兼元謙任の名言 一覧

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兼元謙任のプロフィール

兼元謙任、かねもと・かねとう。日本の経営者。インターネットQ&AサイトOKWaveを運営するオウケイウェイヴの創業者。愛知県名古屋市生まれ。愛知県立芸術大学卒業後、デザイナーを経て、オウケイウェイヴを設立。名古屋証券取引所セントレックスに上場を果たした。主な著書に『ホームレスだった社長が伝えたい 働く意味』『ネット広告がテレビCMを超える日』

よくトップアスリートがプラスの言葉を意識的に使うようにしているじゃないですか。あれは、言葉には一種の自己暗示効果があり、本当にその通りになっていくことを、彼らがよく知っているからなんです。


「ありがとう」と「運がいい」は、口にすることが多いです。何か悪いことが起きたときも、意識的に使うようにしています。ポジティブな言葉を使えば、それだけで勝手に行動が変わっていきますから。


起こった出来事がプラスかマイナスかは、捉え方次第なんです。だったらプラスにとった方がいい。無理やりでも運がいいということで、ものごとの捉え方をプラスにする。これを続けていると気持ちが前向きになり、オーラも出てきます。


満員電車から降りるとき「ちょっとすみません」と言っていませんか?次に満員電車に乗ったときには「ありがとうございます」と言うようにしてみてください。これだけで、周りの人の態度が大きく変わって驚くはずです。


起こったことがプラスかマイナスかというのは、その人の受け取り方次第なのです。だとすれば、わざわざやる気が萎えるように解釈するより、自分の得になるように受け取った方がいいと思いませんか。


失敗は自分にとってマイナスどころかプラスじゃないですか。逆に、失敗をマイナスと考えている人は、大変な機会損失をしていると思った方がいいです。


失敗したら、こうすれば失敗するということが勉強できたので、それだけ目標に近づけたと思えばいいのです。


私自身、目標の中身は若いころからずいぶん変化してきています。それでもいいのです。大事なのは目標があるという状態に自分を置くことです。


目標を決めろといっても、一生の目標を決めろといっているのではありません。いま自分のやりたいこと、実現したいことを、とりあえず「仮決め」すればいいのです。仮決めですから、途中で軌道修正をしてもいいし、変更しても構いません。


目標を持つことです。そうすれば、やる気も自ずと湧いてきます。


ロケットエンジン開発というのは、最終的に試作品が壊れたら成功だという事実をご存知ですか?爆発するまで出力を上げることによって、そのエンジンの臨界点が明らかになるからです。ところが、それをやっておかないと、宇宙空間でどうなったらこのエンジンが壊れるかわからない。地上実験で故障知らずのエンジンほど危険なものはありません。


私は「またか」と「珍しいな」という言葉を意識して使っています。自分にとっていいことがあったときは「またか」、あまりよくないことが起きたら「珍しいな」を使うのです。営業の電話を「また断られた」ではなく、「珍しく断られた」。プレゼンが「珍しく上手くいった」ではなく「また上手くいった」という具合です。これを習慣化すると、本当に「またか」が増えて、「珍しく」が減ってきます。


頭の中の回路を、目標を「考える」から、勇気を出して目標を「決める」に切り替える必要があります。ああでもないこうでもないと悩んでいるだけでは、目標なんていつまで経っても決まらないし、目標が決まらなければモチベーションも上がらないということを知っておくべきです。


自分がこれをやりたいと思うなら、それが実現できるかどうかは、それほど重要ではありません。なぜなら、どう頑張っても無理なことは、人は最初からやりたいと思わないからです。疾走するダンプカーを、自分の力で止めたいと本気で考える人は、まあいないでしょう。でも、のろのろ近づいてくる軽自動車を身体を張って停車させるというレベルなら、目標に据えている人がいてもおかしくありません。要するに、それをやりたいと思った時点で、実現の可能性はあると、無意識のうちに判断しているのです。


お金の使い方を急に変えるのは無理です。小さいことから変えていくのがコツです。


私はホームレス時代、公園のトイレでノートパソコンをを広げてウェブデザインなどの仕事をしました。それが現在の事業にもつながりました。そう考えると、自分も経験しましたが、給料が減るぐらいはなんでもないことです。


