坂口孝則の名言 一覧

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坂口孝則のプロフィール

坂口孝則、さかぐち・たかのり。日本の経営評論家。佐賀県出身。大阪大学経済学部卒業後、メーカーの調達部門に配属され調達、購買、原価企画を担当。その後、調達・購買・コスト削減などのコンサルティングや研修を行っている。そのほか「ほんとうの調達・購買・資材理論」主催、メールマガジン「世界一のバイヤーになってみろ」運営、「購買ネットワーク会」幹事などを務める。著書に『仕入れの基本が面白いほどわかる本 売上アップより簡単に利益を生み出せる、仕入れ(調達・購買)見直し35項目』『調達・購買実践塾 製造業の現場バイヤーが教える バイヤー必読』『会社の電気はいちいち消すな コスト激減100の秘策』『会社が黒字になるしくみ 知らないと恥ずかしいビジネスのキホン』『モチベーションで仕事はできない やる気が出ない人のための新しい働き方』『野比家の借金』ほか。

企業が話題性のあるアクションを起こす裏には、必ず背景に戦略や狙いがあります。その戦略や狙いを、売る立場に立って仮説を立てて考えてみることで、表面的な数字を暗記するのではない、本当の意味で数字を読む力が鍛えられていきます。


世の中に流れている意見を鵜呑みにせず、何事も自分で体験して考えてみることが、数字を読む力を磨くことにつながります。


話題になっている商品やサービスについては、自分で実際に買ってみるのが一番です。たとえば、最近急激に増えている「割引クーポンビジネス」なども、一度自分で体験してみればいい。「1万円のディナーコースが半額で食べられるクーポン」を買って食べてみて、「本当に1万円の価値があるのか?」「半額にしてどうやって利益を出しているのか?」と自分で考えることで、表面的な数字だけではない理解が深まります。


新聞や雑誌などに載っている解説を読んでわかったような気になる人も多いですが、それらの情報が正しいという保証はどこにもありません。たとえば「あの外食チェーンの売上が伸びた」と聞くと、単純に「好調なんだな」と思う人が多いですが、本当は無理な出店を重ねた結果の売上アップで、利益は逆に減っているかもしれない。ネットで財務諸表を取り寄せて確認することまでやっている人は少数です。数字に強くなるには、元となる情報を自分で調べて、自分なりに分析していくことが大切です。


勉強には「無料で学ぶ」「お金を払って学ぶ」「お金をもらって学ぶ」の三段階があると私は思っています。「無料で学ぶ」というのは、ネットから情報を入手したり、図書館で本を借りて勉強したりするやり方です。身銭を切らないこの段階の勉強は、じつはあまり身になりません。「お金を使って学ぶ」というのは自分で本を買ったり、お金を払ってセミナーに通ったりする段階で、元を取らないともったいないという意識が働くため、それなりに身になるケースが多いと思います。けれども一番いいのは、私がわからないところを勉強して本を書くように、「お金をもらって学ぶ」ことです。


私はこれまで16冊ほど本を出していますが、執筆の際も危機感を持たざるを得ない状況に自分を追い込むようにしています。本のテーマの中に、必ず「自分でもわかっていない領域」を盛り込むのです。もちろん嘘は書けませんから、必死になって勉強しますよね。経験上、このやり方が一番身につきます。


社会人になってしばらくしてから、取引先の担当者から「坂口さん。経常利益は確かにプラスですが、営業利益はマイナスです。本業は赤字なのですから、商品の値下げはできません」と言われたんです。そのときは「なるほど、そうですね」と答えたのですが、本当はその担当者の言っている意味がまったくわかっていませんでした。さすがに「営業利益って何ですか?」とは聞けませんから、危機感を覚えました。でも危機感がないと人は本気で勉強しようとは思いませんから、いい経験だったと思います。


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