功要因をしっかり分析しておくこと」も重要です。


GEは会社自体が「物事をポジティブに捉える」カルチャーを持っていて、たとえば、お客様からの要求があったら、苦情ではなく「改善機会」と捉えます。このように単語ひとつ言い換えるだけでも、メンタルは大きく変わると思います。


話すときもメールを書くときも、ネガティブな言葉を使わずに、なるべくポジティブな言葉を使う。すると、何事も前向きに捉えられるメンタリティになってくると思います。


自信がないと、「自分にはできないんじゃないか……」などとネガティブなことを考えて、心を乱しがちです。でも、客観的に見れば、十分な実力を備えていることが少なくありません。


ほとんどのケースは、「引き返せる決定」のはず。「引き返せる決定」なら、悩まずに、どんどん決めてしまっていいと思います。間違っていたとしても、あとから直せば良いからです。スマートフォンのアプリが発売後に何度もアップデートされるように、今は、世の中自体が「早く出して、ダメならあとで直せばOK」という手法に変わってきていますからね。この世の終わりになるような決定は、会社員の仕事にはほとんどありません。


コントロールできないことについて、ああだこうだと心配しないこと。たとえば、株を持っていたとして、明日株価が上がるか下がるかを心配しても、自分ではコントロールしようがありません。それを長々と考えたところで、結論は出ませんし、ストレスがたまっていくだけです。株価と同じように、仕事でも、ほとんどのことは、自分でコントロールできません。たとえば、営業の仕事でも、お客様が買うかどうかは、お客様が決めることです。それなら、「プレゼン資料をしっかり作りこむ」など自分のできることに集中するべきでしょう。


私は三菱商事のロンドン支店で財務の仕事をしていたときにブラックマンデーにあったり、UBS証券にいた頃に9.11にあったり、といった経験を重ねることで、予測の幅が広がりました。おかげで、GEキャピタルで金融の仕事をしていてリーマン・ショックを経験したときには、それほど動揺しませんでした。想定外のことが起こったら、ピンチどころか、「自分の想定の範囲を広げられるチャンス」です。


自分と違う考えを持つ人と議論すると、自分では想像もつかない考えを取り込むことができます。年代の違う人や外国人が周囲にいれば、そういう人たちと話すに越したことはないでしょう。逆に、同じような年齢層で、同じような大学で、同じような育ち、と属性の似た人たちだと、たいがい似たような考えを持っていますから、議論したところで、想定の範囲が広がりません。注意したほうが良いでしょう。


私は何を優先して行なうか、優先順位を決めています。たとえば、「お客様からのクレームには何より先に対応する」「災害時なら社員の安否確認を第一に行なう」といった具合です。そうすれば、いざというときに焦ることなく、冷静な判断が下せます。


うまくいっているように見える仕事でも同じ。売上げが伸びている事業でも、その理由をよく分析すると、「思ったより長続きしないかもしれない」などと気づくことは、よくあることです。


最近のIT企業では、一年以上先の計画を立てない企業がかなりあります。なぜなら、計画を立てると、その計画通りに進むことが、なんとなく合意事項になってしまって、世の中が計画より早く変わっても、古い計画に縛られてしまうことがあるからです。現代では、少しぐらい計画から脱線したとしても、だいたい進みたい方向に進んでいればOKと思っておくのが正解。


予想外の事態が起こると取り乱す人は、おそらく「正しく予測をすること」が自分の仕事だと思っているのでしょう。しかし、私は、「自分が予測したことに対して、違う結果やギャップが出てくるのは当たり前。そういうことが出てきたときに対応するのが、自分の仕事である」と定義しています。だから、予測が外れてもイライラしませんし、起きた問題に対しても落ち着いて対処ができるのです。


たとえば、グラスが落としてもいないのに割れたとき。こういう場合は、急に割れたように見えて、実は、目に見えないところで少しずつ劣化し、一定限度まで劣化したために割れることが多いものです。同様に、自分を取り巻くビジネスの環境も、変わらないようで、日々何かが変わっています。それが積もり積もって、製造中止や契約解除などの大きな変化になるのです。そのような目で周囲を見ていれば、突如、大きな変化が起きたとしても、あまり驚かなくなるはずです。


人で机の前でうなっていたけど、良い考えが浮かばない。そんなとき、詳しい人に意見を求めたら、あっさり答えが出た、ということはよくあることです。自分で考えられる範囲なんて、たかが知れていますからね。私自身、何かわからなかったり、迷うことがあったりすると、詳しい部下や他部署の人にすぐ意見を求めるようにしています。


