千田琢哉の名言 一覧

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千田琢哉のプロフィール

千田琢哉、せんだ・たくや。イノベーションクリエイター。愛知出身、岐阜育ち。東北大学教育学部卒業後、日系損害保険会社本部勤務を経て、大手コンサルティング会社に入社。同社で多くの企業のコンサルティングを行ったのち独立。数多くのビジネス書を執筆した。著書に『顧客が倍増する魔法のハガキ術』『死ぬまでに仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』『この悲惨な世の中でくじけないために20代で大切にしたい80のこと』ほか多数。

できるだけスピードをつけて、さまざまな経験をして挫折するほど、自分に向いた仕事のやり方が見つかります。


どんな仕事のなかにも、自分の得意なことを活かせるところがあるはずです。それを見つけるだけでもモチベーションが高まりますし、評価を得られれば、さらに高くなります。


ある調査によると、商品を購入したり契約をしてくれた顧客にお礼のハガキを書く営業マンは、たった3%しかいないそうです。多くの営業マンは購入前にはあの手この手で必死にアプローチするのに、目的を達成するとなしのつぶて。そういう状況の中で、購入後や契約後にお礼のハガキを出せばどうなるでしょうか。それだけで誠実で信頼できる営業マンとして顧客の記憶に残るはずです。そうして既存顧客を大切にすることで、リピート購入や新しい顧客の紹介が生まれます。ハガキは新しい顧客をつくるうえでも強力な武器になります。


一生懸命お礼のハガキを書いているのに返事が少ないと落ち込む人がいます。そういう人は、受け取った枚数より、自分が書いた枚数に目を向けるべきです。


顧客へのお礼のハガキで書いてはならないのは、売り込み文句です。それを書いた途端、せっかくのハガキがダイレクトメールと同じになってしまいます。ハガキはあくまで感謝を伝えるものだと心得ましょう。


顧客へのお礼のハガキで私がお勧めするのが、太字のマジックで書くことです。太いマジックを使えば多くは書けないので、いきなり本題から入れますし、丁寧に書けば、字に自信のない人でも味のある字になります。長いあいさつ文を達筆で書かれるより、太いマジックで三行ほどポン!と書かれている方が時間泥棒にもならず記憶に残ります。形式から外れているかもしれませんが、それでクレームを受けたことは一度もありません。


顧客へのお礼のハガキを続けるためには、あまりきちんと書きすぎないことも大切です。模範解答通り「拝啓」や「敬具」で書こうとしたり、長い文書を書こうと頑張ったり、字が下手なことを気にしすぎたり。こうした「かくあるべし」を極力なくし、カッコつけずに書くことが長続きのコツです。


コンサルタントとしてクライアントの企業を訪問すると、多いときには1日で20人以上の社員の方と面談することもあります。そうした場合、「キーマンにハガキを出しておけば十分だろう」と考える人も多いと思うのですが、私は全員にハガキを書きました。すると、その会社の経営者がそれを知って、「相手を選ばずに全員にハガキを出すのは大したものだ」と感心してくれて、継続的に仕事を依頼されたこともありました。私としては決してパフォーマンスでハガキを書いたのではありません。面談の時間を割いてくれた一人一人に感謝の気持ちを伝えるために書いたハガキが、信頼を得るきっかけになり、結果的に仕事につながったのだと思います。


「いまどき、なぜ手書きのハガキなのか」とよく質問されます。それはやはり、デジタル化が進み、メールの文面や印刷された書類にすっかり慣れてしまった分、アナログで人のぬくもりが感じられるハガキの方が、個性が際立つからだと思います。手書きのハガキをもらって嫌な気分になる人はいません。ダイレクトメールは読まずに捨てても、手書きのハガキはたとえ字が下手でも必ず一度は目を通すはずです。


私が経営コンサルタントの職に就いて、これだけはやろうと決めたことがありました。それは、「名刺交換したすべての人に、お礼のハガキを書く」ということでした。競争が激しいコンサルティング業界で勝ち残ろうと、セミナーや経営相談や、度重なる電話や訪問で時間をかけながら緻密に顧客開拓をする同僚が多い中で、自分に合った方法として選んだのがハガキでした。どうせやるなら誰にも真似をできないことをしたい。そこで、出会った人には例外なくハガキを書く、それをまず1年続けよう、と決心したのです。


