宇佐美里香の名言 一覧

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宇佐美里香のプロフィール

宇佐美里香、うさみ・りか。日本の女性空手家(形)、空手指導者。東京出身。10歳から空手を開始。全国高等学校空手道選手権大会で優勝。国士舘大学卒業後、鳥取県教育委員会で働きながら空手を続け、全日本空手道選手権大会優勝5回、世界空手道選手権大会優勝を達成。引退後は後進の指導にあたった。

練習と違うことを試合でいきなりやることはできないので、試合の良し悪しは、すべて練習の結果なのです。


自信を持って試合に臨むには、とにかく練習しかないと思います。練習で自信が持てないのに試合でうまくいくということはありません。


一流の人は、自分の「色」を持っている。私が尊敬する選手の方たちは、皆競技の中で自分自身を表現しています。


練習がうまくいかないときや不安になったときは、神社で瞑想をしたこともあります。ただ無心になることで、心の落ち着きを取り戻しました。


コーチとして私が心がけているのは、選手に目標を持たせること、それから負けたときの気持ちを思い出させることです。


負けて納得できないという経験はあまりありません。負けたときのことを振り返ると、原因は自分の心にあったといつも思い当たります。


「あのときは上体が浮いていたな」とか、負けたときというのは必ず理由がありますから、負けから学べることは多いと思います。


試合で動揺しないためには、会場の雰囲気にのまれそうになる自分を抑えて自分に克(か)つ力が必要ですが、そういう力を鍛える特別な方法があるわけではなく、普段の練習がそのままメンタルトレーニングになります。ここはゆっくり、ここは速く……と、技の緩急や細かい動きに意識を集中して練習をしていれば、試合でも同じようにできます。


個性は出そうとして出せるものではありません。先生に教わった動きを何度も繰り返しやって、自分の体にしみ込ませる。そうすると、その動きは先生のコピーではなく自分の技になり、形に気持ちをのせて動けるようになります。毎日毎日同じひとつの動作を練習して、自分のものにしたとき、それはその選手だけの魅力になるのだと思います。


北島(康介)選手についての本を読んだときには、とても参考になるエピソードにも出会いました。その本によれば、北島さんのコーチは、オリンピックを視野に入れて、前段階の試合にはあえてコンディションを調整せずに臨ませ、どんな状況下でも戦えるよう経験を積ませたそうです。すべての試合をベストコンディションでやろうとするのでなく、あくまで目標とする試合に焦点を合わせて、ピークをそこに持っていく。途中の試合は通過点と考える。勝つためにはそういうやり方もあるんだと気づいたことが、2012年の世界選手権で戦うときに役に立ちました。


順調と言われることもありましたが、実際は練習も試合もうまくいったと思えるときのほうが少ないぐらいで、一度勝つと次の大会では負けるというパターンにも苦しみました。勝ち続けるというのはとてもむずかしいことです。


ずっと世界一を目標に空手を続けてきたので、それを達成したときの感動はこの先二度と味わうことはないだろうと思えるものでした。選手としてやるべきことはやりきったという気持ちから、大会の翌年に引退を決めました。


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