奥野宣之の名言 一覧

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奥野宣之のプロフィール

奥野宣之、おくの・のぶゆき。日本の出版エージェント、著作家。大阪出身。同志社大学文学部社会学科を卒業後、出版社、新聞社勤務を経て、フリーランスのライターとなる。『情報は1冊のノートのまとめなさい』がベストセラーになり31万部のセールスを記録した。ビジネス記事、デジタルツール解説、エッセイ、食など幅広い分野で著作活動を行っている。その他の著書に『だから、新書を読みなさい』『仕事の成果が激変する 知的生産ワークアウト』『情報は「整理」しないで捨てなさい』など。

大半がマニュアル化できるというのは、仕事だけでなくプライベートでも同じです。たとえば、私は掃除の手順も完全にマニュアル化して考えています。掃除や買い物だって効率化すれば、1日1~2時間は楽に捻出できます。その時間を他の活動に回せば、より生活が充実すると思うのです。


「資料を取っておくべき」というのは、一種の幻想だと思うんです。このように常識としてまかり通っていることが、実はとても非効率であるということは、世の中にたくさんあると思うんです。


いまの仕事の進め方、ツールの使い方、プライベートの過ごし方……。身の回りのすべてに対し、思い込みにとらわれず、ひとつひとつ検証していく。それが、仕事を効率化するための第一歩ではないでしょうか。


効率化するために書類をバンバン捨てるようにしています。プリントアウトして使った資料は即座に捨てますし、出先でもらったパンフレットも申し訳ないのですが、原稿を書き終えたら処分します。実際、それらが必要になることは滅多にありませんし、いざというときはもう一度もらえばいいのです。それにいまは、ほとんどの資料がネット上にありますから。レアケースのためにその書類を保管して探す方が、よほど手間がかかります。


ほとんどの仕事は、多くの部分が繰り返しであり、マニュアル化できると私は考えています。よく、「この仕事は特別だから、マニュアル化できない」という声を耳にすることがありますが、もし会社の仕事がマニュアル化できないものばかりなら、ほかの人に引き継ぐことは難しく、多くの会社は存続できないはずです。でも、実際はそんなことありませんよね。


何をするときでも、必ず過去の記録を振り返り、そのときのやり方を参考にします。たとえば、企画書を書く際に以前の記録を振り返れば、「ネタ出しをする」「ネタを組み合わせて、フレーズを出す」「下書きをする」などという手順を踏んでいることがわかります。それを参考に、同じステップで考えていくわけです。場合によっては、その記録をもとにマニュアルをつくることもあります。たとえば、出張の際の持ち物チェックリストなどです。


スケジュールシートを定期的に見直して、仕事にかかった時間を調べています。それを参考にすることで、より正確なスケジュールを立てることができます。


「ノートの中にすべての情報を一元化する」というやり方に行き着いたのも、やはり活用することが大事と考えたからです。毎朝、新聞を読んでいても、受け身のままでは内容を活用することができません。大事なのはいろんな情報を有機的につなげながら、「なるほど」とか「いや、俺はこう思う」という自分の反応だと思うのです。


一冊のノートを使い切るペースはまちまちですが、平均して2週間ほどです。使い終わったノートは表紙に通し番号と使用期間の日付を入れて保管し、内容を検索しやすくするために、デジタル索引をつくります。内容の要約、タグになるキーワードをエクセルに入力し、キーワードや日付で検索して該当するノートを見つけるのに使います。1冊30分ほどのデータ入力時間を設けています。一見面倒でも、ノートを探し回る時間や、検索する手間を省けるので、じつは効率的でもあります。このような小さいことの積み重ねをコツコツ続けていけば、いつかものすごいことになると僕は確信しています。


ノートに記入するのは、打ち合わせの内容、ふと思いついたアイデア、受講したセミナーの記録、映画や読書の感想、本の購入リストなどあらゆる情報で、カテゴライズはしません。日付を記入してから本題に入り、書き終わったら区切り線を引く。次は区切り線のすぐ下から書く。ルールらしきものはそれだけです。


前職で業界紙の記者をやっていた名残もあって、ノートは文庫本と同じサイズのA6判を使っています。他の記者も同じサイズを使っていました。上着のポケットにも入り、いつでも持ち歩いて書き込んだり、見返したりするのに都合がいい大きさです。僕はこの小さなノートを自分で工夫して、備忘録、スケジュール帳、アドレス帳、メモ帳などの機能をすべて一冊で賄えるようにしています。


今年になって挑戦したのが、日経新聞の朝刊コラムの抜き書きです。少ない文字数で、説得力のある文章を書くにはどうしたらいいか考え、すべてをノートに書き写して分析をしています。たとえば、ある日のコラムを分析してみると、「甲子園での給仕の夏は間もなく終幕」とか「マンガ『とめはねっ!』が流行っている」という情報と著者の主観だけで構成されています。目新しい事実はほとんどないといっていい。しかし、文章の力量で読ませてしまう。いい勉強になっています。


私はオリジナルのスケジュールシートをパソコンでつくって予定を記入し、ポケットに入れています。使い終わったスケジュールシートはノートに貼っておき、定期的に見直して、次回、同じような仕事や出張の予定を立てるときに参考にしています。仕事には、繰り返しの内容も多く、行動記録をもとにして、マニュアル化できるものもあります。それによって、仕事の効率化を図ることができます。


業界紙の記者になってからは、手帳としてだけでなく、会議用や取材用など、いろいろなノートをつくりました。しかし、何冊ものノートを持ち歩くのはたいへんです。何をどのノートに書いたのか思い出せなかったり、ふと思いついたことを、どのノートに書いておいたらよいのか悩んだりすることもありました。そこで「すべての情報を一括管理できる万能ノートをつくれないだろうか」と試行錯誤した結果、たどりついたのが、一冊のノートですべての情報を整理する「百円ノート式」です。


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