顧客へのお礼のハガキで書く中身は、相手と自分だけが共有できる情報やネタがいいでしょう。ハガキを見た瞬間に、相手の頭の中に自分との会話が蘇り、よくこんなことまで覚えていてくれたと感心させるのがミソです。何を書いていいかわからないと迷う人は、ひとつだけでいいから相手のいいところを見つけて褒めるのも手です。その際、容姿や経歴を話題にするとき、その人の発言や、「○○の時計が素敵でした」と身につけているモノでセンスを褒めた方が、嫌味がありません。


私はこれまで1万枚以上のハガキを書いてきました。ハガキを書くのが好きだから、これだけ書くことができたのだと思います。しかし、ハガキを書くのがどうしても苦手だという人もいるでしょう。そういう人は1日に3人に絞ってハガキを書いてもいいですし、我慢して書くくらいなら、いっそのこと書かない方がいいとさえ思っています。ハガキは義務ではなく権利だと思います。


手書きのハガキは最もリーズナブルで手軽に人脈をつくる最良の方法のひとつです。自分のペースで続ければ、ハガキを書き続けることはそれほど難しくはありません。もし1年間書き続けることができたら、「いままでの苦労が嘘のようにこんなに楽に人脈がつながっていいの?」と、きっとはなたは驚くはずです。


数々の経営者をみていると、創業社長には不器用な方が多いのに気がつかされます。器用にどんな仕事でもできるわけではなく、むしろ自分の不器用さに悪戦苦闘しています。地獄のような苦労を重ねています。それでも挫けないのは、「不器用に遠回りをしても、最後に自分ならではのルートがハッキリと浮かび上がる」と確信していたからです。


「9時から仕事をしよう」と決めても、実際にスタートするのは意外に難しいものです。「あと10分休んでから……」「やっぱり9時半から……」とダラダラしてしまう「後倒しグセ」を、人は多かれ少なかれもっているものです。この失敗に陥らないコツは、「開始時間のフライング」です。9時ではなく、「8時59分」などと、キリの悪い開始時刻を設定するのです。すると、誘惑に巻き込まれることなく、やる気にスムーズにつなげられます。


会社から与えられる仕事のなかには、「なぜこんなことをしなくてはならないのか?」と疑問を抱くものもしばしばあるでしょう。納得がいかないままではモチベーションが上がらないという人もいますが、本当でしょうか?私は、すべて納得してスッキリしてしまったほうが、モチベーションが上がらないと思います。納得がいかないと、モヤモヤと疑問が生じます。そのモヤモヤを解消するために、仕事に打ち込もうという気持ちになるのです。仕事をするなかで、自分で納得していくのです。


「この人に評価してもらえると嬉しい」という上司や同僚。そういう人が、職場に一人はいるのではないでしょうか。「あの人を振り向かせるような、いい仕事をしよう!」と考えることで、その人が何を求めているのかを、より真剣に考える姿勢も生まれてきます。すると、スキルも上がり、仕事の成果も変わってきます。そうして、やる気の好循環をつくりましょう。


私は会社員時代、「議事録や日報に印象的なキャッチコピーを入れる」というひと工夫をしていました。議事録や日報を書くこと自体は退屈極まりない仕事かもしれません。そこで、言葉で表現するという、自分の得意なことを活かした工夫を加えたのです。その結果、各組織でトップの評価を得られただけではなく、ほかの社員のなかにも私のコピーのファンが大勢できるという嬉しい体験をしました。


私が思うに、顧客へのお礼のハガキを出すことが続かない人の一番の理由は、書こうと思ったときにハガキが手元にないことです。いざハガキを書こうと思っても手元にないと後回しになり、だんだん面倒くさくなって続かなくなってしまうのです。そうならないためには、事前にハガキのストックを準備しておくことです。最初からまとめて百枚買っておくといいでしょう。それでもたったの5000円。気が向かない飲み会を一度断れば捻出できる金額です。手元にハガキがあれば、相手に会ったその日に書けますし、ちょっとした隙間時間に書くこともできます。たくさんあったハガキの束が減っていくのを見るのも習慣化に役立ちます。


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