これは祖父から受け継いだ考え方なのですが、物欲には「預けているんだ」という考え方で対処するのがいいと思います。どうしても欲しいクルマがあったら、ディーラーに預けてあると思えばいいのです。自分がお金を貯めて取りに行くまで、毎日ピカピカに磨いて保管しておいてくれていると(笑)。


欲しかったものをやっと手にいれたら、急に気持ちが冷めてしまうことがあるでしょう。一番楽しいのは、「手に入れたい」と思って計画したり、待ちわびているときです。だから、たくさん憧れがあるのが、一番幸せなんです。


不況だ何だといっても、まだまだ日本は豊かです。この恵まれた環境で仕事ができるのは大きなチャンスです。不安など感じている場合ではありません。


自己信頼がしっかりしていれば、不安をあおる周囲の声に流されることはありません。不安になるのも、節約を楽しんでお金から自由になるのも、自分で選べるんです。


いまでもバスに乗らずに歩いてみたりします。ただ、誤解しないでほしいんですが、ケチとは違うんです。歩くことで四季の移り変わりや自然の美しさを感じることができるでしょう。こういう心の余裕や感性をなくしたら、いい仕事もできないと思います。


いまでもホームレス時代と基本的な金銭感覚は変わっていません。


私は「自分は飲みに行きません」と宣言しています。どうしても断れない席でも「ウーロン茶しか飲みません」と宣言します。お酒を飲んでも気持ちよくなれない体質なのです。はっきりと「飲みに行きません」と言ってしまえば、「そういう人なんだな」と思ってもらえます。それで付き合いがなくなるなら、ご縁がなかったということです。要するに、「飲み会に出なきゃ」というのは根拠のない不安なんです。


漠然とした不安や期待でお金を使わないことが大事です。有料の交流会なども、「人脈づくりのチャンスがあるかも」程度ならパスすべきです。お金を出していいのは、たとえば「TOEICで何点を取れればこのポストにつけて、給料がいくら上がる。だから教材費にこれだけかけても採算がとれる」というように、明確にいえる場合だけです。


命にかかわることは別として、お金を借りないこと。欲しいものがあれば、お金が貯まるのを待つ。私は三河人だからなのか、とにかく借金は嫌いです。


洗脳とかマインドコントロールとか言うと、胡散臭いと感じる人もいるかもしれません。でも、現実をどう感じるかは認識、心の問題です。自分の認識を変えれば、たとえば「会社の業績が悪くて給料が下がる」という状況は同じでも、不安は減らせます。


お金に対する不安を克服するには、自分の不健全さを自覚することが大切です。「自分は自己信頼を失った不健全な状態にある。だから、お金に対する不安が湧いてきてしまうんだ」と思うだけでずいぶん楽になります。そのうえで、自分を洗脳し直します。「私はお金に対して自由だ」「必要なお金はちゃんと入ってくる」と毎日言い続けるんです。私もある先輩経営者にこれを勧められたときは半信半疑でしたが、やってみると効果があります。本当にお金に対する不安が消えていきます。


「お金がない」といっても、本当に1円も持っていない人はまずいないでしょう。「いますぐ、欲しいものを手に入れるだけのお金はない」だけです。ところが「いますぐ」という枕詞を取って、「お金がない」と簡単に口に出してしまう。「俺はお金に不自由している!」というマインドコントロールを自分に施しているようなものです。これを長年にわたって続けていれば、惰性が働いて自己信頼が弱まってしまうのは当然です。


石油を運ぶ巨大なタンカーがありますよね。長い距離を航行してきて、目的地が近づき、いざ入港というときには、数キロ前からスクリューを逆回転させなければ上手く停止できません。それくらい、長い時間続いた一定方向への動きを修正するのは難しいのです。


お金の不安をなくすためには、「滅多なことでは人は死なない」と知ることでしょう。私は1997年秋から99年夏ごろまでホームレス生活をしましたが、ちゃんと生き延びることができました。そればかりか、会社を立ち上げることもできました。いまは100円でハンバーガーが食べられる時代ですし、日本の水道水は安心して飲めます。清潔な公衆トイレは使い放題、図書館では無料で勉強できるのです。


