包行均の名言 一覧

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包行均のプロフィール

包行均、かねゆき・ひとし。日本の経営者。運搬車・草刈り機メーカー「筑水キャニコム」社長。福岡県出身。第一経済大学(のちの日本経済大学)卒業後、近藤鉄工を経て、父の創業した筑水農機に入社。営業本部長などを経て社長に就任。同社を大きく成長させた。著書に『ものづくりは、演歌だ』。

「世界初、業界初の商品」を連発しないと、これからは厳しいんじゃないかな。消費者はもう「安いものにはそれだけの価値しかない」と気づいてるわけだし、良いものを安くつくることしかできない会社は失速していくはず。


「農機具にネーミングやデザインなんて関係あるかい」と思う人もいるだろうけど、それは現場を見てないだけ。皆さんが知らないだけで、今は農業に携わる方だって「隣の田んぼのおっさんとは違う、格好いい農機を使いたい」と思う時代になってる。


ただ高性能な農機を低コストで作るだけでは、もう商売は伸びないと思う。社会が成熟する中で、消費者が商品を選ぶ基準は今や性能や価格だけではない。農機だって同じ。じゃあ、機能や値段に代わる新しい基準は何か。それはネーミングであり、デザインだよ。


技術屋がすぐに「できます」と返事をする場合は、たいしたものはできない。反対に「絶対に作れません」と言う場合は、すごい新商品になるんです。


最高級のお客さんのボヤキは、実は、インタビュー時のビデオカメラを止めた後、カメラをしまってさあ帰ろうかというときに、ぽろっと本音が出ることがある。それを拾える営業マンこそ、最高の営業マンです。


世の中全体がコストコストと言うせいで、安い物を作れば売れると思っている人が多いですが、そんなことはありません。うちのお客さんは、本気で農業をやっているプロ中のプロ。そういうお客さんに、高くても買ってもらえる機械だけを作っているのです。


たとえば当社の「草刈機まさお」の場合、環境が厳しい地域に行けば行くほどシェアが大きくなります。九州なら宮崎の高千穂町や熊本の小国町。こうした「うちの商品じゃないとダメ」という地域が、日本にも世界にも点々とあるのです。


子供の頃、家の手伝いで草刈りをやらされるのが嫌で嫌で、ゴーカートに乗って走り回っているうちに草が刈れたらいいなと思っていたんですよ。


今後、企業の明暗を分ける要素を挙げれば「顧客のボヤキを聴き取る力」だろうと思う。業界問わず、ヒット商品を開発する最も簡単な方法は、顧客にどんなものが欲しいか聞くこと。ところがいまは顧客自身も何を欲しいか思いつかなくなってる。そんな状況で、潜在ニーズを発掘するには、営業や販売の現場で顧客がふと漏らす小さなボヤキを辛抱強く集めるしかない。うちなんか営業担当者にビデオカメラを持たせ、顧客訪問の一部始終をなるべく記録し、ボヤキを拾い損ねないようにしてる。


我が社の売れ筋である乗用雑草刈り機「草刈機まさお」。ユニークなのは商品名のみならず。赤と黄色を基調にしたF1風のデザインも目を引くし、性能面でも妥協はなく、30度の傾斜地でも苦もなく草を刈れる四輪駆動仕様。草刈り機なのに四駆。その分、一般の草刈り機の約2倍の価格設定だけど、それでも売れている。坂がなくて四駆じゃなくてもいいのにまさおを買って、「ヘイヘーイ!!」と孫に自慢したいわけ。こうした農機が増えると日本の農村も明るくなっていくと思う。


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