友野典男の名言 一覧

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友野典男のプロフィール

友野典男、ともの・のりお。日本の経済学者。専門は行動経済学、ミクロ経済学。明治大学教授。埼玉県出身。早稲田大学商学部卒業、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程退学。明治大学短期大学教授、明治大学教授などを務めた。著書に『行動経済学』『経済学の論理と数理(共著)』ほか。

楽観主義は資本主義の原動力でもあります。リスクを取ってビジネスを始める人が数多くいなければ、経済が回らず、人類は生きていけません。


人間にはさまざまなバイアス、つまり思考のクセがあり、常に合理的な選択をするわけではありません。


スポーツ選手には、競技の結果だけではなく、自分の行動や考えたことも記録している人がいます。それは、記録することでバイアスを自覚し、行動の改善につなげられるからです。


本能から脱して、仕事を溜め込まないようにするにはどうすればいいのか。まず、経験を通じて学習することです。自分の失敗体験をフィードバックし、次へ活かす。そして、知識を持つこと。人が持っているバイアスを自覚するだけでも、非合理な行動を減らせるでしょう。


人は、自分の実力を過信する傾向にあります。米国での調査では、起業する人の81%が「自社が成功する確率は75%以上」と見積もり、さらに33%の人は「100%成功する」と考えていました。実際は、起業5年後に存続している企業はわずか35%なのにです。「自分だけは失敗しない」「酷い目に遭わない」と考える人が多いのです。


人には、将来の利益よりも、今、目の前にある利益を優先してしまう傾向が備わっています。自然な状態だと、飲み会やケーキのような目先の小さな利益を取ってしまうがゆえに、将来の大きな利益を逃すものなのです。つまり、人は「近視眼的」なものなのです。これは、サバンナで狩猟採集をしていた時代には必要不可欠なバイアスでした。食料が豊富にあるわけではありませんから、将来のことを考えるよりも、目の前にある食べ物を食べないと生き残れない。近視眼的な人が生き残り、進化してきたのです。


やるしかない状況なら、悩むことはありません。禁煙をするには、ライターや灰皿など、タバコに関するものをすべて排除するのが良いと言われています。タバコを吸えない環境を作るのです。同じことが、仕事にも当てはまります。目の前のことに集中するしかない状況を作り出せば良いのです。


人は「なんとかなる」と考えがちなのです。その裏には自信過剰があります。「仕事が溜まっても、最後にはなんとかなる。今までも、なんとかなってきた」と思ってしまうものなのです。だから、仕事を溜め込んでしまう。


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