原谷隆史の名言 一覧

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原谷隆史のプロフィール

原谷隆史、はらたに・たかし。日本の保健学博士。東京大学医学部保健学科卒。同大学大学院で博士号取得。労働省産業医学総合研究所研究員、米国国立職業安全保健研究所客員研究員、独立行政法人労働安全衛生総合研究所・研究企画調整部上席研究員、そのほか東京大学、東京医科大学、山梨医科大学、早稲田大学などで講師として教鞭をとった。職業性ストレスと産業精神保健を専門とし研究とケアを行っている。

ストレッサー(ストレスの要因)としては従来、仕事の量、質、職場の人間関係が三大要素といわれていましたが、最近は会社の将来性がストレスのトップになっています。


ストレスのまったくない仕事はありませんし、ストレス自体は必ずしも悪いとは限りません。適度なストレスは、人間の成長に欠かせないからです。ストレスを感じるのは正常な反応であり、それを解消して回復すればいいのです。


仕事量は大きなストレッサ―になりますが、これもケースバイケースの部分があります。NHKの「プロジェクトX」に出てくる人たちは皆、寝る時間を削ってまでも仕事に打ち込んでいました。しかしあの人たちは、それをストレスとは感じていないようです。やりがいのある仕事をやっているから、苦痛どころか喜びになっていたのではないでしょうか。


部下がストレスを感じているときに仕事量を減らすのが難しいとしたら、本人のやりたいようにやらせる。ある程度の裁量権を与えるのもひとつの方法です。マネジメントする側は、一方的に細かい仕事の指示をするのではなく、部下のストレスに配慮して自主性を尊重することが、パフォーマンス向上につながるでしょう。


ストレスなんて感じるのは、気持ちがたるんでいるからだ。昔はそんなことを言う人もいました。けれども職場でのストレスは決して個人の問題ではありません。職業性ストレスは企業の経済的損失をもたらすこともある現代社会の重要な健康問題なのです。


問題なのは過度なストレスや慢性的なストレスです。たとえば仕事で大きなミスをしたとか不祥事を起こしたというときなどには、一時的ではあっても非常に強い負荷がかかり、急に体の具合が悪くなることもあります。毎晩遅くまで仕事をし、睡眠時間を削り、土日も仕事ということが続くと慢性的な疲労とともにストレスがたまり、健康に悪影響が出てきます。


辛いと思う仕事を長時間続けているとストレスは増大します。そこで大事なのが、仕事のコントロールということです。仕事の内容やペースを自分である程度コントロールできると、ストレスの度合いがずいぶん違うのです。デスクワークだと、気分が乗ってきたら一気に片付けるとか、疲れてきたから一休みするとか、自分のペースで仕事をすることも可能でしょう。そういう働き方の方が効率もよく、それほどストレスにもなりません。


友人や家族に愚痴をこぼすことはストレス解消に有効です。理想的な方法としてはスポーツをすることです。時間がなければ通勤など、一駅手前で電車を降りて歩くというような身体活動でも、心身両面に効果があります。度を越さなければお酒を飲んで愚痴をこぼすのも悪いことではありません。


ストレス状態が続いて解消できない場合には、上司や同僚、家族などに相談してください。それでも改善しないときは産業医などの専門家に相談してください。病気の可能性が疑われるときは早めに精神科や心療内科を受診して、診断、治療を受けることが大切です。


ストレスへの抵抗力をつけるには、まず規則正しい生活習慣で睡眠時間を確保することです。ものの見方を変えてみるというのも有効です。たとえば、出世の早い同僚と比較すると自分の処遇に不満が出てきますが、自分より悪い処遇の同僚に目を向ければまだまだマシだということになります。


ストレスの受け止め方には個人差があります。大きなミスをして上司から叱責されても、あまり気にしない人や一晩眠ればケロッと忘れる人もいれば、深刻にとらえて傷つく人やいつまでもくよくよしている人もいます。同じ刺激でも人によって反応が違うのです。


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