佐藤達雄の名言 一覧

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佐藤達雄のプロフィール

佐藤達雄、さとう・たつお。日本の経営者。都内で都市型食品スーパーを展開するオオゼキの創業者。30歳で乾物主体の小売店大関食料品店を創業。以後、スーパーマーケットに業態を変化させ、地域密着型の展開を行う。同社を大きく成長させ、上場させた経営者。

実践を伴わないスローガンを掲げることなら誰でもできます。単なるスローガンに終わらせないためには、店頭でお客様とじかに接する現場の社員が、経営理念をきちんと実践していなければなりません。現場の社員に実践させるには、まず経営者自身が実践したうえで、社員に実践させる仕組みを構築する必要があります。


お客様はあちこちの店を見て歩いているので、本当によくご存知です。そのお客様の要望を肌身に感じている者が仕入れや販売の権限を持つのは極めて自然なことでしょう。


当社がPOS(販売時点情報管理)システムを導入したのは1978年。日本の小売業ではうちが初めてです。売れ筋を把握するといった本来の目的以外に、導入を急いだ理由がもう一つありました。それは、レシートを見れば、自分が買った商品と値段がすぐ確認できるということです。当時は実に画期的なことだったんです。


当社は99年に株式公開を果たし、2003年2月期の売上高は約460億円になります。最近、しみじみと考えるのは、小商圏でお客様に喜んでいただく方法は、1957年に乾物屋を始めた時から何も変わっていないということです。まず現場に出て、顧客とじかに接する。結果は後からついてきます。それが私の原点です。


業界では異例のことですが、当社の正社員比率は8割に達します。自分の店、自分の売り場は自分で守っていくという強い思いがあるから、創意工夫も生まれる。単位面積当たりの売上で、常に業界ナンバーワンの地位を保てるのも個店主義をベースとした地域密着を実践しているからです。


地域密着も口で言うのは簡単です。しかし、個店重視という裏付けがなければ、地域密着は不完全なものに終わるでしょう。考えてもみてください。たくさん仕入れたからこれを売れなどと、本部が各店舗の現状を無視して号令を下して、本当の地域密着が実現するでしょうか。プロの意識を持った売場責任者に、仕入れから販売まですべてを任せる。これがオオゼキの基本です。


オオゼキのお客様第一主義の典型的な事例にキャッシュバックカードがあります。お買い上げ金額の一定割合を月に一回、現金で還元するシステムです。カードを導入する以前は、レシートを一ヶ月分持ってきていただいて、手計算で現金をお渡ししていましたが、基本的な考え方は変わっていません。景品やポイントよりも現金でというところが特徴ですね。現金なら、お客様は自由に使えます。


「お客様第一主義」「個店主義」「地域密着主義」。当社はこの三つのキーワードを経営理念として掲げてきました。一見すると、当たり前のことのように思えるかもしれません。「うちの会社だって同じような理念を掲げている」とおっしゃる方もいるでしょう。それでは、その理念は実践されているのでしょうか。


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