前田修司の名言 一覧

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前田修司のプロフィール

前田修司、まえだ・しゅうじ。日本の経営者。総合警備会社セコムの社長。鹿児島県出身。早稲田大学理工学部金属工学科卒業後、セコムに入社。主に技術者として企画と開発の業務に携わり、取締役、常務、執行役員、副社長などを経て社長に就任。

皆で話合って目標を共有すれば達成できる。


海外展開も重要ですが、日本国内でもやるべきことはたくさんあると考えています。日本の市場は、企業も、家庭も、まだまだ飽和してはいません。


最終ゴールを先に設定して、「それを達成するためにはどうしたらいいか?」と発想していくのです。その方が早く、またブレも生じません。


新製品を開発するとき、商品設計うんぬんより、まず仮の商品パンフレットを先につくってしまうこともありました。このパンフレットに書かれているような商品なら、お客様にも喜ばれ、営業員も自信を持って提案できるのではないかなど考えつつ、「さあ、我々でこの商品を開発しよう!」と全員に号令をかけるのです。


少し先の予定でも絶対忘れてはならない事柄は、遅くとも2週間前には活動開始できるようメモしてあります。これだけの時間があれば、多少難しい問題が生じても目途はつけられるものです。


プロジェクト・マネジメントで最も大切なことは、商品のコンセプトやスケジュールを関係者全員で共有するための仕組みをつくることです。たとえば、企画書ひとつとっても、私は文字ではなく絵が中心の視覚的な資料をつくってきました。誰もが一見して理解できるよう、グラフやチャート図で示した資料です。


会議も商品開発と同じで、時間をかければいいというものではありません。スピード感を持って出した結論の方が間違いが少ないものです。そうなれば余った時間で次の段階のことも考えられ、結局、時間が有効に使えるようになるのです。


会議で掲げる結論や、開発目標として打ち出すゴールの根幹には、セコムグループの理念があるのです。「セコムが実施していることが社会にとって有益か」「社会システム産業の構築の一翼を担っているか」という考えです。これを常に徹底しておけば、ゴールはおのずと見えてくるのです。


「ココセコム(GPS屋外位置情報端末)」は最初から持ち運びが便利な「軽量」を最大の特徴として掲げました。ゴール設定が曖昧であれば、この機能もあの機能もと欲張って重量がかさみ、商品の最終形態にブレが生じてしまったかもしれません。


モノづくりはただ時間をかければいいというものではありません。スタート地点の側からひたすら積み上げる形でやっていると、あれもこれもと様々なことが気になってしまい、結局、中途半端なものになってしまいがちです。たとえば、ピンクのバラの花を描くはずだったのに、そこを徹底せずあれもこれもと余計な色を混ぜると、最後にまったく違う色にしか見えないものになってしまうこともあるのです。


会議で使う視覚化した資料では、まず結論部分を前面に出すようにしています。一番訴えたい重要ポイントを大きな文字で、ページの冒頭にキャッチとして掲げるようにしているのです。どんな企画書や報告書でも、結論が冒頭に書いてあって、その後に、「その理由は」「そのメリットは」と続いた方が理解されやすいものです。


私のデスクの前には20から30人のスタッフがいます。毎朝8時から定例会議をしますし、私が電話で話す内容も部屋にいる全員がきちんと聞いています。あるテーマについて私が話していれば、担当者が必死でメモを取ります。私は全員に聞こえるようにどんどん話し、大部屋の中ですべて共有するようにしているのです。


スケジュール帳だけでなく、私は仕事部屋も多くの社員と共有しています。社長室や役員室ではなく、企画部門と一緒の大部屋で仕事をしています。


文章で表現しようとすると、文字を細かく追う必要がありますし、人によっては読み飛ばす個所が出てきたり受け取り方にニュアンスの差が生まれてくるでしょう。そうなると、メンバーの意識を整えるのに時間がかかってしまいます。その点、絵や図解だと、誰もが感覚的に理解できますし、認識にズレがなくなるのです。


開発には多くの人が関わります。企画、ハード開発、ソフト開発、評価、運用、購買、広報、営業など、たくさんの登場人物によって、商品を市場に出すことができるのです。ですからプロジェクト・マネジャーはすべての登場人物と情報を共有し、進捗を確認しながら、スケジュールを前へ推し進めていく必要があります。


2週間前から活動するのは開発の仕事をしてきた経験からの時間感覚です。私は現場にいたころ「ココセコム(GPS屋外位置情報端末)」などの開発に携わってきましたが、たとえば開発の途中でソフトに不具合が生じて手直しが必要となった場合でも、2週間あれば課題はクリアできたからです。


手帳に書かれたスケジュールはパソコンのスケジューラーにも打ち込まれ、私の携帯電話から確認することができます。ですから、手帳自体は持ち歩きません。


お客様満足度推進担当もつくりました。営業だけでなく業務や管理部門も含めて担当がお客様を訪問してニーズを伺うということを、この1年間ずっとやってきました。


世の中の停滞感にセコムが巻き込まれないように、ということを言い続けてきました。セコムオリジナルのビジネスモデルは世の中の不景気感に全く惑わされる必要はないと。


オールセコムのシナジーを最大限に活かし、社会システム産業の構築を急ぐ。そして「困ったときはセコム」と言っていただける企業を目指す。


現在、51もの開発プロジェクトを走らせています。もちろんそれらは、日々の状況に応じて微調整をかける。ゴールを設定するだけでなく、自己否定していくことも忘れてはなりません。


どうすればチームの足並みを揃えられるか。私なりにたどり着いた答えが、A4サイズのパンフレットでした。開発に着手する最初の段階で、完成品のイメージを1枚の紙にまとめるのです。差別化のポイントがひと目で分かるように、イラストも使ってシンプルに表現するのです。そうすることで、開発から営業まで、目指すべきゴールがはっきりします。


すでにある技術やインフラの延長線上で新しい製品やサービスを考えるのではなく、「こういうものがあったらいいな」というゴールを先に考え、それをチームで共有する。それこそが、革新的な商品を生み出す条件であり、時代の変化に合わせて企業を進化させるために必要なことではないでしょうか。


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