塚田健雄の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

塚田健雄のプロフィール

塚田健雄、つかだ・たけお。日本の経営者。IDO(日本移動通信)の社長。名古屋大学法学部、名古屋大学大学院修士課程修了後、トヨタ自動車工業に入社。トヨタで取締役、常務を務めたのち、IDO(日本移動通信)に移り専務から社長・会長。その後、NTTに対抗するためDDI、KDD、IDOの合併に参加しIDOの会長を辞任。その後、トヨタエンタープライズの顧問や、日本通信の社外取締役などを務めた経営者。

「閉じこもる」「ぶらさがる」「しがみつく」の3つは日本人の悪い癖です。生き残りのために合併を決めながら、旧会社の経営幹部が何らかの形で新会社に居残るのはみっともない。


私は12年前、トヨタ自動車から通信の世界に飛び込み、すぐに合併論者になりました。なにしろ、この業界には日本電信電話(NTT)というとんでもない巨人がいる。規模、技術力、資金力で太刀打ちできない新電電がばらばらに戦っていても、いずれ限界が来ると思いました。しかし、IDOという会社は電力会社、商社、お役所などの寄り合い所帯。社内では合併論は相手にされません。反発というより、無視です。親会社の支援があれば昔ながらのやり方でやっていけると思っていたのです。合併が実現したのは誰もがその必要性を悟ったからです。7年かかりました。


日本企業の経営者は合併の際「対等合併の精神」という言葉を使いたがります。言葉の響きはいいのですが、そこに落とし穴があります。京セラの稲盛さんは50対50の方式では合併後も複数の業務が残り、たすきがけ人事など非合理な制度が横行すると主張します。まったく同感です。統合で経営トップを3人で平等に分け合う銀行もあるそうですが、競争業種では村落共同体型の合併は成功しません。だから新会社はDDIが存続会社になり、リーダーシップは明確です。


2000年10月1日、新しい通信会社、KDDIが発足しました。慶事に水を差すわけではありませんが、現時点ではDDI、KDD、IDOの三社が表面的にくっついただけです。これから三社をひとつの会社にする大変な作業が待っています。合併というのは根気のいる、実に厳しい仕事です。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