土井英司の名言 一覧

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土井英司のプロフィール

土井英司、どい・えいじ。日本の出版エージェント。慶應大学総合政策学部卒業後、ゲーム会社、編集者、取材記者、ライターなどを経験。日経ホーム出版社を経て、アマゾンドットコム(日本)の立ち上げに関わる。バイヤーとして活躍し、数々のベストセラーを手掛けた。その後独立し、エリエス・ブックコンサルティングを設立。書籍と著者のブランディング、プロデュースを行う。ビジネス書評家としても知られ、メールマガジン「ビジネスブックマラソン」は多くの熱狂的な読者を獲得した。主な著書に『成功読書術』『伝説の社員になれ!』『20代で人生の年収は9割決まる』など。

情報が増えると、人間は自分で判断しなくなる。


優秀な編集者は売れる本はつくれますが、価値のある本は価値ある情報を握っている著者にしか書けません。つまり、本を買うとき最も参考になる指標は面白そうなタイトルではなく、著者名であるということです。


関係ない分野の本を読むことはとても重要だと思います。イノベーションとはつまり、ほかの業界の成功事例を自分の業界に当てはめることです。だから、成功する人ほど他の分野の本を読む癖があります。


収入が高い人は、社会をリアルに理解するために専門書を読んでいます。現実を知って正しい努力をすれば結果はついてくると考えているからです。


読書とは、孤独と付き合うことです。人に慕われ、仕事に追われている人ほど一人孤独に読書をする時間を必要としています。


アフォーダンスといいますが、人間はなんとなく手に取れる環境をつくれば自ずとそのように行動します。カバンの中に本を入れておけば自然に読むのです。


経営者は一般的に、他者の具体的な経験を抽象化して自分の仕事に応用する能力、いわゆるアナロジー(類推)思考に長けています。だからこそ、ビジネス書や自伝・評伝を読んで他者の思考や行動のプロセスをたどる意味があります。


意思決定とは行動や戦略を選択することですが、いうまでもなくインターネットで検索して答えが出てくる類のものではありません。連続性の中で思考を重ねる作業が必要になります。そして、長時間にわたって他者の思考のプロセスや事実の展開をたどれるメディアは、本以外にありません。


人間は「成功が手に入らない」と思った瞬間、ファンタジーに逃げますが、日本全体がファンタジーに走っている時代かなという気がします。実を言うと、最近はビジネス書でさえファンタジー化の傾向があります。


「読書は自分への投資活動である」という意識を持つと、値段で本を選ばなくなります。たとえば、ベンジャミン・グレアムの『証券分析』は1万290円もしますが、金融マンはこの本で勉強して何千万、何億円と稼ぎます。それを考えたら1万290円なんて安いものです。


兵隊と将軍では読む本が違います。仕組みをつくる側に回らないと将軍にはなれません。年収1500万円と800万円以下は仕組みをつくれるかつくれないかの違いです。この違いは大きい。年収800万円と500万円の差は、頑張る度合いでしょう。


私は図書館には行きませんし、セミナーでも「本は借りるな。絶対、図書館に行くような人間になるな」と力説しています。図書館で本を借りるのは、下流への道なのです。入手困難な古書や小説ならまだしも、とくにビジネス書を図書館で借りては駄目です。情報は人より先に入手するからこそ価値があるわけで、図書館にリクエストをして購入してくれたら読むなんて、完全にナンセンスです。情報にお金を払う意識がない証拠です。


効率より効果を重んじよ。百の駄作より一つの名作。


「一般読者は愚かにも新刊を読みたがり、良書を手にしたがらない」。これは僕の大好きなショウペンハウエルの『読書について』の一節ですが、まさに同感です。新刊と書いてあるだけで興味を惹かれてしまう人が多いのですが、それでは必要としている一冊には、なかなか出会えないでしょう。とくに、自分の得意分野以外の本に挑戦するときは、新刊よりも長く読まれている本がいいと思います。たとえば、奥付を見て10年以上に渡って売れ続けている本なら、間違いなく良書といえます。


その本に価値があるかどうかは、著者プロフィールを見ればわかります。ポイントは、この人は何のプロなのか、何で評価されている人なのかです。それが本のテーマと合っているかが重要な判断要素です。その際に、僕は著者の肩書はあまり重視しません。たとえば、経営コンサルタントだといっても、経営のプロとは思いません。クライアントとの人間関係を築くプロもいれば、思考プロセスが素晴らしい人、情報収集術が巧みな人もいます。本に著者のノウハウが出ていれば、その本は価値があるわけです。


