太田剛の名言 一覧

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太田剛のプロフィール

太田剛、おおた・つよし。日本の経営者。イングリッシュパブ「HUB」を運営する「株式会社ハブ」社長。兵庫県出身。大阪経済大学経営学部卒業後、ハブに入社。渋谷店・六本木店・新宿店店長、エリアマネジャー、営業部長、営業統括本部長、専務などを経て社長に就任。

HUBでは「あえて午後7~9時は捨てよう」という考え方をしています。夕食目的のお客様を狙わないということです。その代わり、午後7時まではカクテルが半額の「ハッピーアワー」にして、夕食前に集まって話したい若者たちに来店していただく。午後9時以降は、居酒屋で飲んだあとに「もう一軒」というお客様に利用していただこう、と考えています。もちろん、実際には夕食の時間は人それぞれですから、午後7~9時にもちゃんとお客様は入っていますけどね。


我々は目先の利益ではなく、ブリティッシュ・パブの文化を広げながら、10年後も伸び続けることを考えています。30年間続けてきたおかげで、HUBを理解してくださるお客様が増えてきました。


外食ビジネスは、昨今、1~2年で初期投資を回収するのが一般的です。ところがHUBは、ブリティッシュ・パブ風のテイストを重視するため、費用をかけてしっかりと作り込みます。どんなに良い物件でも居抜きというわけにはいきません。すると、投資回収に5~6年はかかるため、決して優れたビジネスモデルではないように映ります。他社があまり参入しない理由は、ここにあるのかもしれません。


日本の外食産業は、ブームになるとある業態の店が一気に増え、落ち着いたら淘汰され、また次のブームに乗る、ということを繰り返しています。利益が出ている今のうちにいろいろな業態の店を出しておくほうがいいという声もいただきます。けれども、そこに逃げると、かつての軸がブレていた時期に戻ってしまうと考えています。


常連のお客様は、「同じように飲むのでも、居酒屋とHUBでは違う」と言ってくださいます。おそらく最大の違いは、たまたま居合わせたお客様同士の会話があることでしょう。こうしたコミュニティが生まれる場というのは、本場英国のパブの特徴でもあります。いくらフェイスブックなどのSNSが普及しても、対面で人と話せる場がなくては、人は満たされません。デジタル化が進めば進むほど、HUBの持つ特色は有利になってくると考えています。それが「日本の暮らし、社会を豊かにする」という創業の理念に通じるわけです。


普通、飲食店はリニューアルすると売上げが伸びるもの。でも、HUBの場合は「もしかしたら売上げが落ちるかも」と考えなければいけない。以前、ある店舗を全面リニューアルすると、常連さんに叱られました。「あの傷だらけのテーブルはどうしたんだ!?」と。それ以来、椅子、テーブル、カウンターなど、お客様が触れることができるものはなるべく長く使い続けるようにしていますし、リニューアルする場合も、古いテーブルを修理して新店に持ち込むようにしました。


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