北畑稔の名言 一覧

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北畑稔のプロフィール

北畑稔、きたばたけ・みのる。日本の経営者。レナウン社長。東京出身。明治大学商学部卒業後、レナウンに入社。レナウンアメリカ(ニューヨーク駐在)、レナウン海外生産統括部、レナウンインターナショナルトレーディング、レナウン香港(香港駐在)などで実務経験を積む。その後、レナウン香港董事、レナウンアメリカ社長、レナウン海外事業部ゼネラルマネジャー、経営統括経営企画部長などを経て社長に就任。

いま振り返ってみても、人生に回り道というものはひとつもありません。すべてのことに教訓が含まれていると思っています。


どこよりも安く、どこよりもクオリティーを高くというだけではもう駄目です。商品にどれだけのサプライズを盛り込めるか。日本のような成熟市場の中での課題は、まさにこの点にあると思います。


ビジネスの世界は、不確実性とリスクを減らす努力をしていきながら、しかし、どこかのタイミングで思い切って選択して前に進むしかない世界であり、しかも、自分の選択に対して結果責任を持たなければならない世界です。


あの上司だったらこうするに違いない、あの先輩だったらこうはしないだろうと、たとえ遠く離れていても、自分の尊敬する上司や先輩の言動を想像してみることは、困難な状況を打開するために最も有効なメソッドのひとつだと私は思っています。


大切なのはトラブルや難題から、どれだけプラスの面を引き出せるかどうかです。どんなことにも前向きに取り組めば、必ずそこから得るものがあります。すべてをそのようにとらえて努力していくと、あるときふと、問題をクリアできている自分に気が付きます。そのときには、より大きな課題に立ち向かう力がついているのです。


海外での仕事は、片手で握手をしながら片手でボクシングをやっているようなものなのです。議論があり、平行線になって、さらに議論があって、相手もこちらも一歩も引かない膠着状態になる。そうやって、お互いの本音が出尽くしたところから、やっと落としどころを探る交渉が始まるのです。


自分の目標を実現するために、自分を客観視して、常に軌道修正をしながら、自分自身を目標に向かって導いていける。そんな力を持った人材が、非常に重要だと思っています。


海外での交渉は常に、ロスタイムに入ってからが本当の勝負です。ロスタイムに入っても平行線だからもう駄目だと諦めてしまうと、その先のブレイクスルーはありません。中国人に限らず、外国人にはプレッシャーに強い人が非常に多い。海外では、ロスタイムから仕事が始まるぐらいの感覚で行かないと、百戦錬磨の相手に伍して戦い抜くことはできません。


新入社員時代は、人間関係が嫌だ、職種が嫌だなどと言わずに、がむしゃらに仕事に取り組んでほしいですね。20代という人生の中で最も輝いている時代に、悔いが残らないよう力を出し切ってほしいと願っています。


3千円の商品であろうと、3万円の商品であろうと、たんにコストパフォーマンスがいいだけではなくて、サプライズを感じられるかどうかが大切です。


多くのビジネスマンは、自分の持っている力の7~8割、ひょっとすると5~6割を出しただけで人生を終えてしまうのではないでしょうか。しかしいまの私は、100%以上の力を出し切っても、まだ足りない状況に追い込まれています。これは得難い経験だと思います。そういう意味で、私は非常についてると思っているのです。


日本人は、重要な意思決定をする場合、ずいぶん前から準備をしないと安心できない傾向がありますが、世界はなかなかそれを許してくれません。


相手がいることなので、自社の利益だけを押し通すことはかないませんが、日本人的な譲り合いの精神で外国人と交渉すると、自分のパイがたちまち減ってしまいます。殴り合いをしながら、落としどころを探すようなタフさが必要なのです。


私自身、海外の仕事が長かったのですが、一番大切なのは、自分の考え方や立ち位置をハッキリ主張することだと思います。その結果、激しい議論の応酬になったりするわけですが、外国人相手の場合はそれでいいのです。海外ではお互いの意見や立場を表明し合ってから、ようやく仕事が始まるケースが非常に多いのです。議論が平行線になってから、ようやく交渉が始まるのです。


人生に回り道はひとつもありません。たとえば、ビジネスマンに異動や転勤はつきものです。これをネガティブに考えれば、やっと築いた人間関係はゼロになってしまうし、やっと覚えた仕事も無駄ということになります。しかし、ポジティブに考えれば、新しい仕事を覚えられるし、新しい仕事先、新しい人脈と出会えるということになります。


会社に入ると、学生時代と違って人間関係が複雑だったり、与えられた仕事が希望とは違うといったことが、当然のように起きてきます。新入社員がそういう壁に突き当たったら、「やっと社会人の世界に入ってきたんだね」と言ってあげたいですね。


社会とは学校の試験問題のように正解のある世界ではありません。A案とB案を比較して、明らかにA案の方が優れているといった、わかりやすい択一問題はありません。


いまのアパレル業界は決していい状況ではありませんが、実はこれはチャンスです。なぜアパレルが不振なのかというと、それは需要と供給の間にズレがあるからです。つまり、お客様が求めているものを、我々メーカーがお届けできていないということに原因があります。であれば、お客様が求めているものを早くお届けできた企業なりブランドなりが利益を勝ち取ることができる。そこにチャンスがあるのです。


レナウンが求めている人材は、ひとことで言って、準備のできている人です。やりたいことを明確に持っていれば、当然、それを実現するための準備をしますね。そして、明確な目標があれば、そのための準備を苦労とは思わないはずです。いまのレナウンが求めているのは、まさにそんな人材です。


レナウンという会社は、そもそも進取の気性に富んだ会社でした。社名もいち早くカタカナ表記にし、「ルック」をつくり、「ダーバン」をつくり、「REDU」をつくり、まだ競合他社さんがオーナー企業だった時代に近代アパレルの事業モデルをつくりあげたわけです。しかし、正直言って、こうした過去の遺産があまりにも先進的だったというか、立派過ぎたために、これで当分やっていけるという意識を持ってしまい、いつの間にかできあがったものを守る会社になってしまったのです。


ここ数年は、ともかく価格が安いこと、そして価格を上回るクオリティーを兼ね備えていることが重要でした。つまり、コストパフォーマンスの良さが重要だったわけですが、これからは、商品にどれだけの価値を盛り込めるかが重要になると思います。


中国の国土はものすごく広い。北と南では気候がまったく違うし、人々の体型も違います。また、省によっても消費のパターンが異なります。そうした様々な違いに対して、日本発のブランド、日式のブランドであるということを守りながら、微調整を加えていくことが大切なのだと思います。


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