和才博美の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

和才博美のプロフィール

和才博美、わさい・ひろみ。日本の男性経営者。NTTコミュニケーションズ社長。大分県出身。九州大学工学部電子科卒業後、日本電信電話公社(のちのNTT)に入社。ニューヨーク駐在、企画・人事部などで経験を積み、持ち株会社移行本部第一部門部長、NTT取締役、NTT副社長ブロードバンド推進室長、NTTコミュニケーションズ副社長を経て社長に就任。そのほか、Gooなどを運営するNTTレゾナントの社長などを務めた。

お客様は、現在のニーズを伝えてくれても、5年後についてはなかなか教えていただけません。社内でも、「アンケート調査は大事だけど、それだけで商品開発してはいけない」と口を酸っぱくして言っています。


変革の時期を生き抜くには、近視眼的に今を見るだけでは駄目で、時代を中長期的に見渡す力が必要なのです。


弊社では事業ビジョン達成に向けて「つなぐ」というキーワードを掲げていますが、英語では「connect」ではなく「bridge」と表現します。「connect」ではなんだか物理的すぎて味気ない。私たちが目指しているのは、人と人、心と心をつなぐお手伝いなのです。そのためにも人間という存在をさらに深く理解したいと考えています。


悪い意味で時代に流されないためには原点に戻り、自分が寄って立つ軸を確かにすべきです。そのとき役に立つのが古典ではないでしょうか。混沌とした現代においては、古くから読み継がれてきた古典が、一筋の光明と勇気を与えてくれるはずです。


結局、最後は人間です。国も企業も、それを動かしているのは、中にいる人にほかなりません。そう考えると、やはり読書も人間というものを理解できるものがいいでしょう。


本はよく読む方ですが、乱読ではなく、どちらかといえば好きな本を何回も読み直すタイプです。時代が変われば自分の置かれた環境や経験の量も変わるので、同じ文章でもまた違った受け止め方ができます。そのため気に入った本は1、2年おきに繰り返し読んでいます。


我々通信業界の状況も、ここ10年、ドラスティック(徹底的)に変わり続けています。新しい技術がどんどん出て、さまざまな会社が参入し、前に行くには、常に新しいことを考えなくてはならないのです。失敗を恐れたり過去の成功体験にこだわりすぎていては、理想に向かって前進することができません。


中国の兵法家、孫子の言葉に「兵に常勢なく、水に常形なし」というものがあるのですが、これは決まった形を持たない水のごとく、兵を動かす際は一定の戦術にこだわらず柔軟に考えるべきである。つまり、先入観にとらわれすぎてはいけないと説いているのです。


何かを成さんと思うとき、そこには必ず定石というものがあると思うのですが、それはあくまで過去のものであり、状況は必ず変化しているはず。そこを考慮せずして未来には進めません。


人はともすれば、あのときはこうすればよかった、と過去にこだわってしまいがちですが、それでは次の段階へ進めません。たとえ失敗したとしても、そのあとどう前へ進むかをまず考えるべきなのです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