内藤廣の名言 一覧

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内藤廣のプロフィール

内藤廣、ないとう・ひろし。日本の建築家。東京大学名誉教授。神奈川県出身。早稲田大学理工学部建築学科卒業、早稲田大学大学院修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所(スペイン)、菊竹清訓建築設計事務所勤務を経て内藤廣建築設計事務所を設立。また東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学助教授、東京大学大学院工学系研究科社会基盤学教授、東京大学副学長などを務めた。

坂口安吾は『日本文化私観』の中で、たとえ桂離宮や法隆寺がなくなったとしても、日本文化にとってはどうということはない、と言っています。過激な言い方ですが、一理あります。日本の文化は我々の暮らしの中や精神そのものにあるのだから、というわけです。日本人の美意識、何でもない空間に特別な意味を与える発想こそが重要だということです。


建築というハードウエアだけでなく、日本人の住まいの文化を考えるうえではソフトウエア、すなわち精神も見逃せません。たとえば、茶道の精神を抜きにしたら、茶室はただの粗末な小屋でしかありません。和室にある床の間は、外国人から見ればただのへこんだ空間。けれども、そこに掛け軸をかけて花を活け、一家の主人が上座に座ることで空間に意味がもたらされます。言ってみれば、何もない空間に意味を与えるのが日本人の精神なのです。


昔から、日本人は自然とつながって暮らしていました。自然災害も多くありましたが、それともうまくつき合いながら生きてきた。日本人にとって自然は克服する対象ではなく、共存するものでした。木の家は、暮らしの中でそれを感じることができたのでしょう。


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