依田平の名言 一覧

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依田平のプロフィール

依田平、よだ・たいら。日本の経営者。介護の「ケア21」社長。長野県出身。法政大学法学部卒業後、出版社「ぎょうせい」に入社。その後、ケア21を設立。業界に先だって従業員の待遇改善に取り組んだ。

人は、何歳になっても成長できます。65歳で終わりとは考えていません。


会社は、母親の胎内のような包み込む力を持った、安心できる存在でなければなりません。一度退職した社員も再び戻ってこられるくらいの懐の深さが必要です。


競争社会のなかで平等な部分をつくる。安定した労働環境の整備は、安心して働けることに繋がり、最終的には「ケアの質」の向上へ結びつくと信じています。


私は、65歳を過ぎてからも能力を伸ばすことができると信じています。会社ができることはその機会を与えることと、能力を伸ばすために必要な研修の仕組みを整備することです。


定年制の廃止は、働く側に、「いつ、自分は仕事を辞めるのか」を決める権限を与えることです。これまでなら、会社に決めてもらう人生が当たり前であったものを、自分で決める生き方の選択肢として提示することになります。自分の人生を自分で決める。その意思を持ったスタッフが一人でも多く生まれることに期待しています。


課長以上の役職者に対しては、役職の勇退制度などを適用し、65歳になったら新たに社内起業にチャレンジできるようなチャンスも提供していきたいと考えています。


新卒の社歴の浅いスタッフのなかには、定年制撤廃に対してモチベーションの向上につながるといった反応を示す者もいます。安定した職場づくりが求められている証しと言えるでしょう。


日本経済の行方といった大きなテーマで考えてみれば、いつまでも働くことができる、生きがいのある毎日が送れる環境を整えれば、年金に頼らない暮らしの実現も可能となる。社会保障の行方を案じる前に、いつまでも収入を得ることができる社会の実現に、寄与することも経営者としての責任ではないでしょうか。


定年で辞めなくてもいいとなると甘える社員も出てくるでしょう。でも、それでかまわないのです。甘えることができる会社が存在し、そのなかで優秀な社員の存在も際立ってくるはずです。


介護という仕事は、高齢者の自立した生活をサポートすることが軸になります。その仕事のなかでスタッフは高齢者に対して彼らの持っている可能性を信じて仕事に取り組んでいます。何もかも手助けするのではなく、日常の暮らしに寄り添うなかで、高齢者のできること、やりたいことに気づき、達成感が得られる楽しい毎日を形づくっていくのです。そんな仕事に取り組んでいるスタッフの可能性を年齢で区切ってしまうことはできません。働く側の可能性についても同じようにサポートしたい。


当社は、企業理念のなかで「人間の尊厳の尊重」を掲げ、人を大事にして、人を育てることを重んじています。今回の定年制廃止は、スタッフの人権を守り、年齢によって働く意思や能力を限定しないという考え方にのっとっているのです。


定年制廃止の実施を決めました。高齢者雇用安定法によって65歳まで定年を延長することが義務づけられていますが、少子高齢社会において、何歳まで定年を延長するかという議論はふさわしくないように感じていました。定年制は、年齢を口実にした首切りと変わらないとさえ思っています。


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