前刀禎明の名言 一覧

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前刀禎明のプロフィール

前刀禎明、さきとう・よしあき。日本の経営者。リアルディア社長、旧ライブドアの創業者。愛知県出身。慶應義塾大学大学院管理工学修士課程修了後、ソニー、ベイン・アンド・カンパニー、ウォルトディズニー日本法人、AOL日本法人などで実務経験を積んだのち、無料インターネットプロバイダのライブドアを創業。同社の経営譲渡後は、米アップルの副社長や日本法人社長などを務め、日本でのiPod miniの大ヒットなどに貢献した。また、退社後は企業や子供を対象とした創造性開発会社のリアルディアを創業。

自分の言葉でなければ、人を動かす表現力や共感力は生まれてきません。また、自分を信じることもできませんから、創造力も生まれません。


アイデアというのはやはり、日常のふとした瞬間に訪れるものです。だから、常に頭のどこかに仕事のことを置いておき、ヒントを探すようにする。すると、たとえばランチの最中、あるいは通勤の途中などにふといいアイデアが生まれるのです。


気になる情報は自然と引っかかってくるものです。問題意識があれば、点と点がつながるような感じで、情報が自然と頭に入ってきて、アイデアも生まれてきます。


技術を詰め込んだ製品を市場に出せば、あとは会社の名前でそこそこ売れるはずなどと考えているのであれば、それは怠慢以外の何ものでもありません。


ディズニーは映画で創造したものと同じ世界をテーマパークで体験させ、さらにグッズを販売して人々の日常生活そのものをディズニーの色に染める戦略をとっています。アップルも同様です。売っているのは新たな生活スタイルなのです。iPodなどの製品はそのための道具にすぎません。


現場で働く人たちからは、「二言目には会社から損益計算を追求されるので前例のない企画は出しにくい」という話をよく聞きます。エンジニアが本気なら、「確かにコストはかかりますが、その分は売上で十分カバーできます」と会社に掛け合えばいいのです。それができないのは、そこまで突き詰めてモノづくりに取り組んでいないからだと言わざるを得ません。


ウォークマンは当初、「録音機能もなくスピーカーもない音楽再生専用機が売れるはずがない」と、他社から冷ややかな目で見られていました。けれども結果はご存知の通り。いまでは世界中の人が当たり前のように街で音楽を聴いています。自分たちが欲しいものにとことんこだわる。市場がなければつくってしまえ。かつてのソニーのエンジニアにはこういう気概があったのです。


スティーブ・ジョブズは新製品の発表を行う2か月前からほかの仕事を制限し、プレゼンテーションの準備に多くの時間と労力を割いていました。それは何より、彼自身が一番製品に愛着を持っていたからです。


いまも忘れられない光景ですが、ウォークマンの新製品発表会で経営トップが製品を逆さに持って紹介するという失態を目にしたことがあります。自社の製品に対し強い愛情があれば、こんなことが起きるはずはありません。
【覚書き|ソニー時代を振り返っての発言】


ソニーの設立趣意書には「他社の追随を絶対に許さざる境地に独自なる製品化を行う」とあります。私が最初に就職したソニーを選んだのは、この文言に深く共鳴したからです。当時のソニーはまさにこの趣意書通りの会社でした。トップが命じるのは「ウォークマンをカセットテープのケースと同じサイズにしろ」というような無理難題と思えるリクエストばかり。ところがソニーのエンジニアは逆に闘志を燃やし、類まれな技術力で見事にそれを製品化してしまう。だからソニーの製品はいつも市場から驚きと感動をもって迎えられたのです。


大人がダメなのは、固定観念に縛られているからです。真面目なことは結構ですが、過ぎれば逆効果です。違う視点や柔軟な思考を持たないと、壁にぶつかったとき、乗り越えることができません。そのためにも感性を磨き、自分を信じて、自分なりの感覚や方法でものごとに取り掛かる。その方が結果はともない、やる気も湧いてくるのではないでしょうか。


私が常々口にしているのは、「やっぱり、なるほど、ずっと!」と思ってもらえるような人になろうということです。パーソナルブランドを確立させようということです。ただしそれには、自身が成功体験を実感し、まわりからも認めてもらう人間になることが前提です。実現するには、モチベーションの維持も必要です。


やる気の源泉は感性と想像力、そして表現力です。表現力、創造力が感性を研ぎ澄ませ、やる気へと導きます。


僕は、これからの時代は、自分がやりたいことや自分の強みを明確にしていかないと生き残れないと思います。いまの時代にもっとも必要な学びは、「自分を極めること」かもしれません。


自信が持てないから、人の意見に左右されてしまったり、ないものねだりをして、自分を卑下してしてしまいます。でも、ちょっと振り返ってみれば、自分の可能性を信じることができるはずです。去年の私より、半年前の私。半年前の私より昨日の私。そう考えると、誰でも少しずつ成長しているはずです。


インプットばかりしていると、それだけで頭がいっぱいになってしまいます。自分で情報を咀嚼して考えないと、蓄積されません。


「正しいか、間違っているか」という発想自体をやめるべきなのです。大人の勉強では、正解があると思ってはいけません。受験勉強とは違うのです。過去に誰かがやって成功していても、いま自分がやれば失敗するかもしれない。逆に、過去に誰かが失敗していても、いま自分がやれば成功するかもしれない。誰もやったことがないことなら、なおさらわかりません。


