冨田哲郎の名言 一覧

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冨田哲郎のプロフィール

冨田哲郎、とみた・てつろう。日本の経営者。「東日本旅客鉄道(JR東日本)」社長。東京出身。東京大学法学部卒業後、日本国有鉄道(国鉄)に入社。国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道に入社。総務部人事課長、取締役総合企画本部経営管理部長、常務総合企画本部副本部長、副社長事業創造本部長、副社長総合企画本部長などを経て社長に就任。

技術革新も大切です。けれど、それを成し遂げるには、世界やほかの産業に目を向け、開かれた組織、開かれた風土にすることが大事。


これからはオープンマインドが大事だとみんなに言っています。鉄道の次の時代はそこにある。


幸い若い社員たちは社内の留学制度の活用や海外での仕事に対しても非常に意欲的です。やろうという気持ちを抱く若手たちにどれだけチャンスを与えられるか。それも経営者としての重要な責任だと考えています。


社員たちには「鉄道の可能性というのは、あなたたちの可能性なんだよ」と話しています。「一人一人が自分の可能性を信じて成長しようじゃないか」と。そうして会社が成長すれば、ますます社員が成長するチャンスも生まれるわけですから。その正のスパイラルによって、鉄道事業の可能性は無限に拡大するはず。


新たな市場を探索し、国内でも海外でも活動のフィールドをもっと広げ、会社の成長を目指していくべきだと思っています。


欧州に事務所を開設したのは、欧州の優れた鉄道技術を取り入れることと同時に、逆に我々がもっている素晴らしい技術をどんどん欧州に普及させることが目的です。日本が特に秀でているのは、安全・正確かつ高頻度に列車を動かせるオペレーション力、設備や車両のメンテナンスカです。バンコク、ジャカルタの事例と同様、車両や信号設備だけでなく、オペレーションやメンテナンスといった総合技術力もパッケージにして欧州への輸出を目指します。


海外展開の目的のひとつは、企業体質の転換です。鉄道会社は、とかく自前主義の傾向が強い。悪くいえば内向き。これでは自ら成長の限界をつくってしまう恐れもあります。オープンマインドな企業風土は、鉄道の未来の可能性を広げるために非常に大切です。そこで、その風土をつくるきっかけを事業のグローバル化に求めたい。成長市場の獲得とあわせ、一石二鳥を考えているわけです。


鉄道会社にとっては、人を運ぶだけでなく、いまや生活基盤の提供も新しい使命になったと言えるでしょう。


何もかも政府頼みではどうしようもありません。民間企業も、人口減少の時代を迎えて、できることをきっちりやるよう求められる。公共性が高い鉄道会社はなおさらです。


国鉄が分割民営化されたときの目標は、「鉄道の再生と復権」でした。当時は「鉄道は時代遅れだ。これからは航空機と自動車だ」と言われました。それでも我々鉄道マンとしては、鉄道の未来の可能性を切り拓き、復権を目指したかった。まだ30代半ばだった私を含め、みんなそういう思いで国鉄改革に臨んだのです。


鉄道産業はまだまだ可能性があると思います。ですから、それを実現させるためにもまずは足元を固める。安全や安定、快適な輸送は当然のことですが、それに対する投資や社員に対する働きかけは繰り返し続けなくてはいけない。


フランスの地下鉄は、既に無人運転を実現しています。さすがに日本で完全な無人運転ができるかどうかは分かりません。一方で、そういうことができている国もあるんですから、我々ももっと目を開いて、素直に外の世界を知るべきでしょう。


人口減の現状に甘んじないで次の世代の鉄道をつくりたい。地方を元気にして、国内経済を活性化するためにやれることはまだまだある。その役割を、きちっと果たしていきたい。


人口減は我々にも日本にとっても大きな問題です。今後、生産年齢人口が減るのは間違いありません。ただしそれがそのまま経済活動の縮小につながるという考えは、あまりに悲観的過ぎる。必ず可能性もあるはずです。


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