坂東眞理子の名言 一覧

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坂東眞理子のプロフィール

坂東眞理子、ばんどう・まりこ。昭和女子大学学長。富山県出身。東京大学文学部心理学科卒業後、総理府に入省。ハーバード大学留学を挟み、統計局消費統計課長、埼玉県副知事、在豪州ブリスベン総領事、総理府男女共同参画室長、内閣府初代男女共同参画局長を務め退官。昭和女子大学教授、副学長などを経て同大学学長に就任。

ひとつの組織にどっぷりはまっているとクリエーテイブな発想は生まれず、化学反応も起きにくくなる。


男性と同じように24時間戦うことは出来ないので、独自の強みが必要でした。


異なる世界や専門領域を複数持っていることが自分らしさであり、ユニークな強みになる。創造的な仕事や柔軟な働き方が求められる現代こそ、こうした考え方がより重要になっているのは間違いありません。


男女問わず25歳から35歳の間によいメンター(師)と出会えるかどうかが、キャリアを重ねるうえで大きく影響します。メンターとの出会いを活かし、相手に「成長をサポートしてあげたい」と思ってもらうにはコツがあります。自分よりも年齢や地位が上の人に対して、素直に尊敬の念を持ち、優れたところに感心する力を持つことです。私自身、若い方と接していると、年長者を批判的に見て斜に構えている人はすぐにわかります。


いまのように経済状況が厳しいときには、意に沿わない仕事を担当することになったり自分の頑張りに見合った報酬が得られなかったりと、仕事に不満を抱えることが多いでしょう。しかし、こんな時代だからこそ目先の不満で仕事を辞めるべきではありません。私自身の経験を振り返っても、目先のことばかりでなく長期的な視野で判断してきたことがキャリアに大きく活きています。


夢を持っているかどうかが、何かあったとき、もうひと頑張りがきくかに大きく影響します。夢はなかなか実現しないものではありますが、夢にさえ描けないことには実現することはありません。


自分より若い人は、教えたり叱ったりするだけの対象ではありません。逆にこちらが教わることもあります。先日アメリカに行ったとき、親しい友人から「rebirth coach」という言葉を聞きました。自分を生まれ変わらせ、再生してくれる人を大切にすべきだというのです。歳をとると、自分の性格や興味を決めつけて守備範囲を狭めてしまいがちです。だからこそ一層好奇心をもって、知らない分野について教えてくれる若い人を大切にしましょう。


40代になると、自分自身が成果を出すこと以外に、部下を育てることが求められるようになります。難しいのは叱り方です。ここでも女性によく見られるのが、溜めてしまうことです。「女性がしょっちゅう叱っていると、ヒステリーだと思われるのではないか」と考え、普段は見て見ぬふりをして、我慢できなくなったときに爆発させてしまうのです。叱るのは相手のためですから、溜めこまないでその都度言いましょう。


夢は現実的なものである必要はありません。「いつまでに何をすべき」という、将来を線引きしてしまうような計画は、自分の未来を狭くしてしまいます。その通りにならなくてもいいのです。必要なのは、自分を励ますための楽観的な未来図です。


日本の能力ある女性はなかなか管理職になりたがらないといわれますが、私はこれはロールモデル(お手本)がいないことに一因があると思っています。周りに女性管理職がいないと、「管理職は大変だ。責任が重いし期待される。プライベートを犠牲にし、立派な成果を出し続けなければならない」と思い込んでしまいます。女性管理職がいれば「あの人ができるんだから、私にもできるだろう」と考えられます。社外でもいいので「そこそこの女性管理職」のロールモデルを持つとよいと思います。


30代後半になったら、自分の実績を形にする努力をしましょう。チームの一員として埋没しないでアピールする場を持つのです。


異動や留学など社内で自身の希望を通そうとする際、女性がやってしまいがちなのが「自爆型行動」です。有能な女性ほど個人の希望を溜め込んで、我慢できなくなったところで「認めていただけないなら辞表を出します!」などと爆発してしまうのです。相手にしてみれば、それほど思い詰めていたことを知らないために驚いてしまいます。「将来こんなことをしたいと夢見ています」と、いろんな機会にやんわりと伝えておくのがよいでしょう。


意識的にキャリアデザインをしておくことをお勧めします。「グローバルな仕事がしたい」くらいのざっくりしたもので構いません。そのために自分に足りないスキルを考え、それを補う努力をしましょう。


20代で逃げ癖をつけてはいけません。この時期はまだ体力もありますし、少しはハードな仕事をこなす経験をしておいた方がよいでしょう。チームの一員としてしっかり力をつけるのです。とことん頑張った経験を持っておくと、今後壁にぶち当たったときに乗り切ることができます。


入社して2、3年はまだ一人前ではないものですが、20代後半くらいになると少し仕事の様子がわかってきます。多少責任のある仕事を任されることもあるでしょう。この年代は一番焦りがちな時期ですが、心を落ち着けて、しっかりとキャリアづくりをしてください。