他人のスタイルの真似をするより、自分を見つめることのほうが重要です。自分に合ったスタイルというものがあるはずですから。


本は読みすぎないほうがいいと思いますよ。だって、たくさんのビジネス書に書いてあることを全部鵜呑みにしていたら、たいへんなことになりますからね(笑)。あちこちで、いろいろな人がいろいろなことをいっています。参考にするにしても、それぞれの表面的なことを真似するのではなく、その根本にある普遍的なことを読み解くようにするべきでしょう。


失敗したと後悔する人もいますが、後悔しても何の役にも立ちません。


エジソンは、失敗したことがないといっていますよね。「うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」と。成功の尺度とか定義とかは、ないのです。自分が判断したらいい。


日常の光景をみているだけでも、想像力を働かせると、真実に辿り着くことがあるのです。日常の些細なことからでもいい。考え続けていると何かみえてくるはずです。


感性への訴求力を磨くということは、豊かな表現力を身につけるということです。そのためには、自分が心を動かされた経験を大切にすること。いろいろなことに好奇心をもって、想像力を働かせることです。


マネジメントする規模が大きくなればなるほど、必要なのは小手先のスキルではありません。もっと人間的なものです。人の心を動かす力をもっていなければ、人は自発的に動きません。


感性への訴求力は、何もモノを売るためだけに必要な能力ではありません。ビジネスをするすべての人に必要な能力です。とくに人を動かす立場にある人には重要になります。


当時、iPodといえばデジタルオタクしか興味をもたないデバイスでした。「ハードディスクが内蔵されていて……」などと説明しても、多くの人には響かない。そこで、僕が考えたのが、ファッションアイテムとして認知させていくことです。5色のiPod miniを「かわいいもの」として感じてもらうためのアプローチをする。その結果、爆発的なヒットになりました。人を共感させる表現、感性への訴求力がなければ、この成功はあり得なかったでしょう。


どんな仕事でも新しいアイデアや工夫が求められている以上、「いかに新しいことを、いかに早く、自分らしく発想するか」は、あらゆる人にとって大事なことだと思います。


今の日本で、与えられたことをただこなすだけ、つまり「自分の時間を売ってお金を稼いでいる」という人はまだ多いかもしれませんが、それではいずれ行き詰まります。


近年、学生がネット上から気軽に企業の募集にエントリーできるようになっているのですが、そのため応募者が増え、人事が学生の対応に忙殺されているというケースが増えています。私の知っているある企業はそこで、思い切ってネット上での募集をやめてしまいました。本当にやる気がある人は、電話など別の方法で応募してくるはずだと考えたのです。結果、応募者は減り負担が軽減されたのはもちろん、面接に時間を使って採用した人材のレベルは上がったそうです。つまり、その他の学生のために使っていた時間は、まったく無駄だったということです。


見直すべきは「その仕事は本当にやったほうがいいのか」ということです。日本の企業ではとくに、大した理由もないのに何十年も続けているようなことがいろいろとあるものです。


タイムマネジメントは、自分を見つめ直すチャンスでもあります。どういうふうに時間を使うか、あるいは使いたいかは、自分がどういう人間になりたいか、どういうキャリアを歩みたいかとイコールだからです。


自分の目的に合っているかを考えず、片っ端から真似をしても、効果は得られないでしょう。


私はいつも同時並行でいろいろなことを考えるクセがあります。そのため、たとえばプレゼンの準備をしているとき、ふと気が散って別のアイデアが思い浮かぶこともあります。そんなとき、私はプレゼンの準備をいったん止め、そのアイデアを突き詰めるために時間を使います。多くの人は、「予定を立てたら、それをしっかり守るべき」と考えますよね。でも、そのことがストレスになってしまっては本末転倒ですし、そもそも、せっかくの「思いつき」を大事にしない手はありません。何かを思いついたということは、前よりもいい方法を思いついたということ。だったらそれを突き詰めたほうが成果は上がりますし、長い目で見れば時間短縮にもなるはずです。


一番よくないのは、情報収集・整理マニアになってしまうことです。最近はさすがにスクラップブックを作るような人も減っていると思いますが、各種のアプリを使って情報を収集・整理しようとする人も多いようです。では、いったいそのうちどのくらいの情報があとで必要になったかを考えてみれば、おそらくそのために使った時間はほぼ無駄になっていると気づくはずです。


情報収集に関しても、「さあ、情報を集めるぞ」などと意気込むのではなく、必要な情報は自然に目に飛び込んでくるものだと考えるほうが、時間もかからず、ストレスもないと思います。ただ、そのアイデアを何らかのかたちで残しておくことは重要ですね。私は思いついたらすぐに、LINEでスタッフに連絡を入れたりしています。


iPod miniが発売されたときは、電車の中で使っている人を数えて「やっぱりこの色が人気なんだな」などと肌感覚で情報を感じ取ったりしました。ただ、実はそのほうが、市場動向の統計データなどよりよほど役に立つのです。


アップル時代には、とにかくスケジュールがぎっしり詰まっていて、週明けに自分のスケジュールを見て、思わず気持ち悪くなったこともあるほどです(笑)。だから自然と、アイデア出しも情報収集も、普段の生活の中でやるしかなかったのです。


アイデアを出すためのブレーンストーミングも、はっきり言って無駄な時間です。事前に持ち寄ったアイデアを検討するならともかく、まったく新しいアイデアが会議室の中から生まれるわけがないのです。


一番いけないのは、「さあ、企画を考えるぞ」などと時間を決めて、部屋にこもって考えたりすることです。そうして机の上で何時間も唸ったり、片っ端から情報をあさったりしても、いいネタなど出てはきません。


日本の聴衆に多いのが、静かに聴いているから興味がないのかと思ったら、懇親会で「感動しました」とやってくる人。聴いていないわけではない。


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