著者の体験や思想がどこにもない、借り物の言葉で書かれた本以外ならとにかく多読することをお勧めします。たとえば、誰か1人に忠告されただけでは動かないが、3人に同じことを言われれば自然に行動できる。そんなことがあると思うのですが、本も同じだと思います。たくさん読んではじめて共通点や相違点があることが理解できます。自分にとって本当の実のある知識になるのではないでしょうか。


古い本にこそ新しさがあります。古い本に書かれている視点は、実はいま読むとすごく新鮮ということが多いのです。だから、古い本に書かれていることにいまの感性を合わせると、新しい考え方や発想法が生まれるのではないかと思います。古い本に親しんだ方が、斬新な発想を身につけることができます。また、古典を読むことで、悩みがすっきり解決することも多いです。


自分の専門を突き詰めるのも大切ですが、たまにはそこから抜け出して、視野を広げることも大切なことだと思います。本も人脈もそうですが、未知の分野に接するのは、確かにストレスがたまります。しかし、それを怠っていたのでは、いつまでたってもいい勉強はできないと思います。僕は医学書なども読んだりします。


面白いアイデアを生むには、自分のなかで、いかに異色の組み合わせを発生させるかが重要です。アイデアを仕事にしている人は、ノートなどを使って、まったく違う情報を組み合わせる工夫が必要です。


結局のところ、面倒なことは続かないんですよ。ノートを活用するポイントは、やる気ではなくて、システムの問題だと気づきました。


僕の場合、本をつくるお手伝いをしているので、つくり手としての視点と、受け手側として楽しむ視点、この両方をつねにもっていることが欠かせません。すると、あまり面白くない落語を聴いても「ここが悪いから受けないんだな」と学ぶことができますし、面白ければ「この流れが人をひきつけるんだ」と気づくことができます。それらをノートにつけていくことで、幅広い物の見方ができるようになったり、発見があったりします。その一つひとつが、仕事に活きてくると思いますね。


良書に出合うためには、ちょっとしたコツがあるのです。まずは「プロフィール」。専門分野や職務経歴をチェックすることで、この本の内容は読むに値するものかどうかを判断することができます。もう一つは、「本と著者との利害関係」です。著者にとって、出版するメリットがそれほどなさそうな本ほど、本音で書かれていることが多い。逆に、売名行為もしくは自分の仕事の宣伝効果を狙った本は、疑ってかかったほうがいいでしょう。


ネットが普及し、情報が氾濫する現代は、情報の真偽を見極めるのが難しくなりました。怪しげな情報に騙されないためには、物事を正確に判断するためのフィルターが欠かせません。その情報フィルターを完成させるために、もっとも効率よく役立ってくれるのが、新書です。新書の長所は、多様な分野の第一人者が、自らの考え方やモノの見方を、手軽に読めるかたちで披露していること。各界のプロフェッショナルの考え方に触れることで、固定観念を打ち崩すような、新しい考え方のフィルターをインプットできます。日々起こりうる仕事上のさまざまな問題に対して、多面的に物事を判断する物差しを身につけることができるようになるわけです。


気に入った本の著者が文中で推薦している本を読むのもお勧めです。その著者の思想に影響を与えた本を追えば、芋づる式に知の世界が広がります。よさそうな本だと思ったら迷わず買いですね。新書はたかだか700円程度。700円をケチって、人生を変えるほどの出合いを逃すのは、もったいないことです。


現地で見聞きしたものから新規事業の種を見出すためには、ビジネスの基本的な知識が必要です。


周囲に先んじてやるべきことを自分で見つけるには、本を読んでいるだけではダメです。体験が必要です。極端にいうと、現地に行って自分の目で見ればやるべきことは見つかるものです。やるべきことを模索する時代には読書よりも体験のウェイトを増やさなくてはいけないのです。


私は、世の中は「WHY」「WHAT」「HOW」の順に循環していく、という歴史観を持っています。それまで続いてきた価値観やシステムが行き詰ると、「なぜこうなってしまったのか?」といった「WHY」が問われ、その結果生まれた新しい理念に基づいて、次に、やるべきこと「WHAT」の議論が始まる。実行すべきことが決まると、どうやってそれを実行するのは「HOW」が注目され、具体的な技術が研ぎ澄まされていく。技術の進歩が限界に達して息づまると、また「WHY」の議論が始まる。この繰り返しです。


戦後のベストセラーを振り返ると、終戦後しばらくは小説が多く、ビジネス書はありません。絶望した人は、ビジネス書よりも小説や詩などの文学を手にとるものなのです。実用的な知識を学ぶ以前に、まずは心のエネルギーを溜めなくては、立ち上がって前に進むことができないからでしょう。


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