塩野七生の名言 一覧

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塩野七生のプロフィール

塩野七生、しおの・ななみ。日本の歴史作家。東京出身。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに留学。帰国後、執筆活動を開始。『ルネサンスの女たち』を『中央公論』に発表し作家デビュー。著書に『ローマ人の物語(全15巻)』『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』ほか。

面白くないと身につかないですよ。義務感でやると何だかしんどくなつちゃってね。それから「人のため」とばかり思うのもどうか。そういうのは宗教家に任せておいたらいい。


政治家は、「決めたらすべてのことを実行しなければならない」ことはないんです。これは、マキャヴェッリも書いています。待った方がいい場合もあると。


歴史というのはそもそも面白いものなんですよ。お勉強するつもりで読んでは絶対ダメ。それなら「歴史早分かり」といったものを読んだらいい。


即決断して即実行しなければならない場合もあります。だけど、待っていれば周りの環境の方が動いてくれるかもしれない。だから外交の一側面では、待っている方が正解ということもあるのです。


マキャヴェッリをはじめ、私たち書く人間の商売というのは、人々に理論武装してもらうために存在しているのです。


戦争を描く場合、私は一兵卒の立場では書かない。いつも大将の立場でモノを見るんです。これがどうも私の評判が悪い理由なんですけど(笑)。つまり、大将が非常に優れてぃると、味方の損失だけでなく、敵の損失も最小限にとどめながら目的を達せられることもある。逆にリーダー不在の戦いは悲惨です。今のシリアでの内戦がそうかもしれません。このように大将の立場で俯瞰すると、目的と手段をはっきりと見極めることができます。ゲーテも言っています。「ローマ史を読むなら、皇帝の身になったつもりで読め」と。


作家として言えることは、神は細部に宿るということ。小さなエピソードを書き込んで、書き込んでいくと人間の姿がよく見えてくる。


私の書くものは、読者にちょっと考えてもらうところがある。読者の質はいいけれども、読者の数が少ないのはしょうがない。私の作品って、実務では役に立たないから。ただ、世の中に対する見方が広くなってもらえればいいと思っています。視野が広がると、別のところに視点を置けるようになります。でも、ビジネスに役立つ本を求めるのなら、ドラッカーを読んだ方がいい(笑)。


やはり中国をはじめとする周辺諸国との問題がありますね。しかし、これは日本だけではどうしようもない。だから米国や、最近ではオーストラリアともタッグを組み始めた。この「組む」というのがいい。実際にタッグを組んでどこまでやるかということよりも、「組んだ」ということを相手方に知らせるだけで十分。これを抑止力と言うのです。フリードリッヒ2世も巧妙に使った手です。抑止力は軍事面だけのことではありません。


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