クレーム内容が、お客様の勘違いであった場合、お客様と私たちで意見の食い違った点を一緒に考えてもらうようお願いします。お客様との対決を避け、問題をいったん外に置いて、客観的にしてから一緒に誤解を解いていく。決して難しいことではありません。


私のところまで上がってくるクレームは、担当者レベルで対応しても相手が納得せず、言うなればやり尽くして、どうにもならない段階のものです。それまでのプロセスで何か対応にまずい点があったからかもしれません。そのようなお気持ちにさせたことについてお詫びさせてください。と謝罪するようにしています。


きちんと対応することで「トラブルを解決できる」と思ってもらえれば、信頼感が生まれるきっかけになります。


クレームの相手が感情的になっている理由を謝意を表したうえで、「今回の問題では、どこを一番重要視されているのでしょう。よろしければご教授願います」と、率直に聞いてしまう手もあります。依頼者が激怒した理由が自分たちのミスにあれば、全力で最善の策を練り、ミスが起きた原因と具体的な改善策を挙げるべきです。


当社でも開業当初、ソフトに不具合が生じ、激怒したお客様のもとに駆け付けたことがあります。もう土下座ものですよ。正当なクレームなら、どうしたら怒りが解けるのかを考え、四の五の言わずに行動に移すことです。


最初のアイデアはひらめくもの。それを他社に説明するのはロジックの仕事。その間にあるものがデザインというわけです。


考えてみれば、経営者とはまず周囲に自らのビジョンを示すものでしょう。それを生むのはひらめきです。そして思い描いた全体図の細部を検討し、商品サービスに落としていくのがロジック。


デザインで色や形を組み合わせるのも、音を組み合わせて美しい和音を奏でるのも、事業を組み合わせて会社を経営するのも実は同じことではないでしょうか。


努力するにも方向性が大切です。いま思うと20代のころは、仕事のベースとなる人間力をつけるための努力が少し足りなかったのかもしれません。でも、そこで悩んだこと、感じたことが、会社を起こす起爆剤にもなりました。


私は、ビジネスのアイデアというのは、自分の生い立ちにあるものだと思うんです。ホームレス生活に入る前、会社の同僚とも、妻とも対話が少なかった。だからこそ、コミュニケーションの大切さを実感できました。ですから、これからはインターネット上で人々の知恵を結び付けたい、そのためにQ&Aサービスを始めたのです。


人間はお互い、問いと答えを投げ交わすことで、分かり合えるし、知恵も出せます。でも私は他人に対して問いを投げかけていなかったんです。そこで、「どんなことでも誰かに気軽に質問でき、それに詳しい人が丁寧に答えてくれたらいいな」という考えが芽生えました。そうした頭の中のイメージが、インターネットと結びついて現在の「Q&Aサイト」の構想につながりました。


20代のころは自分では努力しているつもりでも、それが空回って、人間関係が上手く築けませんでした。小学生のころある人に「あなたは将来いいことをする」と言われ、自分でも「人のためになることをしたい」と考えてきました。我が身を振り返ると、「人のためになること」が、逆に自分を縛っていたのかもしれません。つまり、自分のやることは「人のため」だから「いいこと」のはずだと、自分を常に正当化していた。そこの問題があったのではと。そのとき自分は、自分自身の答えばかりを求めて、周りに問うことをしてこなかったことに気づきました。


人はとても孤独で、自分しか自身を感じることができません。しかし他者との関係やコミュニケーションが自分の内面に働きかけるという面もあり、自分自身を成長させるには他人を鏡にして自分を鍛えていくしかありません。それはつまり「人のために何かをする」という行為が自分自身を改善していく行為になるのです。


ホームレスを体験して感じたことは、「助け合いの場を提供したい」と世界中の人たちが思わなければ、この世の中はよくならないということでした。世界を変えるには、助け合いの気持ちをお互いのコミュニケーションの中で育てていくしかありません。


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