倉田主税の名言 一覧

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倉田主税のプロフィール

倉田主税、くらた・ちから。日立製作所2代目社長・会長。福岡県出身、仙台高等工業学校(現:東北大学工学部)卒業後、日立製作所入社。終戦後、GHQにより公職追放された小平浪平の跡を継ぎ社長に就任。財団法人国産技術振興会を設立し日本産業界の成長に功績を残す

先人が遺した正しい道徳や人間の道を深く身につけ、さらに進んで新しい伝統を生み出していくことは、我々に課せられた義務であろう。


人は天下一品の使命といって、その人でなければ持ち合わせてない特性、あるいは才能がある。これを自由に発揮させる場をつくることが、経営者にとって最も必要なことだと思う。


わが社の製品はこのように優れているのだから、これを使用するのは当たり前である。売れないのは、非はむしろ需要者の側にあるといった思い上がった態度も、技術屋の側になくはなかった。これではいかに口先で経営を論じてもしょせんは机上の空論であり、企業を伸ばしていくことは不可能である。


人は「天下一品の使命」といって、その人でなければ持ち合わせていない特性、あるいは才能がある。これを自由に発揮させる場を作ることが、経営者にとって最も必要なことだと思う。【覚書き:日立製作所を発展させた中興の祖と言われる氏の人材登用、社員教育の哲学を語ったもの】


せっかく、わが国で開発した技術が、むしろ外国で発展するといった例さえ少なくない。これは自分の技術に真の自信を持たず、どこか劣っているのではないかという劣等感にとらわれているからではないかと思うのである。


私が企業の経営という仕事を通じて感ずることは、戦後の日本人が祖国愛という精神的バックボーンを喪失した結果、仕事の面においても自主性が欠如し、また一面、無意味な競争意識過剰に悩んでいることである。


政治的な意図より出た誤った愛国心の昂揚などは、避くべきものであることは、歴史の教えるところであるが、人間の本性に訴えた純粋な愛国心の昂揚は、忘れられるべきではない。


自分が生まれ、育まれた家庭を愛する心は全く自然の感情であり、麗しい心である。また自分が生を享(う)け、生活している郷土を愛し、国を愛するのは、これまた自然の心であり、理屈ではない。祖国を愛する心を持つ国民に満ちた国ほど将来の繁栄が約束されるものである。


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