若いうちから人とのつながりを大切にしておくと、40代くらいになって効いてきます。人間関係も、短期的な結果を求めず長期的な視点をもって育てて欲しいと思います。


メンター(師)を見つけるのは簡単ではありません。直属の上司だと利害関係があるでしょうし、他部門の先輩には相談しにくいものです。たとえば元上司なら、かつてのあなたの仕事ぶりを見ていますから、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。その意味でも、元の上司や同僚とのネットワークを維持することは大切です。年賀状を送る、異動のときに挨拶をするという程度で構いません。他の組織にまたがった、緩やかなソフトネットワークの方が何かのときに役立つことが多いものです。


女性はとくに短期的な視点でものごとをとらえがちです。その原因のひとつは、女性たち自身の中にある「女性は若くて可愛いほうが価値があり、歳を重ねると煙たがられる」という思い込みです。そのため、若いうちに周りに認められなくてはというプレッシャーが男性以上に強いのです。


女性にとって10年、20年先のキャリアパスを描くことは難しいことかもしれません。結婚や出産のタイミングも自分一人では決められないものです。こういった厳しい経済環境では、なおさら難しいと感じるでしょう。でも、だからこそ夢を描いてほしいと思います。


直接顔を合わせて話すことはもちろん大切ですが、書物は直接会えない人とも時空を超えて対話することができます。読書は文章を磨くうえで欠かすことのできない王道といえるでしょう。文章に100%正解はありません。常に学び続ける姿勢が必要です。


言語感覚やコミュニケーション能力は同じ価値観を共有する人とだけでなく、さまざまな価値観を持った人とコミュニケーションせざるを得ない経験を積み重ねていく中で養われます。


語学の勉強にも通じることですが、ボキャブラリーを増やすなら、まず自分の専門分野から掘り下げていくことです。精密機器関連の仕事をしているなら、仕様書や説明書、専門書にあたって、その分野の専門用語や術語、業界語を使いこなすことからはじめましょう。それは自分の大きな強みになります。


スピーチを上達させるには、スピーチを聞くことが大切なように、文章を上達させるには文章を読むことです。本や新聞を読み、知らない言葉があれば意味を調べ、できればメモをする習慣をつけたいものです。


肩ひじ張らないカジュアルな文章で通じる人とだけメールをやり取りしても、文章は上手になりません。あらたまった場に身を置くことで、あらたまった話し言葉が身につくように、ビジネスにふさわしい書き言葉も、日ごろから意識して使う場を持つことが必要だと思います。


ビジネス文書は文学作品ではないのですから、名文、美文である必要はありません。身についていない難しい言葉を使うのは、かえって見苦しいものです。意思の疎通を図るために、きちんとした日本語をツールとして使いこなせているかどうかがポイントになります。


ひとつの文書に盛り込む用件は多くとも3つまでに絞りましょう。それ以上になると相手が混乱します。文書はできるだけ短く、簡潔な表現を心がけ、書き上げたら、誤字脱字がないか、必ず読み返します。クリックひとつで簡単に送信できるメールの場合はとくに注意しなければなりません。


ビジネス文書には明確な目的があります。その目的を達するために何を伝えるのか、書きはじめる前にポイントを整理しておくことが大切です。ときどき主語と述語が一貫しない文章を見かけることがありますが、書きたい要素を整理せず、考えのおもむくまま、いきなり書きはじめることが原因だと思います。


敬語は訓練によって身につけていくしか方法がありません。職場には敬語に詳しい人がいるものです。その人の言葉遣いを真似てみたり、書いたものをチェックしてもらうなど、「人みな、わが師」の気持ちで教えを請うことはとても大切だと思います。


女性活躍への期待が高まっていますが「男性と同じように働けます」という働き方は女性にお勧めできません。自分だから、女性だからできることを考え抜く。闘争ではなく、協力する。奪い取るのではなく育て上げる。新しいリーダーシップの形を私自身、これからも追求していくつもりです。


公務員をしながら執筆を続けることには「本業がおろそかになっていないか」といった批判もありました。それだけに本業の仕事は集中して行う術を身に付けてきました。内閣府男女共同参画局長まで務めさせていただき、本の執筆はリスクを補って余りあるメリットがあったと確信しています。


実は34年間の公務員生活で女性問題の担当部署にいたのは通算6年余り。ポストを離れてからも情報を集め、論文を書き続けるように心掛けてきたことがよかったと思います。


自分の思いや考えを本という形で提示できるようになったことが、心の安定を保つ上で大いにプラスになりました。役所の仕事はチームプレーで、一定の枠が求められます。そこで自分の意見のすべてが通らないことは多いのですが、別の世界で発信すればいい。そう自らに思い聞かせることで、いい意味での割り切りが可能になりました。


大学は企業などと違って改革の結果が出にくい体質があります。そこで、まず手掛けたのが文科省の競争的補助金に積極的に応募することです。補助金を獲得するだけではありません。申請を採択してもらう課程で汗をかくので、教職員にも改革を肌で感じてもらいました。


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