大村浩次の名言 一覧

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大村浩次のプロフィール

大村浩次、おおむら・こうじ。日本の経営者。不動産賃貸のアパマンショップホールディングス社長。福岡県立稲築高等学校、読売九州理工専門学校卒業後、福岡の不動産管理会社に入社し、不動産の実務を学ぶ。その後、アパマンショップ研究会の主要メンバーとなり、法人化を機に社長に就任。猛烈に働き、同社を大きく成長させた。

トップである私が誰よりも働くのは当然です。


私は仕事が大好きです。これ以上楽しいことはありません。それに、業界全体の質を良くしたいという使命感と、社員の生活を守りたいという責任感があります。


哲学と実務能力のバランスが取れてこそ、魅力ある接客サービスが出来るのです。


企業は経営理念や経営者の姿勢が業績を左右しますから、まず経営者が率先して行動することを心掛けていました。平たく言うと、「まじめに一生懸命働く」ことを背中で見せることが大事です。


アパマンの強みは、私をはじめとする本部の幹部が長時間よく働くこと。幹部は全国の店舗を回り、どうやったら勝てるのかを伝えています。それこそ、お客様への挨拶の仕方や、そのときの腕の角度から声のトーンまで丁寧に教えます。


徹底した情報共有が信条なので、各店舗の成功事例は、その日のうちに、全国の店舗に伝達します。


社内情報力に関しては、私を含めた幹部が全国各地に出向いて、年間300回の会議をしています。そこですべての店舗との情報共有を徹底する。直接、会って話をすることで、聞く側の理解度もまったく違ってきます。


加盟店に行くと、現場の意見が吸い上げられます。店舗スタッフと会議している最中、彼らからリクエストを受けて、それを本部に投げかけ、会議が終わる頃にはもう、その問題が解決していたなんてこともしょっちゅうあります。


不動産の売買と賃貸では客層が違うため、経営戦略もプロモーションも違ってきます。不動産売買は景気や金利の変化に応じて大きく変動しますが、賃貸はそんなにブレません。賃貸管理は日曜でも夜でも、日々、安定した収益が入ってきます。ですから今後も賃貸に特化していくつもりです。


加盟店に社長の私が出向くことの意味は意外に大きく、「社長が来てくれた」というだけで加盟店は喜んでくれる。ですから、本部がこれをやると決めたら、必ずやるっていうオーナーが結構多いんです。


不動産屋は派手好きで遊ぶのも大好きというのが多い。でも、うちの社員はまじめが取り柄みたいなものです。賃貸仲介や管理は、小さな事業の積み重ねですから、それで構わない。


我が社の社員は全員、紺のシングルスーツに白のワイシャツです。私は20年来、早朝に本社周辺の道路や地下街通路、本社のトイレを掃除しながら、経営理念である「FC加盟店の役に立っているか」「業界の発展に貢献しているか」といったことを自問しています。こうしたことを通じて、我が社の社風は自然に出来上がったと思います。FCの方々にも私の思いは伝わっているのではないでしょうか。


住まいを探すお客様を獲得するために、法人営業にも力を入れています。実は、アパマンが仲介する物件の入居者の約40%は固定客、あるいは固定客の紹介や特定の企業の方です。法人営業チームが年200社以上と新規契約しており、契約をいただいた企業からは、転勤や新卒採用に伴って、住まい探しの連絡をいただきます。また、上場企業の65%以上とは、過去にお取引させていただいております。すると、いつまでにどんな物件を引き渡すことができるか、企業の社内規則に応じて、どこまでが会社負担で個人負担はいくらかといったことまで、入居予定の方に迅速にお知らせすることができます。アパマンの店舗は全国にありますから、どこでも対応できます。


WEBの集客に力を入れる一方で、2~3年前から、生活用品や賃貸にまつわるサービスを販売しています。この売上が、数年後には、店舗の売上の3分の1にはなると見込んでいます。一番金額が大きいのは、水漏れ事故などに対応する賃貸住宅向けの損害保険です。年間35万件の新規契約があります。ほかにも、トイレの詰まりや鍵の紛失、窓ガラスの破損などですぐに駆け付けるサービス、NTT光回線や消火器の販売があります。入居者にとっては、賃貸生活に関するワンストップサービスとなり、利便性が高いはずです。


システム開発やWEBの対応では、大手ハウスメーカーやデベロッパーと、データベースの連携にも及びます。よその企業と基幹システムでデータベースを連携させることは業界では珍しいことですが、生産性のアップと顧客の獲得につながっているはずです。


WEBについては、販売現場が必要と判断する情報システムや使いやすさを何よりも重視しています。年間1000件近い要望・提案があり、その件数の多いものから開発に着手しています。全国の店舗で入力された情報が数秒以内に全店に反映されるような基幹システムの改良から、画面デザインを変えて色をカラフルにすると楽しく仕事ができるといった変更まで、さまざまな要望があります。


他社との最大の違いは賃貸物件のデータベースの量と質です。1999年にアパマンを創業するときに、複数の管理業者の物件情報を統合し、30万件のデータベースを作りました。早期に「プラットフォーム」を確立できたのが、強力な武器になりました。全国の詳しい物件情報が簡単にわかる。そこが重要でした。加えて、賃貸生活に必要なサービスや商品を提供することで、新たなビジネスが生まれることも考えていました。ですから、会社設立時から1000店舗必要だと考えていたのです。


リーマンショック前の数年間で、不動産ファンドやREIT(不動産投資信託)事業などを拡大してしまいました。私の判断ミスです。本業である賃貸仲介や賃貸管理を深掘りし、入居者やオーナー様に、高いサービスを提供することだけに経営資源を使わなくてはならないのに、変な下心が生じました。いまは真摯に反省しています。


父は仕事をしてそこで死ぬのが当たり前だと言っていました。たまに「倒れるまで働いたか」と聞かれて、「倒れていない」と答えるとひっぱたかれました。昔の仕事は身の危険になることが多かったので、それを考えると今のビジネスは優しいものです。


店での対応も物件の公開もすべて店長の判断によるため、いい加減な態度を許すとたちまち業界全体の質を下げてしまいます。判断基準のものさしを、お客様に喜んでもらうことに据え置けば、この判断基準が悪い方に流れることはありません。


お客様に喜んでいただくために、とにかく真面目に謙虚にしていく姿勢がスタートだと思います。弊社の社員は全員紺のシングルスーツしか着ていません。多分これだけいても全社員白のワイシャツだと思います。


業界全体として、利用者から全面的な信頼をまだ得ていない一番の問題は情報開示です。例えば、実際に住んでみたら予想以上に建物が老朽化していて隙間風が入ってきたり、隣の住人がうるさいなど、生活に関連する問題は非常に多いです。だからこそ、我々が情報を正確に開示することが必要だと思います。ウェブ・対面接客を問わず、値段が安いのはこういう理由がありますと、マイナスの情報も正確に説明することを徹底しなければなりません。


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