大越健介の名言 一覧

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大越健介のプロフィール

大越健介、おおこし・けんすけ。NHK政治部記者。新潟県出身。東京大学文学部国文学科卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。岡山局、そのほかの国内放送局勤務を経て、本部報道局政治部に移る。以後、同局の政治部記者として活躍。NHKアメリカ総局ワシントン支局長、NHKのニュース番組『news Watch 9』のアンカーなどを務めた。

もちろん努力はするのですが、あまりガツガツ結果を得ようとしないことが大切です。


私なりの方法論があるとすれば、情報をとるためには「情報を取りに来ました」という顔をしない。情報をとれなくてもいいと考えることでしょうか。実のある仕事上のやり取りをしたかったのに、茶飲み話で終わったとしても、それを無駄と思わない。茶飲み話から始まった方が、人間同士の関係としてはいいと思います。


マスコミの仕事をしていると、情報のプロだと思われがちなんですが、どんな仕事も情報を扱うのは同じです。相手の言っていることを吸収して、自分で噛み砕いていかにプレゼンしていくかということですから。


私はアナウンサーのように上手に喋れるわけではありません。だから自分の聞いたこと、見たことが言葉ににじみ出るというのがいいと思っています。口舌の徒になってはならないと思うのです。


やった仕事に納得感がなければ単に流されているだけになり、やらされ感へとつながっていきます。


旧知の国会議員や秘書、ワシントン時代の友人たちと会って情報交換したいのですが、番組があるので平日夜の会食は無理です。そこでオフィシャルな用事が入りにくいランチタイムを狙って声をかけ、一緒にランチミーティングをしています。


午前中に取材や会議がなければ、自宅から1時間かけて駅まで歩いたり、たまにプールで泳ぐなど、午前中に体を動かすこともあります。健康の管理は、キャスターの重要な仕事です。体調を崩すと大勢の方に迷惑をかけることになるので、その点は気を付けています。


今日はオン、明日はオフという明確な区別はしていません。基本的には毎日がオンです。必要があれば、土日も取材に出かけています。それでも続けられてこられたのは、オンの中に小さなオフを混ぜてきたからでしょう。普段から緩急をつけているので、オフの日をつくらなくても大丈夫なのだと思っています。


自分が手掛ける仕事は、インタビューにしてもロケの取材にしても、今日性とニュース性があり、納得できるものを前提にしています。そのため、どんな企画でも立案段階から、担当者と話し合いをして取材・制作を進めます。


自分で時間管理している意識はあまりありません。現場の記者だったころは、365日が臨戦態勢でした。取材も相手の都合に合わせて動くので、事前の予定はあってないようなものでした。いまは自分で企画を提案したり、担当ディレクターや記者の要請を受けて現場に行くことも多いので、記者時代ほどではないですが、自分で予定を管理するというよりも、時間の中に身を置いている感覚に近いです。


万人に受けるニュースの伝え方をしようとすると、誰にも受けないニュースになってしまいます。これは雑誌の編集もそうでしょうし、企業が新しい商品やサービスを開発するときでも同じだと思います。


私と同世代でマスコミに入った人間の中で、50歳を過ぎても現場で取材をして、第一線で語れる人がどれだけいるか。幸運に恵まれてその立場にいる以上、世の中にお返ししなくてはいけません。そう思うと、ちょっとした攻撃には負けていられません。建設的なお叱りは真摯に受け止めていくしかないですし。


私は自分のことを幸せすぎるくらい恵まれていると思っています。田舎の自然豊かな環境で、平凡だけど平和な家庭に育って、機会に恵まれてスポーツもやり、学校を出ていい仕事に恵まれました。それはあり得ないくらいの幸運です。そのかわり、人一倍社会のために働かなければならないとずっと思ってきました。いつもは何も言わない父にも「いい気にならないのがお前の仕事だよ」ということだけは何度も言い聞かされましたし。


幸運にも、いまの立場にいて、多くの人が見られないことと、聞けない情報に直接接しています。そういう立場にある以上、それを世の中に全力で伝えていく義務があると思っています。


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