大場智康の名言 一覧

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大場智康のプロフィール

大場智康、おおば・ともやす。日本の経営者。データマイニングのコンサルティング会社「アイズファクトリー」社長。埼玉県出身。東京工業大学博士課程を修了し理学博士号を取得。卒業後、大学院時代の先輩たちとともにアイズファクトリーを設立。同社社長を務めた。

売上などの基幹データや顧客データ、アンケート結果など社内のデータはまさにお宝の山です。また、ローカルPCに残っているデータも見逃せません。たとえば事故やクレームを報告書にまとめて上司に提出する会社が多いと思いますが、報告書には記載されなかった機微に触れる情報が各社員のPCに保存されていたりします。それらを情報システム部門と連携して企業でピックアップできれば、クレーム対処や業務改善にも活用できます。


分析結果の見せ方には注意が必要です。理系の人は「この数字はこうでした」という説明に終始しがちですが、これでは伝わりません。大切なのは数字「を」語ることではなく、数字「で」語ること。つまりビジネスの目的を達成するために数字を使うだけであって、数字そのものを理解させることにこだわる必要はないのです。


公開データからビジネスの具体的なヒントを得ようとするなら、自社のデータと紐付けることが重要です。たとえば地域別の家計データも、自社の顧客の住所データと組み合わせてはじめて役に立つ分析ができます。公開データのみの資料では、せいぜい全体の傾向や雰囲気を伝えることくらいしかできません。自社の個別の課題解決につなげたければ、やはり自社データとの紐づけが欠かせないのです。


BtoCのビジネスをやっているなら、SNSも有用な公開データのひとつです。SNSを分析すると、広告の訴求範囲や商品に関する評価がわかります。商品の苦情や評判などの定性的な情報については、テキストマイニングという技術を使います。たとえば「高い」というつぶやきが、品質が高いというポジティブ液評価なのか、価格が高いというネガティブな評価なのか、テキストマイニングで分析が可能です。こういった専門的な分析は外部に委託されることが多くなります。


他社が収集しているデータを分析に用いることもありますが、他社データは個人情報保護やプライバシー保護の観点から使いづらい。最近もJR東日本がSuicaデータを日立に提供したことが問題視されたように、日本では法的な問題も含めてデータ活用の環境が整っていません。現状では他社データの活用に大きな期待はかけられないでしょう。その点で注目すべきが、各種の公開データです。たとえば統計局では人口や家計、物価などに関するさまざまなデータを公開しており、どれも気兼ねなく使えます。


資料に使う数字は、相手が吸収できる情報量に合わせて選ぶことで説得力が増します。相手が3つのデータまでしか数字を把握できなければ、100も200もデータを見せても伝わりません。資料として見せるのは、結論を示す3つに絞り、あとは必要に応じて出していくというスタンスでいいと思います。


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