古池進の名言 一覧

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古池進のプロフィール

古池進、こいけ・すすむ。日本の経営者。半導体メーカー「松下電子工業(のちに松下電器産業に吸収合併)」社長。大阪出身。大阪府立大学大学院工学研究科修了後、松下電器産業を経て松下電子工業に入社。常務取締役、松下電器産業取締役、半導体開発本部長、松下電子工業専務取締役、松下電器産業常務、松下電子工業社長、松下電器産業副社長などを務め、松下電器の半導体事業の責任者を務めた。そのほか、燃料電池実用化戦略研究会副会長・理事、大阪科学技術センター理事・副会長、大阪国際サイエンスクラブ理事長などを務めた。

巨額投資をして大量生産で安く供給し物量で勝つ、ということに何も意味はありません。


エレクトロニクスの世界は基本的にはアプリケーション(用途)がマーケットを引っ張っていかなければなりません。安くて集積度の高い半導体を作れば、それに見合うアプリケーションが生まれてくるだろう、という考えは逆なのです。


台湾積体電路製造(TSMC)のモリス・チャンCEO(最高経営責任者)は英知の経営者と言われています。TSMCのようなファウンドリー(受託生産会社)に特化した会社だからといって、彼らは半導体を安く量産することだけを考えているのではありません。アプリケーション(用途)の行方に敏感で、どの納入先と組むか常に戦略を練っているのです。


よく観察してみると、欧米の半導体大手はアプリケーション(用途)を非常に重視しています。米インテルはパソコンというアプリケーションに目をつけ、その中核部品となるCPU(中央演算処理装置)を握った。「ムーアの法則」と呼ばれる半導体の微細化はアプリケーションのためだったのです。米クアルコムもやはり、スマートフォンに目をつけて同じことをやろうとしています。


私は半導体技術者ですが、半導体技術の進化が世界を変える、という考え方は間違っていると思います。エレクトロニクスの世界は基本的にはアプリケーション(用途)がマーケットを引っ張っていかなければなりません。テレビからパソコン、そしてスマートフォンへと、それぞれのアプリケーションを快適に動かすために半導体を生かす。半導体はそれ自体必要条件ではあっても、十分条件ではないのです。


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