自分がこの仕事をする・しないことで、自分の前工程と後工程、さらにお客様にどんな影響があるのか。それを考えれば、おのずと「これは早めにやっておかなければならない」といったことが見えてくるものです。


改めて自分の仕事のやり方を見直すと、ムダなプロセスがたくさん見つかる。それを思い切ってなくしたり、大胆に簡略化したりすれば、仕事のスピードは飛躍的に上がりますよ。


考えてみれば、アスリートは少しでも良い記録を出そうとするのが普通です。「前回と同じタイムで走ろう」などと考えている選手はいないと思います。ビジネスの世界でも同じことだと思うのです。


30分かかっていた仕事なら「25分でできないか?」と日々やっていく。自分の限界にチャレンジしていると、仕事のスピードは間違いなく速くなります。


締め切りを設定しないと「そのうちやればいい」とか、「今日はゆっくり残業をして遅くまでやればいい」となります。とくに長い時間がかかる仕事は、プロジェクトのように、いくつか途中の締め切りを設定することで、仕事の生産性が上がります。


決断には、「後戻りできる決断」と「なかなか後戻りできない決断」の2通りがあります。人は「後戻りできない決断」がたくさんあると思いがちですが、よく考えてみると、実は「後戻りできない決断」はそれほどありません。経営トップである私の仕事でさえも、後戻りできない決断は少ない。たとえば、巨額のIT投資をして業務プロセス全体を変更するときといったことぐらいです。つまり、仕事のほとんどは「後戻りできる決断」なのです。それならば、素早く決断し、その反応を見て、後戻りしたほうが、速やかに正解にたどり着きやすいと思います。


表情や身ぶり手ぶりが相手に与える印象は、想像以上に大きい。例えば新規事業の説明をする時に自信なさげな表情をしていたら、相手は仕事を任せられるか不安になり、共感を得にくい。自分では気づきにくいので、他者からフィードバックを取ることが重要。


基本的に情報共有のための会議はやりません。情報を共有するだけならメールやイントラネットでやればいい。


GEの人事評価は業績が50%、「グロースバリュー」と呼ばれる行動規範が50%です。会議で発言しない人はグロースバリューの評価が下がるので、黙って座っているだけの人はいません。


一般的に日本企業の会議は人数が多く、そのせいか会議中にひと言も発言しない人も少なくない。最初から必要な人だけ参加させた方がいいでしょう。


日本企業では結論が決まらぬまま会議が終わることも多いようですが、GEではそれはない。必ずいくつかのアクションを決め、同時にそれぞれのアクションについてオーナー(責任者)とデッドライン(締め切り)まで決定します。


業務を効率化するために欠かせないのが会議です。GEの会議では、ワークアウトという問題解決手法を使います。ワークアウトでは、まず問題が起きている原因について、参加者一人一人が思うところをポストイットに書き出していきます。それを壁に貼り、ファシリテーターが整理して、いくつかの原因に絞り込んでいきます。その解決策についてふたたびアイデアを出してもらい、さらにそれを整理したうえでアクションに落とし込みます。


業務プロセスの改善において可視化は重要です。ある業務を見直したければ、まずはフローを最初から最後まで明らかにします。その結果、業務に120ステップあるとわかれば、25%カットして90ステップにするという目標を決められます。


忙しさを理由に会社の健康診断さえ面倒だと言う人がいますが、フィジカル・コンディションの管理は最終的に自己責任です。体調管理を怠れば、そのつけは必ず自分に返ってきますし、体調管理をしっかりしていれば、それは自分にとって貴重な資産になる。つまり、「体調管理=資産管理」なのです。


今は平均寿命が延びて、それとともに仕事の定年もどんどん延びています。これからは「70歳まで元気で働くための人生設計」を考えなくてはいけない時代になるのです。そうなれば、年齢が上がるとともに、体調管理が上手くならなくてはいけない。年齢とともに体力は衰えても、体調はむしろ良くなっていくような人生設計を描くことが求められるのです。


フィジカル・コンディションを整えれば、自分のポテンシャルを最大限に引き出せます。体調が良いと、自信を持って人と会ったり、話したりできますよね。その人の持つエネルギーレベルが上がって、仕事でも存在感を発揮できるのです。


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